おはようございます。今日はエルトン・ジョンの「ロケット・マン(Rocket Man)」です。
She packed my bags last night, pre-flight
Zero hour, 9 a.m.
And I'm gonna be high as a kite by then
I miss the Earth so much, I miss my wife
It's lonely out in space
On such a timeless flight
And I think it's gonna be a long, long time
'Til touchdown brings me 'round again to find
I'm not the man they think I am at home
Oh, no, no, no I'm a rocket man
Rocket man burnin' out his fuse up here alone
And I think it's gonna be a long, long time
'Til touchdown brings me 'round again to find
I'm not the man they think I am at home
Oh, no, no, no I'm a rocket man
Rocket man burnin' out his fuse up here alone
Mars ain't the kind of place to raise your kids
In fact, it's cold as hell
And there's no one there to raise them if you did
And all the science, I don't understand
It's just my job five days a week
A rocket man A rocket man
And I think it's gonna be a long, long time
'Til touchdown brings me 'round again to find
I'm not the man they think I am at home
Oh, no, no, no I'm a rocket man
Rocket man burnin' out his fuse up here alone
And I think it's gonna be a long, long time
'Til touchdown brings me 'round again to find
I'm not the man they think I am at home
Oh, no, no, no I'm a rocket man
Rocket man burnin' out his fuse up here alone
And I think it's gonna be a long, long time
And I think it's gonna be a long, long time,,,
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昨夜彼女が僕の荷物をまとめてくれた、飛び立つ前に
カウントダウンがゼロになるのは(発射時刻は)朝9時
その頃には 僕は凧みたいに高く舞い上がっているだろう
地球がたまらなく恋しい 妻が恋しい
宇宙はあまりにも孤独だ
こんな時間の感覚のないフライトでは
そして、ものすごく長い時間がかかるだろう
着陸してまた元の自分に戻ったとわかるまで
みんなが思うような、家にいるときの僕とは違うんだ
違うんだ 違うんだ 僕はロケット・マン
ここでひとり 導火線を燃やし尽くしているロケットマン
そして、ものすごく長い時間がかかるだろう
着陸してまた元の自分に戻ったとわかるまで
みんなが思うような、家にいるときの僕とは違うんだ
違うんだ 違うんだ 僕はロケット・マン
ここでひとり 導火線を燃やし尽くしているロケットマン
火星は子どもを育てるような場所じゃない
実際 地獄みたいに寒いんだ
もし君が育てようとしても助けてくれる人は誰もいない
科学のことはまるっきり分からないよ
これはただの仕事なんだ 週に5日の
ロケットマン ロケットマン
そして、ものすごく長い時間がかかるだろう
着陸してまた元の自分に戻ったとわかるまで
みんなが思うような、家にいるときの僕とは違うんだ
違うんだ 違うんだ 僕はロケット・マン
ここでひとり 導火線を燃やし尽くしているロケットマン
そして、ものすごく長い時間がかかるだろう,,,(拙訳)
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「ロケットマン」は、エルトン・ジョンが1972年に発売したアルバム『ホンキー・シャトー』のリードシングルとして全英2位、全米6位と、当時の彼にとって最大のヒットになっています。
その後、彼はそれ以上のヒット曲をたくさんリリースしましたので、存在感が薄れた時期もありましたが、結局、現在では”ロケット・マン”は彼の自伝映画のタイトルになった通り、まさに彼の代名詞の曲になり、ストリーミング再生でも彼のレパートリーの中でトップ3に入るほどの人気曲になっています。
「宇宙をテーマにした曲なので、メロディーを書くのはとても楽だった。とても広々とした曲なんだ」とエルトンは語っています。
そして、歌詞を書いたバニー・トーピンは曲のヒントになったものがあったことを告白しています。
「実は、レイ・ブラッドベリのSF短編集『イラストレイテッド・マン』からインスピレーションを得た曲なんです」「あの本には『ロケットマン』っていう物語があって、未来の宇宙飛行士が日常的な仕事になるっていう話なんですけど…それで、そのアイデアをそのまま取り入れて、曲にしてみたんです」(NME 2023年3月22日)
レイ・ブラッドベリが書いた「ロケット・マン」は日本でも「刺青の男(原題:The Illustrated Man)」というタイトルの短編集で読むことができます。宇宙飛行士を父にもつ息子が主人公の話です。主人公の少年は父親のような宇宙飛行士に憧れているのですが、母親はいつも夫によそよそしく接することが気になっていたんですよね。でも、それは夫が宇宙飛行中に事故が起こるんじゃないかと心配なあまり、夫はすでに死んでいるものとして思い込もうと感情を殺していたからだったんです。
この物話をどう説明しようかと思っていたら、アメリカのサイケデリック・フォーク グループ、Pearls Before Swine が1970年にリリースしたアルバム「The Use of Ashes 」に収録された「Rocket Man」という同名の曲の歌詞がかなり原作に忠実なものでしたので、ご紹介したいと思います。
My father was a rocket man
He often went to Jupiter or Mercury, to Venus or to Mars
My mother and I would watch the sky
And wonder if a falling star
Was a ship becoming ashes with a rocket man inside
My mother and I Never went out
Unless the sky was cloudy or the sun was blotted out
Or to escape the pain
We only went out when it rained
My father was a rocket man
He loved the world beyond the world, the sky beyond the sky
And on my mother's face, as lonely as the world in space
I could read the silent cry
That if my father fell into a star
We must not look upon that star again
My mother and I Never went out
Unless the sky was cloudy or the sun was blotted out
Or to escape the pain
We only went out when it rained
Tears are often jewel-like
My mother's went unnoticed by my father, for his jewels were the stars
And in my father's eyes I knew he had to find
In the sanctity of distance something brighter than a star
One day they told us the sun had flared and taken him inside
My mother and I Never went out
Unless the sky was cloudy or the sun was blotted out
Or to escape the pain
We only went out when it rained
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父はロケットマンだった
木星や水星、金星、火星へと
しばしば出かけて行った
母と僕は空を見上げて
流れ星を見るたびに
あれはロケットマンを乗せた船が
灰になって消えていく姿ではないのかと不安に思った
母と僕は めったに外へ出なかった
空が曇っている時か
太陽が隠れている時以外は
もしくは 心の痛みから逃れるために
雨の日にだけ 外へ出かけた
父はロケットマンだった
この世界の向こうにある世界
空の向こうにある空を 彼は愛していた
宇宙にポツンと浮かぶ世界みたいに孤独な
母の顔からは 静かな叫びが読み取れた
もし父が星に落ちてしまったなら
僕たちは決してその星を見てはいけないのだという
母と僕は めったに外へ出なかった
空が曇っている時か
太陽が隠れている時以外は
もしくは 心の痛みから逃れるために
雨の日にだけ 外へ出かけた
涙は時に宝石のようだ
だけど母の涙に 父は気づかなかった
父にとっての宝石は 星だったから
父の瞳を見て 僕は分かっていた
彼は見つけねばならなかったことを
距離という尊厳の中に
星よりももっと輝く何かを
ある日太陽が激しく燃え上がり
父をその中に飲み込んだと
僕たちは知らされた
母と僕は めったに外へ出なかった
空が曇っている時か
太陽が隠れている時以外は
もしくは 心の痛みから逃れるために
雨の日にだけ 外へ出かけた (拙訳)
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かなり原作のニュアンスを生かした曲ですので、もし興味を持たれた方はブラッドベリをご一読ください。
あと、宇宙飛行士を主人公にした有名な歌には、デヴィッド・ボウイの「スペース・オディティ」がありますね。それから、ラー・バンドの「クラウズ・アクロス・ザ・ムーン」は宇宙飛行士の奥さんが主人公で空を見ながら旦那のことを思う歌でした。ご興味のある方はぜひクリックしてチェックしてみてください。
さて、最後は映画「ロケット・マン」でエルトン・ジョンを演じたタロン・エガートンが歌う「ロケット・マン」を。
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