序
炎草水の三竦みは元素(及び人格)はお互い同士で干渉するという発想の着火点であるように思われる。すると元素人格論の構想の根底には三角形、タイプの三竦みが深く関わっていることになる。本稿はこの三角関係を基礎として元素人格論に確固たる論理的基盤を与え、この理論が客観的正当性を持つことを証明する試みである。
三竦みと元素人格論
2タイプ間の有利不利の定義
「タイプXがタイプYに有利である」を「タイプXの技でタイプYのみを持つポケモンを攻撃した場合、そのダメージ倍率は×2であり、かつタイプYの技でタイプXのみを持つポケモンを攻撃した場合、そのダメージ倍率は×0.5または×0である」と定義し、これを「X→Y」と書く。
三竦みの定義と一覧
X→Y→Z→Xという関係にある3タイプX,Y,Zを「三竦みの関係にある」と定義する。このような三竦みを全て数え上げると以下の5つがあることが分かる。
地毒草・草水炎・炎鋼岩・岩飛格・格悪超
三竦み同士の関係
上記5つの三竦みを見ると、5つの三竦みがタイプを一つ共有することで一直線に並んでいることが分かるだろう。これを図にすると以下のようになる。

なんと美しいことに!、この5つの三竦みは隣り合う三竦み同士がそれぞれ1つのタイプを共有し、他の三竦みと1つしかタイプを共有しない2つの三竦みが、2つのタイプを共有する3つの三竦みに仲介されて連結されるのである。タイプ相性には一見何の規則性もないように見えるが、三竦みに注目して考えてみるとこれほどまでに整然とした体系を見出すことができるのである。これはもう明らかにゲーフリは元素人格論に基づいてタイプ相性を考えたとしかいいようがない。
元素人格論による解釈
ここで我々が元素と人格を区別する際によく用いる元素の三角形(炎草水)と人格の三角形(悪超格)に注目されたい。悪超格は一番右に、炎草水は左から2番目に位置することが分かるだろう。このことから図1において左に位置するほど元素であり、右に位置するほど人格であるとするのが妥当だと思われる。すなわち、最も元素性が高い三竦みとして地毒草があり、最も人格性が高い三竦みとして悪超格があって、その間が草水炎・炎鋼岩・岩飛格によって仲介されることによって、タイプ体型が構成されていると考えるわけである。従って図1に現れるタイプは他のタイプより基礎的なものであると考えねばならない。これらはタイプ体型の骨格を成すものである。
元素人格指数
三竦みの元素人格指数
ここで元素人格指数という概念を導入したいと思う。これはその数値が小さいほど元素性が高く、大きいほど人格性が高いというものである。5つの三竦みの元素人格指数を以下のように定義する。
地毒草:1 草水炎:2 炎鋼岩:3 岩飛格:4 格悪超:5
三竦みを構成するタイプの元素人格指数
次に図1に現れるタイプの元素人格指数を以下のように定義する。
・Xの元素人格指数=すべての【Xを含む三竦み】の元素人格指数の合計÷【Xを含む三竦み】の個数
(Xは図1に現れるタイプ)
下図は図1に元素人格指数を書き加えたものである。

その他のタイプの元素人格指数
「XはYと干渉する」を「X→YまたはY→X」と定義し、図2に現れないタイプの元素人格指数を以下のように定義する。
・Xの元素人格指数=すべての【Xと干渉するタイプ】の元素人格指数の合計÷【Xと干渉するタイプ】の個数
(Xは図2に現れないタイプ)
下図は残りのタイプとその元素人格指数を図2に書き加えたものである。

※妖・竜の元素人格指数については以下のように求めた。
妖の元素人格指数をxとする。このとき竜の元素人格指数もxとなる。したがって
x=(1+3+4.5+5+x)÷5 ∴x=3.375
各タイプの元素人格指数
ここまでですべてのタイプの元素人格指数が求められた。この数値が小さいほどそのタイプは元素であり、大きいほど人格である。これを以下にまとめる。(三竦みを構成するタイプには下線を引いた)
5:悪超霊
4.5:格
4:飛
3.5:岩
3.375:妖竜
3:鋼
2.75:氷
2.6:虫
2.5:炎電
2:水
1.5:草
1:毒地
※ノーマルはどのタイプとも干渉しないので元素人格指数を定義できない。ノーマルは何の属性も持たない無限定のタイプだと思われる。