おはようございます。今日はコリー・ウォンの最新アルバム「Lost in the Wonder」からステファン・デイをボーカルにフィーチャーした「ステイ・ウィズ・ミー」です。
Stay with me
Give me 'til the morning light
I know we can make this right
Please don't leave
There's no need to scream and shout
Baby, we can work it out
Stay with me
I know what your heart is saying
I promise you that I'm done playing
Make believe
Tell me what you need
Baby, stay with me
I see it in your eyes
You've been growing tired lately
Now I realize
You've been busy thinking that I'm moving on
I ain't going nowhere, I'm telling you I'm holding on
Begging, pleading, down on my knees, saying
Stay with me
Give me 'til the morning light
I know we can make this right
Please don't leave
There's no need to scream and shout
Baby, we can work it out
Stay with me
I know what your heart is saying
I promise you that I'm done playing
Make believe
Tell me what you need
Baby, stay with me
We can fantasize
How to keep this fire burning
I won't patronize
Believe me when I say that I ain't moving on
I ain't going nowhere, I'm telling you I'm holding on
Begging, pleading, down on my knees, saying
Stay with me
Give me 'til the morning light
I know we can make this right
Please don't leave
There's no need to scream and shout
Baby, we can work it out
Stay with me
I know what your heart is saying
I promise you that I'm done playing
Make believe
Tell me what you need
Baby, stay with me
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そばにいてほしい
朝の光が差すまで時間をくれ
やり直せるはずさ
どうか行かないで
叫んだり怒鳴ったりする必要なんてない
ベイビー、僕たちきっと分かり合える
そばにいてほしい
君の心が何を言っているかわかるんだ
約束するよ 本気じゃないフリなんかしない
何が必要か教えてほしい
ベイビー、そばにいてほしい
君の瞳を見ればわかる
最近、君が疲れていることも
今になって気づいたよ
僕が心変わりしているんじゃないかって
そればかり考えていたんだね
僕はどこにも行かない
君を離さないって言ってるんだ
心から頼む、お願いだ、ひざまずいて言うよ
そばにいてくれ
朝の光が差すまで時間をくれ
やり直せるはずさ
どうか行かないで
叫んだり怒鳴ったりする必要なんてない
ベイビー、僕たちきっと乗り越えられる
そばにいてほしい
君の心が何を言っているかわかるんだ
約束するよ 本気じゃないフリなんかしない
何が必要か教えてほしい
ベイビー、そばにいてほしい
二人で思い描けるさ
この炎をどうやって燃やし続けるか
君を言いくるめたりはしない
僕が次へ進んだりしない、どこにも行かないと言ったら
信じてほしい 君を離さないって言ってるんだ
心から頼む、お願いだ、ひざまずいて言うよ
そばにいてほしい
朝の光が差すまで時間をくれ
やり直せるはずさ
どうか行かないで
叫んだり怒鳴ったりする必要なんてない
ベイビー、僕たちきっと分かり合える
そばにいてほしい
君の心が何を言っているかわかるんだ
約束するよ 本気じゃないフリなんかしない
何が必要か教えてほしい
ベイビー、そばにいてほしい (拙訳)
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コリー・ウォンは現代のギター・ヒーローの一人です。日本の「ギター・マガジン」が2018年に、”新・三大ギタリスト”の候補を特集した時にはトム・ミッシュなどとともに最有力候補に挙げられていたとのこと。
ジェフ・ベック、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジという元祖”三大ギタリスト"に馴染んでる方はきっととまどうんじゃかと思いますが、トム・ミッシュもコリー・ウォンも”リズム・ギター”の達人なんですね。グルーヴィーなカッティングが売りです。ロックやR&Bやジャズやファンクがミックスされている今の時代の音楽はリズムが主役である、ということがはっきり現れた例かもしれません。特にコリー・ウォンはリード・ギターの役割ができるリズム・ギター、というスタイルを探求している人なんですね。
コリー・ウォンの曲にトム・ミッシュが参加した曲の映像がありますので、そちらを。
コリー・ウォンはニューヨーク生まれでミネアポリス育ち、ミネアポリスといえば、プリンスの出身地です。ファンクのギターの神様とも呼べる存在です。コリーにも大きな影響を与えていて、生前にプリンスは彼のライヴを観たことがあって、ライヴのあとわざわざ彼を呼びだしてこう声をかけたそうです。
「君は素晴らしいサウンドを持っている。ユニークなサウンドだ。本当にすごい。そのまま続けなさい。君は素晴らしいギタリストだ。でもそれ以上に、“サウンド”がある。“君だけのもの”がある。それが本当に素晴らしい。」(Ultimate Guitar June29,2023)
この言葉は彼のこころの糧になっているそうです。
彼が有名になったのはヴルフペック(Vulfpeck)のサポート・ギタリストになったことですが、彼らの出会いは2012年頃、ミネアポリスのクラブで、プリンスとも関わりの深いバンド「Dr. Mambo’s Combo」にコーリーが代役で出演していた時に、ツアーでミネアポリスに来ていたヴルフペックのメンバーが観客として訪れ、そこですっかり意気投合したことがきっかけだったそうです。
ヴルフペックには「コリー・ウォン」という曲もあります。
また、コーリーはヴルフペックのサイド・プロジェクトでTHE FEARLESS FLYERSでいうバンドもやっています。ギター、バリトン・ギター、ベース・ギター、ミニマムなセットのドラムという、ヴルフペックのリーダー、ジャック・ストラットンのアイディアが元になったバンドです。
日本ではまだ知る人ぞ知るって感じかなあと思ったら、2023年にはなんとVaundyが彼をフィーチャーした『トドメの一撃 feat. Cory Wong』をリリース。アニメ『SPY×FAMILY』Season2エンディングテーマになっています。
Vaundyがコリー・ウォン?と最初は僕はピンとこなかったのですが、聴いてみるとシティポップ感を”隠し味”している曲なんですね。シティポップはカッティング・ギターがすごく特徴なんですね。ただ、普通にそれをやるとレトロなオマージュ感が出てしまう危険もあるので、コリーの個性的で尖ったカッティングを入れたのかもしれないですね。不思議に融合しています。
さて、コリー・ウォンは元々ソロ・アーティストで、ソロ作品はコラボ作品やライブも含めるとものすごい数があるんです。オリジナル作品も毎年ペースでリリースされています。
そして、最新アルバム「LOST IN THE WONDER」が今月(2月)リリースされましたが、すっごくいいんです。彼のソロ作はギタリストから、もっとトータルなポップ・ミュージックのクリエイターとしての作品へと変わってきているような気がしたのですが、今作はもうギタリストのアルバムって感じがしませんw。キャッチーな曲がたくさん入ったすごくいいポップ・アルバムだと僕は思いました。
彼はこのアルバムのプレス・リリースでこう語っています。
「アーティストとしての自分には、いろいろな側面があります。多くの人は僕のことを“ギター・プレイヤー”として、あるいはもっと具体的に言えば“リズムギターの人”として知っています。それは確かに間違ってはいませんが、それだけでは僕のすべてを語れていません。僕にとってギターは、自分の音楽や創造性を表現するための“ひとつの手段”にすぎないのです。ギタリストとして自分ならではのシグネチャー・サウンドを築き上げてきたことは、この上ない喜びでしたが、僕のアーティスト性の大きな部分は、プロダクション、作曲、アレンジ、そしてバンドリーダーとしての活動にもあるのです。」
また「THE SONGBIRD」のインタビューではこう語っています。
「この作品は、制作していて本当に楽しかったんだ。というのも、すべてがコラボレーションで、さまざまなパフォーマーが参加しているからね。でも、その背景には一貫して僕のプロダクション、アレンジ、作曲、演奏が流れている。このアルバムは、ライブで見る僕とはまた違った、アーティストとしての別の一面をはっきりと示している作品なんだ。」
そのアルバムの冒頭を飾っているのが「Stay With Me」。ヴォーカルをつとめるステファン・デイ。コリー・ウォンが今後の注目アーティストとして名前をあげ、今回のアルバムでは先行シングルの「Tongue Tied」でも歌っています。僕は知らなかったのですが、サブスクをチェックしたらすごい良かったです。
それでは、最後はアルバムのタイトル曲「Lost In Wonder」を。この曲は現代のポップス・マエストロ、ベニー・シングスと共演しています。コリーはベニーのいるアムステルダムに飛び、一日でこの曲を共作したそうです。
「美しい運河に面した橋の下にある彼のスタジオで、コーヒーを飲みながら数時間話をした。人生や芸術性、キャリアについて語り合った結果、この曲が自然と湧き出てきたんだ」(THE SONGBIRD)
