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「イフ・オンリー・フォー・ワン・ナイト(If Only for One Night)」 ルーサー・ヴァンドロス(Luther Vandross)(1985)

おはようございます。今日はルーサー・ヴァンドロスの「イフ・オンリー・フォー・ワン・ナイト」です。

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Let me hold you tight
If only for one night
Let me keep you near
To ease away your fear
It would be so nice
If only for one night

I won't tell a soul
No one has to know
If you want to be totally discreet
I'll be at your side
If only for one night,
If only for one night

Your eyes say things I never hear from you
And my knees are shaking, too
But I'm willing, willing to go through
I must be crying
And standing in this place
But I'm feeling no disgrace
For asking...

Let me hold you tight
If only for one night
Let me keep you near
To ease away your fear
It would be so nice
If only for one night,
If only for one night

I'll tell you what I need is
(One night, one night, oh) 
What I need is
(One night, one night, oh)
One night of your love, of your love, 
of your love and ooh, yeah, yeah, yeah
I'm asking...

Let me take you home
To keep you safe and warm
'Til the early dawn
Warms up to the sun
It would be so nice if only for one night

Hey, yeah, one night
If only for one night, 
ooh, yeah, yeah, yeah, hey hey
If only for one night, 
If only for one night, 
night, night, night, yeah, one night
If only for one... night...

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君を強く抱きしめさせてほしい
たとえそれが一夜だけでも
君の不安を消してあげるから
僕をそばに居させて
きっとすごく素敵なことさ
たとえ一夜だけだとしても

誰にも言いはしない
誰も知る必要もない
君が全く目立ちたくないなら
僕は君の味方さ
たとえ一夜だけでも、
一夜だけでもいいんだ

君の口からは聞いたことのないことを
君の瞳が語っている
僕の膝は震えてる
だけど僕はきっと、乗り越えてみせる
僕は泣いているんだろう
ここに立っているけれど
恥じる気持ちはないんだ
頼んでいることを…

君を強く抱きしめさせてほしい
たとえそれが一夜だけでも
君の不安を消してあげるから
僕をそばに居させて
きっとすごく素敵なことさ
たとえ一夜だけだとしても

僕に必要なのは…
一夜だけ…たった一夜でいいんだ
必要なのは...
一夜だけ…たった一夜の愛なんだ
一夜の君の愛を、君の愛を
お願いだ

君を家まで送らせてほしい
君を守って温めてあげたいから
明け始めた空に
太陽が昇るまで
きっとすごく素敵だろう
たった一夜だけでも

そう、一夜だけ
もし一夜だけでも
たとえ一夜だけでも...  (拙訳)

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 この曲を書いたのは前回ご紹介したブレンダ・ラッセルです。彼女のファースト・アルバム「恋風(Brenda Russell)」(1979)に収録されていました。

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 翌1980年にはロバータ・フラックがピーボ・ブライソンとの共演アルバム「Live& More」でカバーしています。

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 ロバータ・フラックは「やさしく歌って」、「愛のためいき(Feel Like Makin' Love)」など自分が取り上げる曲選びのセンスが頭抜けて優れた人なんですが、この曲はその彼女の”お眼鏡にかなった”んですね。

 

 切ない感情が過剰に演出されることなしに、聴き手にまっすぐに伝わってくるような感じがして、昔から僕も大好きな曲なんですが、ブレンダ・ラッセルはどのようにして書いたのでしょう?

 「まず何よりも、心から書いたものは人の心に響くと、いつも思っている。書いているとき、あまりに悲しくて、心が壊れそうで泣きながら書いていたなんて、誰も知らないのよ。でも、人はそれを“感じる”の。私はそこから本当にたくさん学んだ。人は、書くのがつらかった曲ほど強く惹かれるということに気づいたの。”わかる、その気持ち”と感じるのね。「If Only For One Night」がまさにそうだった。私はいつも泣いてた。アンドレとマネージャーのブレンダ・ダッシュは、よく私をからかってたわ。「ほらまた始まったよ……」って(笑)。私は本当に感情的なタイプなの。」(POP MATTERS  28 April 2023)

 ブレンダ本人"泣きながら"この曲を書いたんですね。詞曲にたっぷり感情が込められていたから、かえって過剰に感傷的なアレンジや必感情の入り過ぎた熱唱は必要なかったのかもしれません。

 とはいえ、ブレンダ・ラッセルは自分の歌唱力には自信がなかった人で、ロバータ・フラックも情感に訴えない知的な穏やかさが魅力のアーティストです。この曲がもっと広まるには絶妙な加減で情感を加えることのできるシンガーが必要だったんだと思います。仕上げのコーティングをするような。で、いました。それがルーサー・ヴァンドロスだったんですね。

 彼は70年代にバックシンガーとして実績、実力ともにトップに君臨していた実力の持ち主で、80年代にソロ・シンガーとしてデビューすると、アルバムを出せばR&Bチャートで必ず1位になるほどの人気を誇っていました。その彼が1985年リリースの4枚目のアルバム「The Night I Fell in Love (邦題:マンハッタン・ナイト・ラブ)」で取り上げ、しかものちにシングル・カットもしました。

 ブレンダはこう語っています。

「ちょうどスウェーデンから帰ってきたばかりで、ストックホルムで「Get Here」を書いたんだけど、何も起きなかったの。お金もなくてね。そんなとき、「ルーサーがあなたの曲を録音したよ」と聞かされたの。「わあ! それはすごい!」って思ったわ。
それがちょうどクリスマスの時期で、人生でいちばん素晴らしいクリスマスプレゼントだったの。」

 この頃の彼女は3枚目のアルバムが売れずに終わり、活路を求めてスウェーデンにわたり曲作りをしていました。その中には「ピアノ・イン・ザ・ダーク」もあったわけですが、ヒットするのはその2年後ですので、この時期は生活も苦しかったんですね。

 そして、ルーサーというのは「イフ・オンリー・フォー・ワン・ナイト」という曲のポテンシャルを最大限に引き出すことができたシンガーだったのです。

ブレンダはこう言っています。

「彼のあの素晴らしい声! 本当に史上最高の歌声のひとつだったと思う。
それに彼は、バックグラウンド・アレンジの天才でもあったの。まるで滝のように流れる重なり合う声や、いろんなアイデアを思いつくのよ。本当に天才だった、あの人は。私は彼のことが本当に好きだった。

 初めて会ったとき、彼はまるで子どものように私のところに駆け寄ってきて、
”ブレンダ! 僕はあの曲が大好きなんだ!”って言ってくれたの。とてもキュートだった。彼は本当に私の大ファンだったの。」(POP MATTERS  28 April 2023)

 確かにルーサーは圧倒的に声が良くて歌がうまいですよね。もう一つ僕が思うのは、彼はディオンヌ・ワーウィックなどに憧れ、女性ヴォーカリストを手本に歌を志した人なので、女性的な感性が表現された歌の理解や表現に特に優れていたんじゃないかと思うんです。この曲でも、歌いっぷりが本当に繊細で滑らかなんですよね。

 ルーサーのヴァージョンでめちゃくちゃハードルが上がったのか、その後はこの曲をカバーする人は少ないです。。。そんな中、ルーサーが亡くなった2005年に彼のトリビュート・アルバム「So Amazing: An All-Star Tribute to Luther Vandrossがリリースされ、その中でベイビーフェイスがカバーしています。

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 ヴォーカル力での戦いは早々に放棄して(?)彼らしい優しいムードで勝負してる感じですね。

 最後にルーサーのライヴ・ヴァージョンがありますのでそちらで今日は締めたいと思います。

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The Night I Fell In Love

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