まず,下の図のような斜辺の長さが1の直角三角形を考えます.

この直角三角形に,次の図のように補助線を引いていきます.そして,斜辺が分割されることで現れる線分を順に ,底辺が分割されることで現れる線分を順に
,底辺に垂直な線分を順に
,斜辺に垂直な線分を順に
とそれぞれおきます.

ここで, (ただし,
は自然数)の長さを求めます.そのために,下の図のように一番大きな直角三角形と相似な直角三角形を次々と考えます.

まず, の長さを求めます.斜辺の長さが
の直角三角形に着目すると,
になります.
次に, の長さを求めます.斜辺の長さが
の直角三角形に着目すると,
になります.以下同様に,着目する直角三角形を変えて各線分の長さを求めていくと, はそれぞれ次のように表せます.
そして,各線分の長さを無限数列とみて,まず無限数列 について無限級数を考えると,
ここで,上式の右辺は初項 ,公比
の無限等比級数であり,
より
であるから,無限等比級数の和の公式より,
となり,一番大きな直角三角形の斜辺の長さを1と置いたこととも一致します.
また,無限数列 それぞれについて無限級数を考えると,
となります.
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