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9月の読書まとめ

70+漫画36

2011-12年度の国内ミステリだと十指に入る面白さ。
プロ入りを有望視される高校球児の主人公は、ある日、死体を埋める怪しい男と遭遇する……という出だしからはとても想像つかない暗黒青春ノワール
オフビートというかことごとく関節と典型を外されていく快楽。一言でいえば「高校球児がノワールする」という、それだけで無二感がすごいけど、更に天才お兄ちゃん大好きヤンデレ妹とか、主人公の犯罪をネタにレギュラーポジション(しかもエースである主人公に対してキャッチャー)を要求するクズチームメイトとか、プロ野球球団から有望投手の主人公へ与えられる栄養費を脅迫しつつ中抜きするクソ監督とかで暗鬱を倍プッシュしていくるかんじが、なんかもう、清く正しく爽やかにをキャッチコピーにしてる高野連に訴えたら即発禁になってもおかしくない。主人公とその師匠の行動原理がかなり頭悪いというか、それ合理的通り越して単なる猪武者やろ、みたいなところもポイント高い。リアリティとかクソや。

ぼくの場合、ラファティはアイディアと文体の快楽だけで読まされている。でもそれがすべてでもいいんじゃないかな、と思う。

忍法帖月間と称しても差し支えないくらいに忍法帖マイブームに火がついた。中でも『忍びの卍』は白眉。出てくる忍者の数は忍法帖でもミニマムだけど、そのぶんキャラが濃ゆく濃ゆく書かれていて、中でも自らを忍術の実験台と称してとことん無茶な行動を重ねる筏の研究心は作者の忍法帖シリーズに対する態度そのままでもある。
そして圧巻のラスト。

純文学に笑いを求める必要なんてどこにもないのだが、しかし木下古栗は書くのだからしょうがない。笑ってしまう。笑うたら負けよ。

渡米した日本人移民の一族がなぜかアメリカ政府に目をつけられてありとあらゆる陰謀により抹殺されていく。
戦時中に書かれたいわゆる翼賛文学なのだけれど、これは異質というか、異様。敗戦を予言していた部分もあって、久生十蘭という作家の底しれなさを伺わせる。

トビネズミかわいいかわいいと十六度ほど繰り返したのちに襲ってくる哀愁。

トビネズミもだけど、こういう読後に一抹の寂しさが余韻として残る感じの短編が大好きです。

大好きです。

性格が極端によじれている人のかく世界が大成功をおさめた好例。

上野動物園にいけば二十倍くらい面白くなる。

シグルイのノリで『覚悟』をやるとどうなるか。答え、ギャグ成分が抜け、純粋な暴力と耽美だけを駆使して山口は狂う。

生きていればいいことがある、の実例。復刊自体も、お話も、ですよ?




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