おはようございます。今日はビートルズの「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア(Here, There and Everywhere)」です。
To lead a better life, I need my love to be here
Here, making each day of the year
Changing my life with a wave of her hand
Nobody can deny that there's something there
There, running my hands through her hair
Both of us thinking how good it can be
Someone is speaking, but she doesn't know he's there
I want her everywhere
And if she's beside me, I know I need never care
But to love her is to need her everywhere
Knowing that love is to share
Each one believing that love never dies
Watching her eyes and hoping I'm always there
I want her everywhere
And if she's beside me, I know I need never care
But to love her is to need her everywhere
Knowing that love is to share
Each one believing that love never dies
Watching her eyes and hoping I'm always there
I will be there and everywhere
Here, there and everywhere
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より良い人生を送るために、
愛する人にここにいてほしい
ここで、一年中毎日を彩ってほしい
彼女が手を振るだけで、
僕の人生は変わるんだ
そこに何かがあることは、
誰にも否定できない
そこで、僕が彼女の髪に指を通すとき
僕ら二人は、それが
どれほど素晴らしいものか考えている
誰かが話しかけていても、彼女は気づかない
どこでも彼女にいてほしいんだ
彼女が隣にいてくれれば、
心配することは何もない
彼女を愛するということは、
どこでも彼女を必要とするということさ
愛とは分かち合うものだと知っているから
お互いに愛は決して死なないと信じている
彼女の瞳を見つめながら、
僕がいつもそばにいたいと願う
僕はそこに、どこにだっているよ
ここにも、そこにも、どこにでも (拙訳)
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「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」は、ビートルズが1966年に発売したオリジナル・アルバム『リボルバー』に収録されていたもので、作者はレノン=マッカートニー名義となっていますが、ポール・マッカートニーが書いたことはよく知られています。
4日前にこのブログで取り上げた、やはり「リボルバー」に収録されていたジョン・レノンの曲「アイム・オンリー・スリーピング」は、この頃定例で行われていたジョンとポールの共作作業のために、眠ってばかりいるジョンをポールがいつも起こしていたことがきっかけに作られた曲でしたが、「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」はジョンが眠っている間にポールが書いた曲だったそうです。
「僕はプールサイドのサンチェアに座り、ギターを手にEの音で弾き始めまたんだ。すぐにいくつかのコードが思い浮かび、彼が目を覚ます頃にはほぼ曲が完成していたので、僕たちは部屋の中に入って仕上げたんだ。」(ポール・マッカートニー『Many Years From Now』)
そして、ポールはNMEのインタビュー(2018.9.27 )で今までジョン・レノンにほめられたことはあるかと質問され、「一度だけね」と答えて、こう続けています。
「『リバルバー』の時だったと思う。“Here, There and Everywhere”、あの曲は僕の曲のうちの一つだったんだけど、完成した時に『これは本当に素晴らしい曲だよ、僕は大好きな曲だね』とジョンが言ってくれたんだ。僕としては『彼が気に入ってくれたよ!』という感じだったね。それを今日まで覚えているんだ」
ジョン・レノンが唯一褒めて、大好きだと言った歌なんですね。ジョンは「プレイボーイ」誌のインタビューでも”ビートルズの曲の中でも僕のお気に入りの一つです”と答えています。そしてポール自身も最も気に入っている曲の一つのようです。
ポールは当時の恋人、ジェーン・アッシャーを念頭に曲を書き、レコーディングで歌うときには、女優で歌手のマリアンヌ・フェイスフルのように歌おうとしたそうです。
「As Tears Go By」ローリングストーンズもセルフカバーしていますが、こちらが最初なんですね。
「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」はポップ・ミュージックの頂点と呼んでいい、天才ソングライター・コンビが共にお気に入りだった曲、それだけでも十分特別なような気がします。
マリアンヌ・フェイスフルはこの曲をカバーしなかったようですが、ウィスパー・ボイスの代表的女性シンガーが二人、この曲を取り上げていますので、そちらを最後に。最初にクロディーヌ・ロンジェ、その次にアストラッド・ジルベルトです。
