おはようございます。今日はトム・ウェイツの「ジャージー・ガール」です。
Got no time for the corner boys
Down in the street makin' all that noise
Don't want no whores on 8th Avenue
'Cause tonight I'm gonna be with you
'Cause tonight I'm gonna take that ride
Across the river to the Jersey side
Take my baby to the carnival
And I'll take you on all the rides
Down the shore everything's all right
You with your baby on a Saturday night, yeah
Don't you know, all my dreams come true
When I'm walkin' down the street with you
Sing sha la la la la la,,,
Sha la la, sha la la la, sha la la la, I'm in love with a Jersey girl
Sha la la la la la la, ,,
You know she thrills me with all her charms
When I'm wrapped up in my baby's arms
My little angel gives me everything
I know someday that she'll wear my ring
So don't bother me, 'cause I got no time
I'm on my way to see that girl of mine, yeah
Nothin' else matters in this whole wide world
When you're in love with a Jersey girl
Sing sha la la la la la,,,
Sha la la, sha la la la, sha la la la, I'm in love with a Jersey girl
Sha la la la la la la,,,
And I call your name
I can't sleep at night
Sing sha la la la la la, sha la la la la la la la la
Sha la la, sha la la la, sha la la la, I'm in love with a Jersey girl
Sha la la la la la la,,,
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通りでたむろして騒いでるヤツらに
つき合ってるヒマはない
8番街に立っている娼婦にも用はない
だって今夜は おまえと一緒に過ごすんだから
だって今夜は 車を走らせ
川をわたって ニュージャージー側へ
かわいいおまえをカーニバルに連れて行く
乗り物は全部 乗せてやるよ
海岸に行ったら 何も心配はいらないさ
土曜の夜に恋人と一緒なんだからな
わかるだろ 俺の夢は全部叶っちまうんだ
おまえと一緒に歩いてるだけで
シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ…
俺はニュー・ジャージーの女に恋してるんだ
シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ…
彼女はその魅力全部で俺を夢中にさせるんだ
あの娘の腕に包まれてるとき
俺のかわいい天使はすべてをくれる
俺はわかってるよ、いつか彼女は俺の指輪をはめるって
だから邪魔しないでくれ ヒマなんてないんだ
今 俺の彼女に会いに行く途中なんだ
この広い世界で大事なことなんて他に何もないさ
ジャージー・ガールに恋してしまったら
シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ…
俺はジャージー・ガールに恋してるんだ
シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ…
おまえの名前を呼ぶ
眠れない 夜になると,,,
シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ…
俺はジャージー・ガールに恋してるんだ
シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ… (拙訳)
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「ジャージー・ガール」は、トム・ウェイツが作曲し 彼が1980年にリリースした7枚目のアルバム『ハートアタック・アンド・ヴァイン』に収録されています。
この曲は当時、実際にニュージャージー州に住んでいた婚約者キャスリーン・ブレナンのためにトムが書たものなのだそうです。
歌の主人公がいる8番街はニューヨークのマンハッタンのタイムズスクエアがある通りの名前です。当時は、歓楽街というか治安の良くないエリアだったようですね。歌詞に娼婦が出てくるわけですから。そこにいる主人公が土曜の夜になってニュージャージーに住む彼女に会いに行くわけです。
ニュージャージーとマンハッタンの間にはハドソン川が流れています。なので、彼は車で”川を渡って”いくんですね。ニューヨークとほとんど縁のない僕が説明するのもなんなので、ここでいきなり地図を添付してみますw。

川を渡った後は、海岸や遊園地があるのはニュージャージーの南部なので、そちらへと下っていく(down the Shore)わけです。
日本だと、新宿歌舞伎町で働いている男が、週末に横浜に住んでいる彼女と湘南に遊びに行く、とかそんな感じでしょうかw。
僕は本当にこの歌が昔から好きで、なんていうか、貧しい労働者の若者でしか表現できないような独特の恋愛の情景があるんですよね。贅沢なデートなんてできなくて、社会的な苦味成分が多い恋愛だからこそ、ロマンティックさに切なさがすごく込められているというか。そういう状況だからこそ、人間性というか、その人の心の芯のようなものが露わになってしまう、というか。
僕はドンピシャでバブル期世代で、バブリーなデートをしなくてはいけないという世の中の風潮の中で青春期を過ごしたんですけど、もともとが田舎者で学生時代はお金もなかったので、内心はこの歌のような世界観の方に心が惹かれていました。
そういう例として思い出すのは、映画「ロッキー」のワンシーンです。シルヴェスタ・スタローン演じるロッキーが彼女(エイドリアン)をデートに誘うんですけど、閉店後のスケートリンクに無理やり頼んで開けてもらって、彼女を滑らせるんですよね。しかもロッキー本人はスケート靴を履かずに靴のまま彼女の横をちょこちょこ歩くんです。その上、スケートリンクの店員があと何分!とか声をかけてくるんです。ムードも何もない。でも、そういうパッとしない、どうしようもなくズレた正直さが、なんかすごくじわっときて切なかったのを覚えています。
さて、労働者階級の若者の歌を歌わせたら世界一、しかもニュージャージー出身であるこの男が、この曲を放っておくはずはないですよね。ブルース・スプリングスティーンがライブでカバーしています。僕も彼のカバーでこの曲を知りました。
それから、日本でこの曲に日本語詞をつけてカバーしていた人がいました。フォーク・シンガーの友部正人です。1992年にシングルのカップリングに収録され、ベストアルバムにも入っているようです。最後にそちらを。
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