ブッダはなぜ出家したのか.私の想像を書いてみます.
ブッダ(ゴータマ=シッダルタ)はヒマラヤの麓の小国の王子として産まれました.ブッダはあるとき次のようなことに気づいたのではないかと思います.
「私は物質的には何一つ不自由ない生活を送っている.しかし,私の心には苦があり,それは生・老・病・死という問題が関わっていると思う.ところで,世間の人々は私を敬い,私を羨み,私のような財産,名誉,地位を欲しがり,日々を過ごしているように見える.そして,彼らは私と同じように,生・老・病・死という問題に関わる苦を抱えており,その苦から逃れようと日々を過ごしているようだ.そうすると,世間の人々は私と同じ問題を抱えているのに,私のようになれば苦から逃れられると勘違いしていることになる.では,世間の人々と私が同じように抱えているこの生・老・病・死にまつわる苦はいったいどうすれば解消できるのか.その答は,少なくとも世間に身を置いていては見つからないように思える.」
こんなことを思って,ブッダは出家したのではないかと思います.
- 作者: 中村元
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1958/01/01
- メディア: 文庫
- 購入: 23人 クリック: 170回
- この商品を含むブログ (136件) を見る