
雨ニモマケズ・リバーシブルピンク
Amenimomakezu Reversible Pink
日本 2020年
吉池貞蔵 作出
前回記事、秋のあやせローズガーデンを訪れた際に特に目をひいたバラ。
少し前に紹介した「田毎の月」と同じく、吉池貞蔵氏が作られたバラです。
今年、94歳になられた長野出身の吉池貞蔵氏が、岩手でバラの育種を始めた経緯については、添付↓ の記事で触れました。
portraitsofroses.hatenadiary.jp

あやせローズガーデンは、今年2025年5月にリニューアルオープンしたバラ園。
植栽に選ばれたバラは、近年の気候変動なども考慮した「強いバラ」が主になっているようです。
このバラは、吉池貞蔵氏が、「一般の家庭でも、植えっぱなしで秋まで美しく咲いてくれるような、そんな病気に強い、誰でも簡単に育てられるバラを作りたい」という願いを持って作出されたバラの一つです。
岩手県花巻市からバラを世に送り出している吉池氏のバラには、岩手の詩人・宮沢賢治にちなんで名付けられたものが数多くあります。
このバラは、病気にも強く、樹勢もあり、「負けないバラ」というイメージの「雨ニモマケズ」シリーズの一つ。
ぎふ国際ローズコンテスト金賞受賞。内側が濃いピンクで、外側が白っぽいピンク。ころっとして、ふんわり咲く花姿が愛らしくエレガント。
繊細な雰囲気だけれど、美しく、強いバラなんですね。
掛け合わせは、吉池氏が作出された「ノースフレグランス」と「ブラッシングノックアウト」で、大きめの花や花びらの多さは前者から、花付きがよく、長く楽しめ、病気に強い点は後者から受け継いでいるそうです。

未見ですが、「華やかなダージリンティーの香りに爽やかなレモンとバイオレットの花を合わせた香り」がするという国際香りのばら新品種コンクール(2023年)で金賞受賞した「雨ニモマケズ・ノースアイボリー」のほか、「雨ニモマケズ・クラウン オブ ローズヒップ」「雨ニモマケズ・クリーム イエロー」というバラも作出されています。

次回からも引き続き、吉池貞蔵氏作出のバラを取り上げて行きます。