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「ブリリアント・ディスガイズ(Brilliant Disguise)」ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)(1987)

 おはようございます。今日はブルース・スプリングスティーンの「ブリリアント・デイスガイズ(Brilliant Disguise)」です。

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I hold you in my arms
As the band plays
What are those words whispered, baby
Just as you turn away?

I saw you last night
Out on the edge of town
I wanna read your mind to know
Just what I've got in this new thing I've found

So tell me what I see
When I look in your eyes
Is that you, baby
Or just a brilliant disguise?

I heard somebody call your name
From underneath our willow
I saw something tucked in shame
Underneath your pillow
Well, I've tried so hard, baby
But I just can't see
What a woman like you
Is doing with me

So tell me who I see
When I look in your eyes
Is that you, baby
Or just a brilliant disguise?

Now look at me, baby
Struggling to do everything right
And then it all falls apart
Oh, when out go the lights
I'm just a lonely pilgrim
I walk this world in wealth
I wanna know if it's you I don't trust
'Cause I damn sure don't trust myself

Now you play the loving woman
I'll play the faithful man
But just don't look too close
Into the palm of my hand
Oh, we stood at the altar
The gypsy swore that our future was right
But come the wee, wee hours
Well maybe, baby, the gypsy lied

So when you look at me
You better look hard and look twice
Is that me, baby
Or just a brilliant disguise?

Tonight our bed is cold
I'm lost in the darkness of our love
God have mercy on the man
Who doubts what he's sure of

********************************

腕の中に君を抱いている
バンドが演奏する間
ささやいていたあの言葉は何だったんだ、ベイビー
君が背を向けたその瞬間に

昨夜 君を見かけたよ
町はずれで
君の心を読み取って知りたいんだ
この新しい関係の中で
僕が何を手に入れたのか

だから教えてくれ
君の瞳をのぞきこむとき
僕が見ているのは何なんだ?
それは君なのか、ベイビー
それともただの華やかな仮面なのか

誰かが君の名前を呼ぶのを聞いた
僕らのいる柳の木の下から
僕は見たんだ
恥ずかしそうに隠された何かを
君の枕の下に
僕は必死に考えてきたんだ、ベイビー
だけど、わからないんだ
どうして君みたいな女性が
僕なんかと一緒にいるんだろうって

だから教えてくれ
君の瞳をのぞきこむとき
僕が見ているのは誰なんだ?
それは君なのか、ベイビー
それともただの華やかな仮面なのか

ねえ見てくれ、ベイビー
何もかもちゃんとやろうともがいている僕を
そして、明かりが消えた瞬間
すべてが崩れてしまう
僕はただの孤独な巡礼者
富には恵まれた人生を歩んでいる
知りたいんだ
信じられないのは君なのか
だって僕は自分のことは
全く信用していないんだから

君は愛する女を演じる
僕は誠実な男を演じよう
でもあまりじっと見つめないでくれ
僕の手のひらを
ああ、僕たちは祭壇の前に立った
あの占い師は言ったんだ
二人の未来は間違ってないと
だけど、真夜中過ぎになると
もしかしたら、ベイビー
あの占い師は嘘をついたんだ

だから僕を見るときは
もう一度しっかり見てくれ
それは本当の僕なのかベイビー
それともただの華やかな仮面なのか
今夜僕たちのベッドは冷たい
僕は二人の愛の暗闇の中で迷っている
神よ憐れみたまえ
確かだと思っているものを
疑ってしまう男に     (拙訳)

********************************

  1980年代の洋楽シーンでの最大の盛り上がりはやはりマイケル・ジャクソンの「スリラー」でしたが、ブルース・スプリングスティーンの『Born in the USA』もかなりのものでした。

 この「ブリリアント・ディスガイズ」はその『Born in the USA』の次のアルバム『トンネル・オブ・ラヴ』からのシングルでした。

 『Born in the USA』が外向きなエネルギーが溢れたアルバムだったのに対して『トンネル・オブ・ラヴ』はかなり内省的な内容でした。

 サウンド的にもかなり違っていました。彼には彼の音楽のエネルギーを何倍にも増幅させる強力なバック・バンド”Eストリート・バンド”がいて、『Born in the USA』ではその演奏が全開になっていましたが、『トンネル・オブ・ラヴ』は基本的に彼が自宅スタジオで全パートを演奏し、部分的にバンドメンバーがサポートするという、宅録をブラッシュアップしたようなものでした。

 ファースト・シングルになった「ブリリアント・ディスガイズ」は歌詞にあるように、不調におちいった恋愛関係の中で脳裏に浮かんでくる疑惑や不信感を歌ったもので、当時の彼の奥さんとの関係が反映したものだと言われています。すごく深みのあるポップソングなのですが、『Born in the USA』で築き上げた”ヒーロー像”とは真逆のものだったんですね。

 でも思い返してみると、彼はそれまでのキャリアでも、「明日なき暴走」の後に「闇に吠える街」、「ザ・リバー」の後に「ネブラスカ」と、外向きに発散するエネルギーが強い作品の後には、必ず内向きな作品を出していました

 それは彼が後年告白したように双極性障害を患っていたことがそのまま反映されたからではないとは思いますが、作品が売れて熱狂的なツアーをやって燃焼尽くした後に、創作者としての内面が、揺り戻しのように彼を動かしていたのではないかと思います。

 実際に「トンネル・オブ・ラヴ」は彼のたくあんあるアルバムの中でも、彼の創作者としての力が発揮され、深みと味わいのある曲が特に揃っていると言っていいアルバムだと思います。

 

 僕の人生最大のヒーローはブルース・スプリングスティーンなんですが、このアルバムには思い出があるんですよね。正直、いい思い出とは言えないのですが。ここからは、個人的な話になります。すみません。

 もう40年近く経つわけですけど、僕がレコード会社に入った1年目にこの『トンネル・オブ・ラヴ』がリリースされたんです。僕は営業部に配属されていました。担当エリアのレコード屋さんに一枚でも多くレコードを仕入れてもらって売ってもらうのが仕事でした。

 人生最大のヒーローの新譜を仕事で扱えるなんて俺はほんとラッキーだなあ、とすごくうれしかったのですが、音源を聴いてみるととても内省的な内容で、そっかそういう順番だったな、、と気づきました。『Born in the USA』とは全然違うものなので、同じような売れ方をすることはないな、でも、いい作品なので丁寧に扱いたいなというのが正直な気持ちでした。

 そうはいっても、企業としてみたら大ヒットアルバムの次の作品ですから、なんとかして売らなければいけないわけです。ビジネスですから当然です。それで、あの手この手を考えるわけです。

 でも、僕はこの間までただの音楽マニアの大学生でしたから、音楽性、アーティスト性といった考え方にどうしても行ってしまうんですね。特に最大のヒーローの作品でしたから。

 新入社員でしたし基本的に従順で”事なかれ主義”wだったのですが、上が決めたある方針、指示について、僕は初めて営業会議ではむかったこともありました。。 どうしても納得できないことがあったんですね。

 でも、最後はそれに従い、最終的には音楽ビジネスをやるということはこういうことなのだ、と自分に言い聞かせましたり

 それに、大好きなスプリングスティーンだったから、僕は問題意識を持っただけで、それまで僕が扱っていた他のアーティストだって同じなのに、その作品については何も配慮も疑問も持たずにやってきたじゃないかと、自分を責める気持ちもありました。

 僕が従った方針は結果的に良くなかったのですが、かえってなんであの時折れちゃったんだろうと、また自分を責めました。

 そうしていると、僕のスプリングスティーンが大好きだという気持ちまで損なわれてしまったような気持ちになったんですよね。音楽を商売にするのってきついな、と正直思ったのをよく覚えています。

 結局、僕は15年後にらその15年後に僕は会社を辞めて一人で音楽の仕事を始め、大きな企業とは違う音楽ビジネスを模索したのですが、正直言って何かわ正しいのか今でも分かりません。おっと、すみません、自分のことを長く書きすぎました。

 最後に「トンネル・オブ・ラヴ」から、今ではアルバムを代表する名曲となっている「Tougher Than The Rest」を。

 

 if you're rough and ready for love Honey, I'm tougher than the rest 

”もし君がroughで愛に向き合う準備ができているなら、オレは他の誰よりもtoughだぜ”

という歌詞が印象的です。

 roughって荒っぽい、という言葉ですけど、この歌では、愛に傷ついた経験を持ちながら持ちこたえてきた、というニュアンスを感じますし、Toughというのは、単に男っぽく強い、だけじゃなく、どんなにしんどくても、愛に傷ついても逃げないで向き合う、という覚悟のようなものを感じます。これも大人な歌ですね。

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