前回:『林の本質について』第一話「風林火山賢者、現る!」 - 純正受けル批判 (hatenablog.com)
大勢の生徒たちの前で、風林火山賢者とクラベル校長は話し始めた。
賢者「久しぶりじゃのう、嗚呼我が友クラベルよ、若かりし時は其方と共に日々理論の研究に励んだものだ。今こうして再び相見えた事嬉しく思うぞ」
クラベル「私も嬉しく思います、世に聞く大賢者殿よ、幼き頃より貴殿は才覚の溢れること著しかったゆえ当時よりその道を究めること違いなしとは確信してはいたものを、よもやかくまでの高みへと至るとは」
賢者「さようにして、嗚呼古くからの友よ、機嫌を取ろうとする必要などない、儂と其方の仲ではないか。今は幼き日に帰り、かつての様に真心から語らおうではないか、それこそ理論のことなどをな。せっかく若き者共がかくも多く集まっておるのだ、彼らも交えて議論するというのは賢明な人の考えだと思わぬか」
クラベル「さように、私の最も偉大な友よ、私には思われます。彼らにとってはその道究めし賢者との経験は大いなる糧となりましょう。」
こうしてクラベルは生徒たちの方を向くと「学生諸君!」校長は言った「諸君らの中で、林について我知るなりと自負する者はおらぬか」「ハッサムは、林です。なぜなら、弱いからです。」ouncer(※2)が答えて言った。続けてパム(※3)が言った「ドヒドイデも林だと思います。またチオンジェンも数値は高いですが、やはりやっていることは林だと思います。」「よくぞ言った、聡明なる若き者どもよ」賢者は言った「若き日より理論に触れ思考を育むことのなんと殊勝なことか。しかしながら諸君らが今しがた言ってくれた林は、はるか昔神々の時代を生きた伝説の理論家、我々が追い求めるところのかの理論の提唱者であるところの者が、これ林なりと言われた記録の残っている林ではないようである。勿論そのように記録によって林であることが明らかとされたポケモンだけが林であるという訳ではないという事には、諸君らにも十分気を払ってもらいたいのであるが」
すると人ごみの後方から何者かの声が聞こえてくる
きてふわ「かの理論の祖によって林であることが明らかにされたポケモンは、立てこもるヌメルゴン、ウォッシュロトム、サーフゴー、ガオガエン、アーマーガーです。」
一同「.......................................???!?!?!!!!!!!!!!!!」
きてふわ「例えばかの祖の言葉として伝わっているものに『誰かが言った/ガオガエンアマガばかりを使い魂まで林になり果てた死神/林死神(はやしにがみ)がいると/世はグルメじだーい/未知なる味を求めて探求するじだーい(※4)』というものがあります。このことからガオガエンとアーマーガアが林であることはどんなことよりも明白でしょう。」
賢者「これは驚いたぞ、類稀なる才覚持つ者よ、かの理論にかくまで精通しておるとは。我が友クラベルよ、其方の学園には優れた論者が育っているらしいな」
きてふわは入学してからの20年間、本当に何もせず過ごしていたわけではない。彼はこの20年間授業には出ず日々理論の研究に励み、各地の書庫に眠る古文書をあさっては、かの理論の真なる姿にまた一歩接近しようと努めていたのである。いまやきてふわは理論においては学園広しと雖も並び立つものまた無しと言わんばかりの博学となっていたのだ。
続く
※2,3:共にきてふわの学友。アカデミーではそこそこ成績がいい。
※4:文中の「/」は原文では改行されていることを示す