おはようございます。今日はビートルズの「アイム・オンリー・スリーピング(I'm Only Sleeping)」です。
When I wake up early in the morning
Lift my head, I'm still yawning
When I'm in the middle of a dream
Stay in bed, float up stream
Please, don't wake me
No, don't shake me
Leave me where I am
I'm only sleeping
Everybody seems to think I'm lazy
I don't mind, I think they're crazy
Running everywhere at such a speed
Till they find there's no need
Please, don't spoil my day
I'm miles away
And after all
I'm only sleeping
Keeping an eye on the world going by my window
Taking my time
Lying there and staring at the ceiling
Waiting for a sleepy feeling
Please, don't spoil my day
I'm miles away
And after all
I'm only sleeping
Keeping an eye on the world going by my window
Taking my time
When I wake up early in the morning
Lift my head, I'm still yawning
When I'm in the middle of a dream
Stay in bed, float up stream
Please, don't wake me
No, don't shake me
Leave me where I am
I'm only sleeping
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朝早く目が覚めたら
頭を起こして まだあくびばかりしてる
夢の途中にいるときは
ベッドの中で 流れに浮かんでる
どうか 起こさないで
ダメだ、揺すらないで
ここにいさせて
僕はただ眠っているだけなんだ
みんな僕が怠け者だと思ってるみたい
気にしないさ、みんなのほうが変なんだ
すごいスピードであちこち走り回るんだ
そんな必要もなかったと気づくまでね
お願いだから
僕の一日を台無しにしないで
僕はっと遠くにいるんだ
結局僕はただ眠っているだけなんだ
窓の外を通り過ぎていく世界を
眺めてる
自分の好きなように
ベッドに横になって
天井をぼんやり見つめながら
眠気がやってくるのを
待っているんだ
お願いだから
僕の一日を台無しにしないで
僕はっと遠くにいるんだ
結局僕はただ眠っているだけなんだ
窓の外を通り過ぎていく世界を
眺めてる
自分の好きなように
朝早く目が覚めたら
頭を起こして まだあくびばかりしてる
夢の途中にいるときは
ベッドの中で 流れに浮かんでる
どうか 起こさないで
ダメだ、揺すらないで
ここにいさせて
僕はただ眠っているだけなんだ (拙訳)
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この「アイム・オンリー・スリーピング(I'm Only Sleeping)」はジョン・レノンがビートルズのアルバム『リボルバー』のために書いた曲です。この頃、定例だったジョンの自宅で行われる午後のソングライティング・セッションのために、ポール・マッカートニーが、眠っている彼をたたき起こさなければならなかったという習慣から曲の着想を得たと言われています。
当時の彼は、過酷なツアーから解放されると自宅で時にはドラッグをやりながら、何時間もぶらぶらと過ごすことで満足していたようです。
ビートルズのロードマネージャーだったトニー・ブラムウェルはジョンのことを
「彼は怠け者だったよ。寝てばかりいた」と証言しています。
僕はジョン・レノンの曲を聴き直してみてあらためて驚くのは、おそろしいほどの率直さ、です。エゴとか虚栄心とか、バイアスが一切かからないまま、心から生まれたものがそのまま作品まで昇華出来ているんですね。同じことを常人がやったら、ただただつまらないものになってしまいそうです。
歌詞を推敲とかしたこととか果たしてあったのかな、と思ってしまいます。
そして、サウンド面での最大の特徴の一つが、ギターの逆再生です。これは2つのパートで構成されていてジョージ・ハリスンによって考案・演奏されたものです。ジョージはまず、自分が弾きたいソロの譜面を書き上げ、それを逆にしたものを2回、一つは歪み系のエフェクト、ファズ・ペダルを効かせたもの、もう一つは加工のないクリアな音色で録音したそうです。
これはテープ・オペレーターが偶然テープをマシンに逆向きにかけてしまったことから思いついたようですが、眠りを表現するのに最適な演出になっています。こういうマジックを見つけるというのも、この当時のビートルズが持っていた”磁力”だったのかもしれません。
そして、発売から58年もの年月がたった後、この曲に新たな魔法を加えたのが、冒頭でご紹介したミュージック・ビデオです。
イギリスのアニメイターで映像作家のエム・クーパーは総計1300枚の油絵を手作業で一度に1コマずつ、絵を描いて撮影し、次のコマに移ってその絵を変形させてまた撮影するという気の遠くなるようなやり方で制作したそうです。
彼女はこう語っています。
「最初は、ジョンが眠りと覚醒の間を漂い、意識と記憶の間を行き来し、シュールな瞬間が散りばめられ、ビートルズの歴史に触れ、すべてが儚く捉えどころのないものになるだろうと考えていました。しかし、映画の意味はすぐに広がり、ビートルズの反戦感情や、世界における私たちの位置づけについての考察へと発展していきました。私はこれまで、絵の具を使って思考や主観的な経験、つまり心の中で物事がどのように流れていくかを表現することに常に興味を持ってきました。ですから、眠りの内なる世界と覚醒の外なる世界の間を揺れ動くこの曲は、私にとって刺激的で美しい機会でした。」(AWN.com)
