前説

どうもこんばんは。ウェイン・ラピエール(全米ライフル協会副会長)です。
今回は恒例の年間ベストアルバムの発表でございます。今年はさらに増やして65枚+おまけ1枚=計66枚を選んでおります。
毎年ミニアルバムは除外してたんだけど、コンテンツの単位として1時間近くあるフルアルバムが時代にそぐわなくなってるのはご存知の通り。
なので、今年はミニアルバムも思い切って入れてみた。
それと去年の反省を踏まえて、66位から1位までを一気に紹介します。
じゃぁ、もう早速始めます。ワーン、ツー、ワン、ツー、スリー、フォー!
【イメージ映像】
DOA: DEAD OR ALIVE (Japan; 1999) Trailer ...
ランキング
【No.66】
【No.65】
https://itunes.apple.com/jp/album/a-lick-and-a-promise/id699090755?uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
Silver Sun - Pariah - YouTube
【No.64】
【NO.63】
【NO.62】
【NO.61】
【No.60】
【NO.59】
Foals - My Number (Official Video) - YouTube
【NO.58】
泉まくら『東京近郊路線図』 pro.Sugar's Campaign - YouTube
【NO.57】
【NO.56】
【NO.55】
【No.54】
【No.53】
【No.52】
【NO.51】
The Mirraz - スーパーフレア - YouTube
【NO.50】
【No.49】
COMEBACK MY DAUGHTERS / Alone in the dark - YouTube
【No.48】
【No.47】
【No.46】
【No.45】
【No.44】
【No.43】
【No.42】
【NO.41】
【No.40】
【No.39】
【No.38】
【No.37】
【No.36】
【No.35】
【No.34】
【No.33】
【No.32】
【No.31】
【No.30】
【No.29】
【No.28】
【No.27】
【No.26】
【No.25】
【No.24】
【No.23】
【No.22】
Farewell Fighter - "Epitaph" (OFFICIAL MUSIC VIDEO) - YouTube【No.21】
【No.20】
【No.19】
【No.18】
【No.17】
【No.16】
【No.15】
【No.14】
【No.13】
【No.12】
【No.11】
【No.10】
【No.9】
【No.8】
【No.7】
【No.6】
【No.5】
【No.4】
【No.3】
【No.2】
【No.1】
解説
という訳で、1位はももクロでした。
結局は僕の主観でしかないんだけど、以前アイドルポップ総括で書いたことは一つの基準になってる。ポップだけど攻めてること。さらに批評的であること。そんな音楽を特にフックアップしたいと思いながら選んだ(影響力ないクセに)。
んで、その頂点は間違いなく「5TH DIMENSION」だった。
このアルバムは、歌謡曲、EDM、UKロック、ヒップホップ、シンフォニックメタル、パワーポップまで雑食にジャンルを横断しながら、あくまでポップソングとして鳴らす批評的なアルバムだ。また、ビートルズ、パブリック・エネミー、サディスティックミカ・バンドらの影響を感じさせる点では洋楽・邦楽・時代に関係なく幅広い参照点がある。
つまり、「5TH DIMENSION」は国や時代やジャンルを超えた様々な音楽と接続できる”ハブ”のようなアルバムだ。そこを僕は一番評価した。
昨年、OKAMOTO’Sのコウキが問題提起したように日本の特にギターロックバンドの参照点が”00年代以降の邦楽”という狭い範囲で収束するようになってきてる。同じことをミイラズは歌詞で言ってる(ここがミイラズを信頼できる所以)。
ロックを含む”ポップソング”の在り方は時代と共に移り変わっていくものなので、そうした流れ自体を全否定するつもりはない。
いつだって、若者が支持する音楽こそが正しい。
でも、この状況が進むことによって失うモノ”も”あると思ってる。
例えば、問題提起したOKAMOTO’Sみたいなバンドは浮上し難くなるかもしれない(実際、今だって売れてる訳ではない)。解散しやがったCigavettesとかもそう。
この問題は作り手側だけでなく、リスナーにも当然波及する。そうすると、幅広い参照点を持った音楽が正当な評価を受けなくなっていく可能性は否定できない。
例えば、The La'sを知らなくてもCigavettesを好きになることはできる。でも、知ってればさらに踏み込んで音楽性を”解釈”する余地が出てくる。
このままだとそうした土壌はシュリンクしていく。これは権威主義的な文脈で言ってる訳ではなく、少なくとも映画とか美術とか他のカルチャーでは参照点を読み込んだ上での楽しみ方が確実にある。
逆に言えば、参照点が見えにくい音楽はリスナーが解釈する余地も少ない。そうなると、身体性や快楽へダイレクトに訴える方向に行きがちになる。
それが最近話題になってるJ−POPの高速化や高密度化=ガラパゴス化が起きる要因の一つなのでは?というが僕の仮説。
そもそも狭い範囲で参照を繰り返していけば、必然的に似たような音楽が増えていく可能性は十分考えられる。
歌メロこそ違えどリズムが凄く似てるみたいな状況は既にKANA-BOON、グドモニ、KEYTALKなんかの四つ打ちダンスロックを聴くと感じてしまう。
まぁ、これは僕が老害なだけの可能性も否定できないけど…。
いずれにせよ、参照点が狭い範囲で収束していくと、音楽の楽しみ方も含めて画一的になっていくことを危惧してしまう。
ここで逆に考えてみる。じゃぁ、参照点となる音楽が広がると何か良いことでもあるのか?と。
それは音楽シーンに多様性が生まれることに尽きる。そりゃ当たり前の話だ。料理を作る時に材料が多いほど、いろんなメニューが作れるって話と似てる訳で。
んで、その楽しさは日本でも現在進行形のアイドルシーンで実証済みだ。60年代・70年代のサイケやプログレの影響が強いベルハーが注目されるなんて、多様性のあるアイドルシーンの象徴とも言える。
あと、復権の兆しが見えつつある今のUKロックシーンも然り。SULKのマッドチェスター、TEMPLESの60年代ポップ、SWIM DEEPの90年代ブリットポップ・USオルタナみたいに、いろんな時代の参照点を持った若手バンドが出てきてる。あるいは、Peaceみたいに曲ごとに参照点となる時代を変えるバンドもいて、とても多様性のあるシーンが形成されている。
どの時代のどんなジャンルの音楽だろうが、iTunesの中ではフラットでしかないっていうデジタルネイティブな価値観が反映されてる。
「5TH DIMENSION」は僕が2013年に聴いた中で最も音楽的な多様性に溢れたアルバムだった。そして、その多様性は上述したように国・時代・ジャンルを超えた音楽へと接続できるハブとなる。だから、迷うことなく1位にした。
やべ、いろんなアルバムに触れようと思ってたのに「5TH DIMENSION」だけで字数使いすぎた…。あとは適当にググってください(投げやり)。
ホントはまだいろいろと解説したいので、次回に少し補足しようかと思います。
