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「 ワイルドファイアー(Wildfire)」マイケル・マーフィー(Michael Martin Murphey)(1975)

 おはようございます。今日はマイケル・マーフィーの「 ワイルドファイアー(Wildfire)」です。

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She comes down from Yellow Mountain
On a dark, flat land she rides
On a pony she named Wildfire
With a whirlwind by her side
On a cold Nebraska night

Oh, they say she died one winter
When there came a killing frost
And the pony she named Wildfire
Busted down his stall
In a blizzard, she was lost

She ran calling Wildfire
She ran calling Wildfire
She ran calling Wildfire

By the dark of the moon, I planted
But there came an early snow
Been a hoot-owl howling outside my window now
'Bout six nights in a row
She's coming for me, I know
And on Wildfire we're both gonna go

We'll be ridin' Wildfire
We'll be ridin' Wildfire
We'll be ridin' Wildfire

On Wildfire we're gonna ride
Gonna leave sodbustin' behind
Get the hard times right on out of our minds
Riding Wildfire

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彼女はイエローマウンテンから下りてくる
暗く平坦な大地を走る
ワイルドファイアーと名づけたポニーに乗って
つむじ風を脇に従えて
凍てつくネブラスカの夜を

ああ、みんなの話では彼女は死んだという
厳しい霜が降りたある冬の日に
ワイルドファイアーと彼女が名付けたポニーは
厩舎から吹雪の中を逃げ出し
彼女は行方不明になった

彼女は走った、ワイルドファイアーの名を呼びながら
彼女は走った、ワイルドファイアーの名を呼びながら、、

新月の闇の中、僕は種をまいた
でも、早すぎる雪が降ってきた
いま窓の外ではフクロウが鳴いている
もう六晩も続けて
彼女が僕を迎えに来るんだ、分かっている

そして、ワイルドファイアーに乗って出かけるのさ

僕たちはワイルドファイアーを走らせる
僕たちはワイルドファイアーを走らせる……

ワイルドファイアーに乗って、僕たちは行く
野良仕事なんて放り出して
きつい日々をすべて忘れてしまうんだ
ワイルドファイアーに乗って   (拙訳)

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 Wildfireとは野火、山火事のことですが、この歌の場合、少女が乗っていた仔馬の名前なんですね。

 この曲を書いた時のことをマイケル・マーフィーはこう回想しています。

「大学3年生の頃だったかな、ある男と一緒に仕事をしていたんだ。ラリー・キャンスラーという男さ。彼とはたくさんの曲を一緒に書いたよ。その夜も、僕らはまるでティン・パン・アレー(古き良き時代のソングライターの溜まり場)の作家みたいに、ピアノとギターを囲み、タバコを吸い、コーヒーを飲みながら、ひたすら曲をひねり出そうとしていたんだ。

 ラリーも疲れ果てて、僕らはベッドに入った。すると僕は夢を見た。歌詞がそのまま出てくる夢をね。目が覚めたとき、それはもう頭の中にあったんだ。

 文字通り、僕の潜在意識からそのまま溢れ出してきたものだった。神秘的なインスピレーションとでも言うのか、何と呼んでもいいけれど……とにかく、僕が頭で考えて「機械的」に作り上げたものじゃない、としか言いようがないね。」(NPR)

 夢の中で、潜在意識が作った曲だと言ってるんですね。

 僕もこのブログでいろんなソングライターのインタビューを読みましたが、短時間にたくさん曲を書く<作曲モード>に入っていると稀にこういうことがあるようです。

 夢の中で書かれたという有名な曲にはビートルズの「イエスタデイ」もそうですね。

 彼はまたこの曲をこう解釈しています。

「この曲は「困難な日々からの脱出」について歌っているんだ。聴いてくれた人たちが、それぞれの「逃避の夢」に重ね合わせて、僕にとってのこの曲の意味を定義してくれた。みんな僕のところへ来てこう言うんだ。「ああ、僕もあの魔法の馬に乗って、どこかへ飛び去ってしまいたいと思ったよ」ってね」(NPR)

 この歌の主人公は、豊作になるという昔からの言い伝えを守って新月に種をまいたの雪が早く降ったため作物が台無しになってしまったんですね。そして、家のそばで、不吉な前兆であるフクロウが毎晩鳴いている。そんな絶望的な状況の中で彼は少女と仔馬が迎えにくるだろう、と主人公は夢想するわけです。フクロウは死を象徴するものでもあるので、彼女と仔馬は幽霊じゃないか、という解釈もあるようです。

 

 マイケル・マーフィーはテキサス州ダラスで生まれのシンガー・ソングライター。幼い頃からカウボーイの物語や歌が大好きだったそうで、その思いを叶えたようなアーティスト生活を送っています。
 しかし、初め手の成功はロサンゼルスでソングライターとしてのものでした。同郷の音楽仲間にマイケル・ネスミスがいて、ネスミスがモンキーズに参加したこともあって、彼はモンキーズに曲を書いているんですね。

「恋の冒険(What Am I Doing Hangin' 'Round?)」(1967)

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 1971年に彼はアルバム「Geronimo's Cadillac」でアーティスト・デビュー。1972年には後にカントリー界のトップに上りつめるケニー・ロジャース(自身のバンド、ファースト・エディション名義)が、全曲マイケルが書いたアルバム「The Ballad Of Calico」をリリースします。

 そして、1975年にリリースされたセカンド・アルバム「ブルー・スカイ・ナイト・サンダー(BLUE SKY NIGHT THUNDER)」に収録されて、シングルとして全米3位の大ヒットになったのがこの「ワイルド・ファイアー」だったわけです。

 アルバムを録音したのがコロラド州のスタジオ”Caribou Ranch”でした。エルトン・ジョンのアルバム「カリブ(Caribou)」のタイトルになっていますが、他にもエルトンの「キャプテン・ファンタスティック」やビリー・ジョエルの「ニューヨーク物語(Turnstiles)」アース、ウィンド&ファイアー「暗黒への挑戦(That's the Way of the World)」、シカゴ、ビーチ・ボーイズもよく使った1970年代を代表するスタジオです。

 アルバムを完成した時に、スタジオのキッチンにいた若い女性スタッフに聴かせたところ、この「ワイルド・ファイアー」が圧倒的に人気だったことから、プロデューサーがレコード会社にシングルにするよう検討してくれ、と話したのだそうです。

 ポップ・ミュージックのヒットを左右するのは若い女性というのは、昔も今も変わらないようですね。

 マイケル・マーフィーは後年、子供の頃から愛してやまない、カウボーイ・ミュージックに回帰してカントリーの世界で成功を収めていますが、1980年代にポップスのスタイルでヒット曲を出していて、そちらも海外では今も人気がありますので最後にご紹介します。

 オリジナルはイングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーで、マイケルのバージョンが1982年に全米19位まで上がっています。曲は「What's Forever For」です。

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