以下の内容はhttps://portraitsofroses.hatenadiary.jp/entry/2025/09/10/225848より取得しました。


田毎の月

田毎の月 Tagotonotsuki

日本 2008年
吉池貞蔵 作出

 

他のバラには、あまり見ない黄色、透き通るような冴えた色で、和の趣があり、黄色のバラの中で特に好きなバラです。

下の写真は、赤みが強く撮れてしまいました。

 

「田毎の月」とは、長野県の冠着山(かむりきやま)の麓の棚田に映る月のことを言うそうです。

冠着山の別名は「姥捨山」。姥捨伝説の舞台です。
平安時代からこのあたりは、月の名所として知られ、その光景が歌に詠まれてきました。
江戸時代には俳諧で題材になり、棚田の一枚一枚に映る月の姿が絵に描かれました。

 

歌川広重「六十余州名所図絵 信濃 更科田毎月 鏡台山」

実際にはこんな風に幾つもの月は見えないのですが、田んぼに一つ満月が映っているだけでもしみじみした眺めでしょうね。一度見てみたいものです。
千曲市では、「信州さらしな・おばすて観月祭2025」が10月4、5、6日に行われるそうです。
別の日程で、日没から行く、月見散歩・ムーンウォークやコンサート、句会などもあるそう。
楽しそうですね。(信州千曲観光局参照)

 

バラの「田毎の月」を作出された吉池貞蔵氏は、昭和6年、長野県生まれ。岩手のリンドウの育成、産地形成に尽力された方です。

バラには退職後から取り組まれたそうですが、バラとの出会いは、大学生の頃。
園芸店でアルバイトをしていた時に、バラの苗を売っていたのを自分で買って、長野の実家の庭に植えておいたところ、夏休みに帰ってみたら、黄色のすごくいい花が咲いていた。
それが、キュリー夫人から名前をとった「マダム・マリー・キュリー」で、バラに非常に興味を持った最初だったそうです。

長野出身の吉池氏が岩手で働かれることになったのは、千葉大学の同級生で花巻から来ておられた方がいて、その方のお誘いがあり、盛岡の農学校で教鞭をとられたのが始まりでした。
7年間、先生をなさって、盛岡で産業になるような花をつくろうということで、リンドウに取り組むことになったそうです。
野生のリンドウを採取して育て、掛け合わせて品種改良し、品質の良い、そろったリンドウを生産できるようにしました。
今では岩手のリンドウは、国内でのシェアは59.3%に上り、海外にも輸出しているそうです。

 

バラは最初は趣味でなさっておられましたが、70歳すぎから本格的に取り組まれ、コンクールにも出品、多数の賞を受賞されています。

花巻出身の宮沢賢治にちなんだ名前のバラを多く作られていて、「雨ニモマケズ」シリーズや「イーハートーブ」シリーズなども。
横浜イングリッシュガーデンでは、ローズ&グラスガーデンにあるアーチにラークアセンディングと一緒に絡めてあるアプリコットの美しいバラ、お孫さんのお名前をつけた「真宙」やローズ&シュラブガーデンの小道沿いには、愛犬の名前をとってつけた「ファミー」なども植っています。

 




以上の内容はhttps://portraitsofroses.hatenadiary.jp/entry/2025/09/10/225848より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14