おはようございます。今日はジョージ・ハリソンの「ギヴ・ミー・ラヴ(Give Me Love (Give Me Peace On Earth))」です。
Give me love
Give me love
Give me peace on earth
Give me light
Give me life
Keep me free from birth
Give me hope
Help me cope, with this heavy load
Trying to, touch and reach you with
Heart and soul
Om m m m m m m m m m m m m m
M m m my lord . .
Please take hold of my hand, that
I might understand you
Won't you please
Oh won't you
Give me love
Give me love
Give me peace on earth
Give me light
Give me life
Keep me free from birth
Give me hope
Help me cope, with this heavy load
Trying to, touch and reach you with
Heart and soul
Om m m m m m m m m m m m m m
M m m my lord . .
Please take hold of my hand, that
I might understand you
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愛をください
愛をください
この地球に平和をください
光をください
命をください
生まれ変わり(輪廻)から私を解き放ってください
希望をください
この重荷に耐えられるように私を支えてください
心と魂で あなたに触れ
あなたに手を伸ばそうとしています
オーム……
ああ、わが主よ……
どうか私の手を取ってください
あなたを理解できるように
どうか
どうか
愛をください
愛をください
この地上に平和をください
光をください
命をください
生まれ変わりから私を自由にしてください
希望をください
この重荷に耐えられるように私を助けてください
心と魂で
あなたに触れ
あなたに届こうとしています
オーム……
ああ、わが主よ……
どうか私の手を取ってください
あなたを理解できますように (拙訳)
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「ギヴ・ミー・ラヴ」は、昨日ご紹介したポール・マッカートニー&ウイングスの「マイ・ラヴ」を抜いて全米1位になった曲で、ジョージ1位、ポール2位という元ビートルズのメンバーとして最初で最後の”ワンツー・フィニッシュ”を飾ったという小ネタもあります。。ジョージが1973年にリリースしたアルバム『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』に収録されています。
同じLoveがテーマの歌でもポールの「マイ・ラヴ」は奥さんリンダへの愛情、それに対してはジョージはもっと広義で、普遍的な”愛”について歌っているわけで、元ビートルズの二人が、アーティストとしてその時点で全く違う立ち位置にいることが浮き彫りになった、ような感じが僕にはしました。
ポールはビートルズ解散のカオスの中から自分を救ってくれたリンダをバンド・メンバーにしてより一層強い絆でやっていこうというタイミングでした。ジョージはビートルズ全員でハマったインド宗教に最ものめり込み、解散後は「バングラデシュ難民救済コンサート」という大きなチャリティ・イベントを主催するという大役を終えた後の作品でした。それぞれの活動の中で、リアルに感じ取れる”愛”があって、それが歌になったということなのかもしれません。
ジョージは自伝でこの曲についてこう語っています。
「時として、口を開けてみるまで自分でも何を言おうとしているのか分からないことがある。そして、そこから飛び出してきた言葉こそが、すべての出発点になるんだ。もしそうなって、運が良ければ、それは大抵一つの歌へと形を変えることができる。この曲は、僕と、神と、そしてこの曲を気に入ってくれる誰かとの間に交わされる、祈りであり個人的な告白なんだ」 (I,Me,Mine)
う〜ん、イマイチ言っていることが僕には理解できないところもありますが、僕がこの曲の歌詞で印象的だったのは”Give Me Peace On Erath”というフレーズでした。
”Give Us Peace On Earth”じゃないんですね。あくまでも個人の祈りとして世界の平和を神に求めているということです。その方が、より切実な感じがします。ただ、Us(私たち)にMe(私)が含まれるように、MeにもUsが含まれるような自他の境界線のない、何か宗教的な”意識”がそこにあるように僕は感じたんですよね。
ジョージのコメントにあるように、僕と神の間だけの話じゃなく、曲を気に入ってくれる誰かも含まれる、というのはそういうことなんじゃないかとも思います。
また、歌詞にはジョージが傾倒していたヒンドゥー教の聖音であるオーム(Om)が出てきますが、同時にキリスト教のLoad(神、主)という呼びかけも出てきて、特定の宗教に準じた曲でなく、あくまでもジョージ自身のスピリチュアルな考え方を表現したものなのでしょう。
でも、僕がこの曲で一番いいなあと思うのは、演奏の至福感、平和感じゃないです。あまりに何気ないのでさらっと聞き流してしまいそうなんですが、それくらい気持ちのいい演奏です。ジョージのギターももちろんですが、ニッキー・ホプキンスのピアノ、ジム・ケルトナーのドラム、クラウス・フォアマンのベースもみんなピースフルです。神様に祈る時はこういう平和な心境で祈りたいもんだなあ、なんて思います。
最後は2002年のジョージのトリビュート・コンサートでジェフ・リンが歌い、エリック・クラプトンがバックをつとめた動画がありますのでそちらを。



