おはようございます。今日はアメリカの「金色の髪の少女」です。
Well, I tried to make it Sunday,
but I got so damn depressed
That I set my sights on Monday
and I got myself undressed
I ain't ready for the altar,
but I do agree there's times
When a woman sure can be a friend of mine
Well, I keep on thinking about you,
Sister Golden Hair surprise
And I just can't live without you,
can't you see it in my eyes?
I been one poor correspondent
and I've been too, too hard to find
But it doesn't mean you ain't been on my mind
Will you meet me in the middle?
Will you meet me in the air?
Will you love me just a little?
Just enough to show you care
Well, I tried to fake it
I don't mind sayin'
I just can't make it
Well, I keep on thinking about you,
Sister Golden Hair surprise
And I just can't live without you,
can't you see it in my eyes?
I been one poor correspondent
and I've been too, too hard to find
But it doesn't mean you ain't been on my mind
Will you meet me in the middle?
Will you meet me in the air?
Will you love me just a little?
Just enough to show you care?
Well, I tried to fake it
I don't mind sayin'
I just can't make it
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ああ、日曜日に決行しようとしたんだけど
ひどく落ち込んでしまってさ
それで月曜日に狙いを変えて
自分自身を見せることにした
結婚する準備はできてないけど
僕だってわかってるさ
一人の女性が僕の友達になれる時もあるってことは
ああ、君のことがずっと頭から離れないんだ、
衝撃のシスター・ゴールデンヘア
君なしでは本当に生きられないんだ、
僕の目にそれが見えないかい?
僕はマメに連絡しないし
どこにいるかわからないやつさ
でもそれは、君が僕の心にいなかったって意味じゃない
折り合いをつけてくれないか?
ふわっと会ってくれないか?
少しだけでいい、愛してくれるかい?
気にかけてくれるだけで十分さ
ああ、ごまかそうとしたけど
言うことに抵抗はないけど
ただ上手くできないんだ
ああ、君のことがずっと頭から離れないんだ、
衝撃のシスター・ゴールデンヘア
君なしでは本当に生きられないんだ、
僕の目にそれが見えないかい?
僕はマメに連絡しないし
どこにいるかわからないやつさ
でもそれは、君が僕の心にいなかったって意味じゃない
折り合いつけてくれないか?
ふらっと会ってくれないか?
少しだけでいい、愛してくれるかい?
気にかけてるだけでで十分さ
ああ、ごまかそうとしたけど
いうことに抵抗はないけど
ただ上手くできないんだ (拙訳)
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相手のことはすごく好きだけど、結婚とか現実的なことからは逃げたいので、なんとか折り合いをつけてもらって、ふわっとした状況のままで関係を持ちたいという、ナイーヴなくせに、かなり自己中な男性の歌です。コミュ障な匂いもするので、なんだか1975年の歌とは思えないですね。かえって現代の男子っぽい。いや、でも考えてみると、僕も若い頃はそんな感じだった気もしますので(苦笑)、女性に対する男の本質的なものは実は昔から変わってないのかもしれないですね。。。
さて、アメリカはジェリー・ベックリー、デューイ・バネル、ダン・ピークの3人によってイギリス、ロンドンで結成されたバンドです。ただ3人ともアメリカ人で、父親が軍人だったためにイギリスに駐留していたんですね。彼らのデビューもイギリスです。イギリスにいたからこそかえって母国への強い思いがあってそういうバンド名にしたわけですね。
この「金色の髪の少女」は1975年にリリースされた5枚目のアルバム「Hearts」からのシングルで見事全米1位に輝いています。プロデューサーはビートルズを手がけたジョージ・マーティン。彼らの希望で前のアルバム「Holiday」から彼らをプロデュースしています。エンジニアはやはりビートルズで知られるジェフ・エメリックです。
アメリカは3人ともに曲が書けて、アルバムにはそれぞれが書いた曲をかなり均等に収録していますが、この「金色の髪の少女」を書いたのはジェリー・ベックリーでした。
彼はこの曲に影響を与えたものについてこう語っています。
「この曲はジャクソン[ブラウン]からの影響を受けている。僕らは彼と一緒にツアーをしたし、彼の曲が昔から大好きだった。大きな理由のひとつは、彼の歌詞が持つ“会話的なトーン”だ。まるで誰かが君に直接語りかけているような感じなんだ。彼の歌詞は物語を聞かせてくれるようで、それがすごくいいと思った。僕が彼から学んだのは、その語り口なんだ。」
「もうひとつ、この曲にはジョージ・ハリスンの『My Sweet Lord』のサウンドがはっきりある。12弦アコースティックギターで始まって、そのあとにスライドギターが入ってくるんだけど、これはまさに『My Sweet Lord』から取ってきたものだ。コード進行じゃなくて、音の組み合わせの部分だね。」(American Songwriter August 2, 2021)
なるほど、って感じですね。確かに語りかけてくるような歌詞がすごく効果的だと思います。あと、ジャクソン・ブラウンに関しては歌詞だけじゃなく、曲調として「テイク・イット・イージー」あたりのニュアンスも感じますよね。
ジョージ・ハリソン「マイ・スウィート・ロード」
この2曲の後に「金色の髪の少女」をあらためて聴くと、うんうんって感じになります。ただ、これは過去の名曲にインスパイアされて新たな名曲が生まれる、というポップ・ミュージックの本質を感じさせる好例だと思います。
アメリカの代表曲「名前のない馬」の記事でも書きましたが、彼らは自分たちがリスペクトし影響を受けたアーティストの楽曲を、彼ららしいスタイルに変え、かつポップに仕上げる、そういう技能に長けているんですよね。
「金色の髪の少女」は「名前のない馬」以来になる全米1位の大ヒットになりました。
アメリカは”イギリス育ちのアメリカ人がロンドンで結成デビューしたバンド”です。この「金色の髪の少女」はアメリカ録音ですが、プロデューサー、エンジニアがイギリス人で、アメリカ人のジャクソン・ブラウンとイギリス人のジョージ・ハリソンの影響を受けて作られています。もう一つの彼らの大ヒット曲「名前のない馬」はアメリカ人のニール・ヤングの影響を受けながらロンドンで録音されているわけで、ものすごく安直な言い方で恐縮ですが<英米の化学反応>の不思議な作用でブレイクしたバンドなのかもなって僕は思ってしまうわけです。
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