
はな Hana
日本 2011年
河合伸志 作出
第12回 ぎふ国際ローズコンテストで銅賞を受賞したバラです。
「はな」という一般名詞の名前なのもあるのか、検索しても関係ないものが出てきてしまって、あまり情報が見つかりませんでした。
ほとんど唯一、詳しく解説してあったのが、横浜イングリッシュガーデン(YEG)と友好協定を結んでいる鹿児島県にある「かのやばら園」のHP。
こちらには友好ガーデンがあり、「はな」も植っています。
「かのやばら園」HPの解説によると、「『さくら』と対になる品種で、野性味のある濃いピンクと白の小さな花を大房に咲かせる。花付きがとても良く、花保ちも良く、春以降も次々と花を咲かせる。花がらを残すと、秋にはローズ・ヒップを楽しめる。株は『さくら』よりも枝がしっかりとしており、やや立性のまとまりの良い株になる。樹勢が強く、うどんこ病にも一定の抵抗力を持ち、初心者でも育てやすい品種。ナチュラル・ガーデンや混植のガーデンには最適な品種。」とありました。


「はなちゃん」と声をかけたくなるような幼なげでかわいいバラです。
YEGのローズ&シュラブガーデンに植っています。
このバラのそばに「錦繍」という柿の木があります。ちょっと調べてみたら、この柿は実ではなく葉っぱを利用するために育てられている品種だそう。
「柿紅葉(かきもみじ)」は晩秋の季語にもなっていて、日本画などにもよく描かれますが、ぽってりと厚みのある葉は繊細なモミジなどとは違った素朴な趣きがあります。
「錦繍」は他の柿よりかなり早く10月下旬には紅葉が始まり、11月中旬には80%以上の葉が完全に色づき、赤の発色も優れているため、日本料理の彩りに用いられているのだそうです。
果実の方は完全甘柿ですが、生理的落果が多く、ヘタの周囲に裂け目が生じやすいため、食用の果実栽培向きではないそう。
日本では、着物や帯の柄を少しだけ季節を先取りして着るのが粋とされていますが、和菓子や料理の世界もそうですね。
早めに紅葉する「錦繍」は、一足早い秋を演出するのにもいいのでしょうね。
そんなあしらいは、高級和食のお店にでも行かないと見られなさそうですが・・・
YEGには珍しい木が色々あり、先に触れたかのやばら園から贈られた「桜島小みかん」が、ときめきガーデンに植っています。
他にも食用というより観賞用が主だと思いますが、大ぶりの実のなる柑橘やクラブアップル、桃、梅、ブドウ、ざくろなどの果樹もあります。
今年の秋には、柿・錦繍の紅葉にも注目したいです。