研究室の同期や後輩との話で大阪万博に行ってみよう、ということになり、今週の火曜日(2025/04/24)に行ってきた。京都に住んでいるということもあり、比較的気軽に行きやすいというのもある。どのような感じだったか簡単にレポートしておこう。(普通に日記である。)
当日まで
基本的な万博の行き方については色々なところにあるだろうが、自分がとったフローについて簡単にメモしておく。万博に行くために必要となりうる3つの予約について以下では説明する。
来場予約
万博に行くには、まずはチケットの購入と来場予約が(基本的には)必要である。これは公式サイトから行う。自分の場合は数日前にしておいた。とりあえず平日1日券を購入した。
シャトルバスの予約
来場手段には複数あるが、地下鉄で夢洲駅まで行くのは混雑すると予想した。そこで、地下鉄以外のルートを調べることになる。というわけで自分の場合には桜島駅からのシャトルバスの利用を選択した。桜島発着のシャトルバスは多くの時間帯で5分間隔で複数台が発着しており、容量が大きそうだと予想した。(なお、自分の場合には、主には京阪電車を利用して大阪府へ進入するため、適当な地点で万博会場行きのバスに乗り換えるという戦略も考えられ、有望そうな選択肢のひとつとして京阪中之島発着のシャトルバスも存在した。良さそうに見えたが、1時間に1本と本数が少ない。ちなみに、他の大阪駅やなんば駅からのバスも考えられなくもないが、こちらも1時間に1本である。)
桜島発着シャトルバスの利用は、予約なしでも良いとのことではあったが、8-10時の時間帯は予約優先といった記述を見かけたので、数日前に念の為予約を行った。ただし予約にはKANSAI MAASが必要となる。片道350円である。
パビリオンの予約
多くのパビリオンのうちいくつかは、その建物に入るために予約が必要である。今回は入場前にはパビリオンの予約は行わず、基本自由入場が可能なパビリオンのみを巡った。ただし、関西館だけは入場後に予約を入れた。
到着まで
タイムライン
この日は7時に銀閣寺付近の自宅で起床し、7時50分頃に家を出た。銀閣寺道→出町柳駅前で市バス203系統を利用した。わざわざバスを利用したのは出町柳駅8時集合だったためである。7系統が来ると思っていたが、どうやらバスが遅延していたようである。おかげで出町柳駅前に思ったよりはやく到着できた。
改札前には、今回一緒に行った研究室同期ひとりがすでに到着していた。あとから後輩2人も来た。今回は自分も入れてこの4人で巡ることになる。
自分がトイレに行ったりしていたら直近の特急は逃したので8:18発の淀屋橋行き特急に乗って京橋で下車。乗り換え猶予が10分あったはずだが、6分くらい遅延したために、JRへの乗り換えがギリギリになった。
大阪環状線(ゆめ咲線直通)に乗り換える。ゆめ咲線に入って乗客全員万博行く人たちなのかなあと思っていたら、8割方ユニバーサルシティで下車していったのには驚いた。みんなUSJだった。空席が目立つ状態で桜島駅に到着する。

電車から降りると左側にホームを歩いていくと臨時改札口が存在する。そこを出て係員の誘導に従い右方向へ歩いていく。ひとつ横断歩道を渡れば、シャトルバス乗り場である。なお、桜島駅のメインの利用客はUSJの従業員だと聞いたことがあったが、シャトルバス乗り場に向かう途中に存在した従業員向け出入り口にかなりの人数が吸い込まれており驚いた。
シャトルバスに乗る前には清算ゲートがあるが、自分はKANSAI MAASで予約していたためその画面を提示して通過した。このアプリQRコードとかではなくて、画面に表示されている時間が動いていることを係員が確認することで正しく購入していることを判定をしている(従ってスクショ提示は不可)ようで、そういうシステムなのか…と思った。函館市電の1日乗車券とシステムが似ている。
シャトルバスの乗車時間は15分程度である。途中でハコモノ事業の豪華なゴミ処理場とか咲洲コスモタワーとかが見えるな〜となるが、気づくと国旗とかあのリング大屋根が見えてくる。

バスを下車すると西ゲートはすぐである。10時台入場はこちらです〜の声の方へ進む。入場口は飛行機の保安検査場そのものであり、ポケットの中身やカバン内の電子機器をすべて出してトレイに入れ、また、持ち込みペットボトルのチェックも行われた。ここで少し並ぶことになったが、そこまで並ぶこともなく通過することになる。保安検査場を抜け、入場チケットであるQRコードをタッチする機械にかざす。ここのQRコードは事前にスクショしておいたものでもよい。
万博会場
タイムライン(時間はだいたい)
- 10:20 入場
- 10:30 オフィシャルストア
- 10:50 バングラデシュ
- 11:10 セルビア(食事購入)
- 11:25 コモンズD入場
- 12:55 コモンズD出場
- 13:00 いのちパーク
- 13:30 チキンラップを食べる
- 13:50 UAE
- 14:05 ロボット&モビリティステーション
- 14:15 フェスティバルステーション
- 14:30 フィリピン(10分並んで14:40入場)
- 14:55 マレーシア
- 15:30 関西パビリオン入場
- 16:35 関西パビリオン出場
- 16:45 マレーシア(食事購入)
- 16:55 食事
- 17:20 大阪ヘルスケア
- 17:50 コモンズC入場 5箇所
- 18:20 コモンズC出場
- 18:30 - 18:55 EU、バルト館(ラトビア、リトアニア)、アルジェリア、カンボジア、チリ
- 19:05 イタリア(食事購入)
- 19:30 お土産購入
- 19:45 会場をでる
会場に到着してまずは公式スタンプパスポートを購入するために西ゲートのオフィシャルストアに入る。かなり混んでいてそれなりに並んだが、レジが大量にあったためそれなりの時間で済んだ。ちなみに、10時台時点では万博ICOCAも売っていたが、20時頃の帰る前にもう一度見に行ったら本日分完売の張り紙があった。

ちなみに、今回は前にも述べたようにパビリオンの予約は行なっていないため行き当たりばったりである。ただ、一箇所どこか予約してみるかということで関西館の予約をオフィシャルストア前のベンチで行った。
リングの内側に入る。

最初に入ったのはバングラデシュだった。展示内容というよりは、展示に使われているiPadや巨大タッチパネルに何らかのwebサイトを表示するシステムになっているようで、グリッチされまくっていたのが気になった。あるiPadにyoutube shortが流れ続けていて、オイオイとなっていたら、パビリオンの人がきて、画面を直したついでに、その人と英会話が始まった。その人はバングラデシュから(たしか)1ヶ月前くらいに来て、6ヶ月間日本に滞在するとのことだった。京都から来たというと、どれくらいかかったかとかそういう話になったが、シカいる?みたいな話になって、それは奈良や、という話になった。京都と言ってもあまりピンと来ていなかったようなので日本といえば京都、という感じでもないのかもしれない。
小腹を満たそうということで、目に入ったセルビア館のレストランに入る。ヨーグルトサラータなるものも気になったが、ピタ・サ・メソム(肉入りのパイ)を注文しテイクアウト。780円。普通にうまい。ミートパイといって想像される味ではあるが、ミートパイの皮よりはミートである部分が全体になってるみたいな感じで、味の感覚としてはシュウマイに近いかもしれない。

次はいろいろな国の展示が入っているコモンズDへ。
自分のスタンプ帳を見ると、以下の順で展示を見たようである: ベリーズ、ラオス、マリ、キューバ、スーダン、ギニア、マダガスカル、ブータン、赤道ギニア、マーシャル諸島、ホンジュラス、トーゴ、パキスタン、カメルーン、ナイジェリア、パレスチナ、モンゴル、ブルギナファソ、コンゴ民主、サントメ・プリンシペ、モルドバ、タジキスタン、アンティグ・アバーブーダ、リベリア
…全部巡ったと思ってたんだけど調べたら南スーダン行きそびれてるやん
- スーダン: タングドラムとかカリンバが置いてあってここの楽器だったのか!と思った アフリカ全体にという感じかもしれないが
- マリ: 権威主義なのか指導者の肖像がババーンとなっていた
- マダガスカル: 映像に出てきたツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区だと思われる映像で行きたくなった。ひたすらに針岩が並んでいる光景を上からみたものであった。こちらも指導者の肖像がババーンとなっていた。
- マーシャル諸島: スティックチャートと呼ばれる海図が展示してあった。海のうねり、島の位置関係などを木の枝や貝殻などで表現するもの。ビキニ環礁の話もあった。日本の委任統治領だった時代もあるためamimonoのような日本語が輸入されていたようである。
- パキスタン: twitterでも話題の岩塩づくしパビリオンである。岩塩が茶色っぽく見えるのは酸化鉄が原因だそう。ほぼ無色透明なものから、茶色すぎだろってものまであった。触り放題だったので、同期は触ってからその手を舐めていた。しょっぱかったらしい。無色透明な塩の前でパビリオンの人が特にご利益はありませんとか言っていた。
- パレスチナ: 展示物が未到着だった たいへんだ〜
- コンゴ民主: こちらも展示物の大部分が未到着のようだった
- ブルギナファソ: ブルギナとファソで分かれるんですね。説明が和紙みたいなものにすべて手書き日本語でおおーとなった。鈴みたいな楽器をパビリオンの人が一通り演奏し終わった直後に電話かかってきて電話に出てて、その一連がパフォーマンスみたいだった(ブルギナファソだったと思っているが別の国だった可能性もある)
- アンティグア・バーブーダ: スモールビジネスの発展はここから始まる!アンティグア・バーブーダであなたの夢は叶います!






コモンズDを出る。時刻は13時になろうとしていた。適当にごはんを探しにいく。
途中いのちパークを通過する。演出だとは思うが、しばしば出る地面からのミストが強くて普通に目の前が霧で見えなくなるレベルでなかなか。

12時の方向から4時の方向へ大屋根を歩く。

本当はUAEでランチでもするかと言っていたが、並んでいたうえ、思ったより値段が高い(4000円とか)ために断念。少し移動して日本館付近のキッチンカーで淡路鶏のチキンラップを購入。1500円。ちゃんとうまくはある。

腹ごしらえの後UAEのパビリオンに入った。EARTH TO ETHERがテーマらしい。
少し移動してロボット&モビリティステーションへ。ヤマハが自立するバイク出してたりとか、あとAIスーツケースとかいうのも展示してあった。自走するわけではなくて視覚障害者向けなのかもしれない。


その隣のフェスティバルステーションに入る。なんかよくわからないが琴体験に参加。とりあえず琴といえばさくらさくらだろと思って演奏してたら経験者ですか?って言われた。ピアノはやってました。
フィリピン館へ。10分くらい待った。国を構成する島嶼部ごとに魅力紹介がされていた。踊ると自分の姿がプロジェクターで映された映像上でバナナの集合体みたいになって踊り出すやつ(?)みたいなのでみんな踊っていた。
マレーシア館へ。スマートシティ計画を推進しているらしい。


ちなみに、マレーシアに限ったことではないが、とりあえず機械翻訳に入れたような日本語が色々なパビリオンで目立った。現代にはGPTなどもあるのでそれに入れればそれらしい日本語が出そうなものではあるが。英語を書いたりしないといけない立場にある自分にとっても、自分が書く英語も英語ネイティブからしたらなんか違和感のある文章だとか思われるのかなあという気持ちになった。
万博で見られた怪しい日本語集抜粋 pic.twitter.com/NAS7NeMPVE
— ポタージュ (@_2pt) 2025年4月23日
関西パビリオンへ。関西の府県がそれぞれのPRに集まっている。鳥取とか福井とか関西なのか?と思うが、広めにとっているのだろう。
- 徳島: 阿波藍染めをその場でしており、そのような香りが漂っていた。奥では阿波踊りをしていた。徳島への招待状みたいなのもらっておけばよかったがもらいそびれた。
- 和歌山: 奥にお酒のテイスティング予約席があったことは覚えている
- 三重: 引き出しをあけると松坂牛とか熊野古道とかアピールポイントが出てくるスタイルだった。
- 福井: 恐竜王国福井の看板。ここだけUSJみたいになってた。どういう仕組みかわからないが、懐中電灯型のものを壁に照らすように向けるとどこかのセンサーでトラッキングしているのかプロジェクターで写している映像中に光が当たったような感じになって、その光をあてて恐竜の化石を発掘するみたいなミニゲームがあった。電源が入っていてエリアでしか使えず、危ないので目には向けないようにと注意があったがどういう仕組みか謎。恐竜のウンチの化石が置いてあって触れる。あとは四方にプロジェクターで投影した白亜紀の映像が見れる。
- 京都: 生花をみた。
- 兵庫: 兵庫県紹介映像をみた。
- 鳥取、奈良、滋賀あたりは満員とかでちゃんとみれなかった。
お腹が減ってきたのでマレーシア館に再び向かって食事。列もそこまで長くなく注文もスムーズだった。ただし、注文がスムーズすぎるのか店の中の席が不足していた。ので、外の適当なベンチで食べた。自分はロティーチャナイを注文(1814円)。普通にインドカレー系列だが、ナンにあたるものが少し違ってナンよりモチモチ寄り。

後輩がモンハンの展示を見たいと言っており、予約制だけどワンチャン入場できないかなと見に行ったらさすがに無理だった。どこかの国の要人がめっちゃ警備されながら建物に入って行った。
大阪ヘルスケアビリオンへ。適当に見回っていたら、吹き抜けで見えていた上のフロアに吉村大阪府知事とSPがいた。手をふっていた。
イタリア館に行きたいな〜と思っていたが混みすぎてて並ぶのもな〜と思い、歩いていたらコモンズCが空いていそうだったので吸い込まれた。5箇所(スロベニア、パナマ、イスラエル、スロバキア、クロアチア)だけ巡った。
- クロアチア: 超前衛的で印象にすごく残った。それなりに並ばされ、後輩がここの国の景色好きなんすよ〜とか言っていてワクワクしていたのだが、展示内容は、多様な気候区分をもつ国であることを、上から垂れ下がっているホースを握ってもらって温度の違いで体感してもらう(?)みたいな内容だった。なんだったのか。
クロアチア
— ポタージュ (@_2pt) 2025年4月22日
このチューブそれぞれに入ってる水の温度が違っていてそれを触って感じてもらうことでクロアチアの気候区分の多様性を感じてもらおうという感じっぽい
が、前衛的すぎやしないか pic.twitter.com/dqATS82URG
EU、バルト館(ラトビア、リトアニア)、アルジェリア、カンボジア、チリの順に制覇。バルト館って3国ではないのか、と思っていたがエストニアは出展していないんですね。

3Dプリンターで作られた休憩所に入ってみる。けっこうしっかりしている。

イタリア館の様子を再度見るが、全然列が減っていないので諦めてピザだけ購入。ツナピザにあたるTONNO。1500円。

雨も降り出しかけそうになっていたので帰宅の方向へ。公式ショップで研究室へのお土産だけ購入しておく。


帰路
タイムライン
帰りも西ゲートから。

桜島駅行きのバスに乗車。予約はしていなかったが余裕であった。それ以外のバスは基本的に予約が必要である。
桜島からはエキスポライナーで大阪駅まで。梅田貨物線を経由して大阪駅うめきた地下ホームに入線する。新しくできたホームや改札などはプロモーションにもなりそうである。
京阪で確実に着席するために、御堂筋線で淀屋橋まで移動。そして淀屋橋から出町柳まで移動。出町柳到着はほぼ22:00だった。
ここからはひたすら家のある銀閣寺付近まで歩行した。つかれました…
感想など
今回巡ったのは41箇所。全部で200近くあるはずなので、本当に全制覇しようと思ったら合計5回は必要だろう。今回は予約をしていかなかった上にできるだけ並ぶようなパビリオンも避けたので、面白いところはまだまだたくさん残っているはずである。
最後に行ってみて感じた会場内での気になるかもしれない注意事項を挙げておく。まずは何と言っても食事に困る可能性があるという点である。どこも基本的に並ぶ上、物価は通常世界の2倍であると考えておくとよいと思う。なお自販機の飲み物はそこまで高くない。通常世界+20円くらいでテーマパークであれば妥当な価格帯である。また、食事はテイクアウトしたとしても食事の場所にも困る可能性がある。ベンチは埋まりがちといえば埋まりがちだが、大屋根の下にはそれなりにある印象である。トイレは比較的いたるところに存在し、自分が使った限りは並ぶことはなかったのでそこまで心配しなくてよい。
また5月頃に行こうという話が出ているので、次回もレポートしようと思う。



