おはようございます。今日はブレンダ・ラッセルの「ピアノ・イン・ザ・ダーク(Piano In The Dark)」です。
When I find myself watching the time
I never think about all the funny things you said
I feel like it's dead
Where is it leading me now
I turn around in the still of the room
Knowing this is when I'm gonna make my move
Can't wait any longer
And I'm feeling stronger but oh
Just as I walk through the door
I can feel your emotion
It's pulling me back
Back to love you
I know I'm caught up in the middle
I cry just a little
When I think of letting go
Oh no, gave up on the riddle
I cry just a little
When he plays piano in the dark
He holds me close like a thief of the heart
He plays a melody
Born to tear me all apart
The silence is broken
And no words are spoken but oh
Just as I walk through the door
I can feel your emotion
It's pulling me back
Back to love you
I know I'm caught up in the middle
I cry just a little
When I think of letting go
Oh no, gave up on the riddle
I cry just a little
When he plays piano in the dark (Dark)
The silence is broken
And no words are spoken but oh
Just as I walk through the door
I can feel your emotion
It's pulling me back
Back to love you
I know I'm caught up in the middle
I cry just a little
When I think of letting go
Oh no, gave up on the riddle
I cry just a little
When he plays piano in the dark
(In the dark)
Oh.. I cry, I cry..
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時間を見つめる自分に気づくとき
あなたが言ったおかしな言葉なんて思い出さない
もう終わってしまった気がする
今、私はどこへ向かっているの
静まり返った部屋の中で振り返る
今こそ動き出すときだってわかってる
もうこれ以上待てない
気持ちは強くなってる、だけど
ドアを通り抜けたその瞬間
あなたの感情が伝わってくる
それが私を引き戻す
また、あなたを愛することへ
私は板挟みだってわかってる
少しだけ泣いてしまう
手放すことを考えるときには
ああ、もうこの謎を解くのはあきらめた
少しだけ泣いてしまう
彼が暗闇でピアノを弾くときには
彼は私を抱き寄せる、心の盗人みたいに
彼が奏でるメロディーは
私の心を引き裂くために生まれた
沈黙が破られて
言葉はかわされない、でも
ドアを通り抜けたその瞬間
あなたの感情が伝わってくる
それが私を引き戻す
また、あなたを愛することへ
私は板挟みになっている
少しだけ泣いてしまう
手放すことを考えるときには
ああ、もうこの謎を解くのはあきらめた
少しだけ泣いてしまう
彼が暗闇でピアノを弾くときには
沈黙が破られて
言葉はかわされない、でも
ドアを通り抜けたその瞬間
あなたの感情が伝わってくる
それが私を引き戻す
また、あなたを愛することへ
私は板挟みになっている
少しだけ泣いてしまう
手放すことを考えるときには
ああ、もうこの謎を解くのはあきらめた
少しだけ泣いてしまう
彼が暗闇でピアノを弾くときには
(暗闇の中で)
ああ…泣いてしまうの、泣いてしまうの…(拙訳)
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ブレンダ・ラッセルは本当に才能のあるソングライターだと思います。黒人のソングライターでありながら、R&Bの枠を超えて、ポップ・ミュージックとして完成度の高い作品を数多く残しています。その彼女がアーティストとしてデビューしてから10年近く経って、ようやく出たヒット曲がこの「ピアノ・イン・ザ・ダーク」でした。
まずは、彼女の歩みをざっとおさらいしてみます。
彼女は本名をブレンダ・ゴードンといい、1949年にニューヨーク・ブルックリンで生まれ育っています。父親がシンガー、母親がシンガーソングライターという音楽一家で、また当時のブルックリンはストリートでコーラスグループが歌ったり、街中が音楽があふれていて、彼女が音楽に興味を持つことは自然なことでした。
12歳の時に両親が離婚し、父親と共にカナダに移住した後から、彼女はピアノを弾き始め曲も作り始めます。そして出会ったのが、ブライアン・ラッセル。ブライアンはカナダのテレビに出演していたシンガーで、二人は結婚しコンビで音楽活動を始めます。二人が書いた曲を最初に取り上げたのはアン・マレーで、1974年に発売された「BackstreetLovin'」という曲でした。そして、同じ年に彼女たちがルーファス・フィーチャリング・チャカ・カーンに書いたのが「Please Pardon Me」でした。
カナダからLAに拠点を移し、エルトン・ジョンの”ロケット・レコード”と契約したブレンダとブライアンは、バック・コーラスとしてエルトンのコンサートの他、ニール・セダカの「雨に微笑みを(Laughter In The Rain)」やロバート・パーマーのアルバム「ダブル・ファン」などに参加し、デュオとして2枚のアルバムをリリースしています。
”ブライアン&ブレンダ”の1枚目のアルバムに収録されていた「Gonna Do My Best To Love You」
ブライアンと離婚した後、彼女はソロ・アーティストとして活動を始め、1979年にトミー・リピューマのホライズン・レーベルからデビュー・アルバム「恋風(Brenda Russell)」をリリースし、デビュー曲「So Good So Right」は全米30位と上々のスタートになっています。
彼女はカナダでデヴィッド・フォスターと知り合ったことがきっかけで、1980年にデヴィッドがモーリス・ホワイトと作曲したアース、ウィンド&ファイアーの「You」の歌詞を手掛けています
そして、1981年にセカンド・アルバム「ラヴ・ライフ(Love Life)」1983年にサード・アルバム「出逢いのときめき(Two Eyes)」をリリース。この2枚はAORファンからも人気の高い作品になっています。
「出逢いのときめき」に収録されていた「愛のサムシング(It's Something)」。レスリー・スミスもカバーしAORの定番曲の一つ。
リリースした3枚のアルバムとも、優れた曲が揃った充実した内容の作品だと僕は思うのですが、セールス的には振るわず、彼女はスウェーデンのストックホルムに移り次のアルバムのための曲作りを始めます。 そして前作から5年のブランクを経てリリースされたアルバム「ゲット・ヒア(Get Here)」からのシングルになったのが 「ピアノ・イン・ザ・ダーク」でした。この曲では彼女は作曲はせず、作詞を担当しています。
「『ピアノ・イン・ザ・ダーク』は、友人のジェフ・ハルとスコット・カトラーと共作しました。ジェフ・ハルは素晴らしいピアニストです。まず、彼とスコットがカセットテープを送ってくれました。「ブレンダ、歌詞が必要なんだ」と言われました。「OK!」と返事して、その曲を弾いてみたら、本当に美しい曲でした。私は以前は曲名を思いついたらノートに書きためていました。ある日、私からの返事がなかったので、彼らから焦った様子で電話がかかってきました。「何か思いついた?」と聞かれたので、「ちょっと待って」と答えました。曲名ノートを開いて見ていくと、「『ピアノ・イン・ザ・ダーク』はどう?」とたずねました。二人とも「どういう意味だい?」と聞いてきたので、「わからないけど、いつかわかるわ!」と答えたの(笑)。私は仕事場に行って歌詞を書いたわ。簡単にできたわ。私たちはいいものができたって思った」(POP MATTERS)
彼女は”ネタ帳”から選んだタイトルから歌詞をイメージしていったんですね。
「彼女は彼と別れたがっている。ある意味本当に飽きてしまっていた。でも、彼女がそうしようとするたびに、彼は座ってピアノを弾き始める。そして、彼女はすぐに引き戻される。彼女は彼の演奏にすっかり夢中になる。そして、彼は暗闇の中で演奏している、理論上は。必ずしも文字通り暗闇の中で演奏しているわけじゃないけど。でも、基本的に彼女を彼に繋ぎ止めているのは、彼の音楽。それで、私はこの物語を書いてみるのは面白いと気がついたの」(Songfacts)
人間的にはもう魅力感じていないけど、彼の音楽にはいまだに惹かれてしまう、、。アーティストと付き合ったことのある女性の方は似たような経験はあるのでしょうか?僕には経験がないのでわかりませんけどw。
この曲は全米6位まで上がり、グラミー賞の「ソング・オブ・ザ・イヤー」にもノミネートされるほどのヒット曲になりました。ちなみに、この曲をシングルにすることに決めたのはレーベル(A&M)の社長のハーブ・アルパートだったそうです。
その後も4枚のアルバムをリリースしていますが、再び彼女が注目されたのは2005年にトニー賞を受賞したブロードウェイミュージカル「カラーパープル」の作詞作曲者の一人としてでした。
最後にアルバム「ゲット・ヒア」のタイトル曲を。この曲は1990年にオリータ・アダムスがカバーし全米5位の大ヒットになっています。せっかくなのでオリジナルとカバーの両方を。
