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2025秋の京都紅葉散策 七所巡礼

去年はほぼ行かなかったが、今年は新規開拓できたので紹介していこう。紹介順は時系列順になっている。

一昨年までの記事はこちら。たくさん巡っているおかげか、友人からは参考になるという声をいただいている。この記事もあわせて4つ記事を見ればそれだけで約70スポットの情報を手に入れることができるぞ。

本編

無鄰菴

  • 訪問:11/21 14時00分頃
  • 拝観料:紅葉シーズン入場1500円、庭園カフェ1200円(ただし京都市キャンパス文化パートナーズ制度に入っている学生は入場100円)

ここも気になっていた庭園。南禅寺界隈の別荘群のなかで唯一通年公開しているが、なかなかこれまで機会がなかった。インターネットでの予約制で、先にクレジットカード等で料金を払っておく形式。京都在住の大学生なら京都市キャンパス文化パートナーズ制度なるものに登録しておけば100円で入場できる。せっかくなのでお茶菓子をつけたが、それでも通常の入場料からお釣りがくる。

入り口で受付をすませると、京都の傑作日本庭園と書かれた庭園の見かためぐりかたパンフレットをもらうことになる(名勝ということになっている)。靴を脱いで母屋に入るわけだが、そこから庭園のガイドを聞くことになる。ここは山縣有朋がつくった別邸で、山縣有朋のこだわりがつまった庭らしい。たとえば、床には苔ではなく芝生を張る(とはいえ京都の気候のせいで勝手に苔が生えてきた)とか、水の流れをつくる(琵琶湖疏水を引き入れる)こととか、東山を庭の主役に添える(遠近法を取り入れており、奥に行くほどすぼんだような土地形状になっている)とか。

敷地の端に洋館があり、入ってみると1階には庭園の説明や疏水ネットワークの説明がある。2階へ行くと、ここで無鄰菴会議なるものが行われたとか説明がある(日露戦争開戦直前の日本の外交方針を決めたものらしい)。山縣家からの寄贈品とかが置いてある。

無鄰菴庭園

抹茶とお菓子 どら焼きを選択

無鄰菴会議

疏水ネットワーク

栄摂院(金戒光明寺塔頭

  • 訪問:11/22 14時頃
  • 拝観料:なし

近所を散歩していたら空いていたので入ってみた。通常非公開で、秋にしか拝観できないらしい。

コンパクトな庭園だが、地面の苔と紅葉のコントラスト、そしてその中に佇む仏像が良い。

休日だったせいかかなり人が多かったが、人が少なければしばらく座って眺めていたい。個人的にはかなり気に入った庭園である。

栄摂院

赤山禅院

  • 訪問:11/23 14時頃
  • 拝観料:なし

徒歩マニアになったおかげで駐輪場あったっけ問題が克服されたので無事に到達できた。しかし境内には駐輪できそうなスペースが存在したので無用の心配だったようだ。

エリアが近いだけあって雰囲気は鷺森神社のようだった。

都七福神のひとつで、福禄寿がいるということになっている。福と禄と寿の神だそうだ。

赤山禅院

赤山禅院の参道

蓮華寺

  • 訪問:11/23 14時30分頃
  • 拝観料:500円

昔紅葉でないシーズンに来たことがあり、その時は人も少なく静かだったが、さすがに紅葉シーズンともなれば話は変わってくる。500円を払うと写真撮影は入り口のエリアと建物から庭を向いたところだけだと注意を受けた。ツアー客と時間がかぶってしまったこともあり庭園に面した建物(書院?)内には多くの人が座っていた。ツアー客向けか、蓮華寺のお坊さんが庭園についての解説をしつつ説法していた。説法の内容は「拝観」という言葉の意味についてだった。これを書いているのはここを訪問してから半月以上立っているのでほとんど忘れてしまったのだが、ただ見てきれいやな〜とか撮影したいから訪問するというのではなくて、お参り的な気持ちを忘れないだとか、この庭では何故このような石の配置がされているのか、みたいな意図みたいなものも考えてみよう的な話だった記憶がある。

拝観したので庭の意図を非常に簡単に紹介することにしよう。建物からみえる池泉式回遊庭園は鶴亀の庭といわれ、石川丈山作の名庭とされている。その名前の通り鶴や亀に見立てた石などがあり、不老長寿を意味し縁起が良い。向こう岸には極楽浄土をイメージしているそうだ。

紅葉の観点でいえば、庭園よりも入口付近の方が赤々となっていた。

庭方面

鳥居

実相院

  • 訪問:11/23 15時30分頃
  • 拝観料:500円

岩倉地区まではるばるやってきた。京都駅からは遠いしあまり人もいないんじゃないかと思っていたら、2つのツアー客とバッティングして大混雑だった。紅葉時期にはまだ早かったのか、有名な床もみじはまだ緑色だった(庭園以外撮影禁止)。

こころのお庭

山水庭園

妙顕寺

  • 訪問:12/02 18時頃
  • 拝観料:800円(夜間)

去年も実は訪問していたが工事中な箇所があり今年も訪問(参考: 去年は2024/12/08 19時30分頃)。烏丸今出川付近にある。ライトアップなどかなり力が入っているように思えるのだが、有名ではないのか人が少なくゆっくり拝観できる。まず建物に入ってから見ることになるのが四海唱導の庭だと思う。去年は孟宗竹の坪庭が工事中だった。光琳曲水の庭。尾形光琳にゆかりがあるとのことだが、尾形光琳っぽいのだろうか。抱一曲水の庭では水琴窟に水を垂らして音を楽しむことができる。

四海唱導の庭

光琳曲水の庭

孟宗竹の坪庭

抱一曲水の庭

大本堂から

アート作品?

建仁寺

  • 訪問:12/07 16時頃
  • 拝観料:800円

個人的には散歩してここを通過する時間はたいてい夜だったため、ついに拝観できたかといったところ。

入口付近には俵屋宗達風神雷神図屏風…かと思いきやその高精細複製品が展示してある。これに限らず、いろいろ複製画が多く展示してあり面白い。個人的には海北友松の襖絵が刺さった。

法堂の天井には双龍図が描かれている。建立800年記念で2002年に描かれたものらしい。

3つほど有名な庭園があるが、いずれもわりかし最近作られたもの。方丈前庭はいい感じの枯山水。〇△□乃庭は宇宙の根源的形態を示すらしい。

紅葉がみられるのは潮音庭。どの四方から見てもいい感じ。

風神雷神図屏風

雲龍

法堂

方丈前庭

〇△□乃庭 手前が△ 木のところが〇 奥に□

潮音庭

潮音庭

番外編

紅葉ではないが、秋の特別公開されていたスポットとして、月の庭に訪れた。

訪問日の清水寺からの夕暮れ 人が多すぎる

清水寺成就院庭園(月の庭)

  • 訪問:12/07 18時頃
  • 拝観料:600円

ありえない数の人がいる坂をのぼりきり、清水寺のチケット売り場から人の流れに乗って真っ直ぐ行かず、誰も行かない左に曲がると成就院に辿り着く。雪月花の三庭苑として名前のあるうちの一つに数えられており、国指定の名勝になっているわけだが、注目度は低いのか清水寺の喧騒が嘘のように静かで、自分が訪れた時はほとんど人はいなかった。普段は公開されていないが、毎年秋の2週間ほどだけ拝観できる。毎年行こうと思って忘れていたが、今年は公開最終日の夜になんとか行くことができた。建物に入り広間を抜けてそのまま縁側へ座るよう案内されると、お坊さんから庭の紹介を受ける。

撮影は禁止ということになっているので写真等はない(個人庭園みたいな感じだかららしい)。月の庭はその名前の通りか月の光で見る庭ということだそうだ。ちょうど夜なのもあり月の光に照らされているが、それよりはライトアップの光の方が強かったかもしれない。敷地は狭いが、遠近法を活用して、敷地外に小さい灯籠を置くことで広く見せ、後ろの東山をいい感じに借景している。あとはていねいに石の説明を受けるなどする。亀と鶴のモチーフな石の配置とか、扇形の池だとかで縁起が良く、福をたくさん持ち帰ってくださいとのことだった。また、特徴的な誰が袖手水鉢は、左右の「袖」から水が落ちる音が楽しめるとか。

この秋は庭園の説明を無鄰菴、蓮華寺、そして月の庭の3つで庭園の解説を受けたわけだが、なんとなく共通点が見えてきた。これらの庭園はいずれも奥の東山や比叡山を借景するようにつくられていて、しばしば遠近法を活用する、蓮華寺と月の庭はどちらも鶴や亀など長寿や福に願いをこめている、など。話を聞くと意図がわかって面白い。他の日本庭園にも行ってみて(行ったところでも後で解説を読んでみるなどして)解像度を上げたいものだ。

まとめ

個人的おすすめ・感想

今回行った中だと栄摂院はかなりよかったと思う。真如堂から南に下って金戒光明寺方面に抜けるところで立ち寄れるので、機会があればぜひ訪れて欲しい。また、建仁寺もかなりよかった。美術品バフかもしれない。庭園解説のあった無鄰菴は興味深かった。

来年以降の宿題

目をつけているなかで未訪問なのは以下のスポット(だいたい地区別)。

こう見ると意外と嵐山地区再訪の機運が高まっている。面白い庭園も探していきたい。

google mapで訪問済京都の神社仏閣を思い出した時に編集しているが、気まぐれな管理にもかかわらず100の大台を突破しており、開拓も進んできたと感じる。来年もどこか行くぞ〜




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