おはようございます。今日はクリスチャン・クリアの「ディープ・グリーン」です。
Guess I did see it coming
Made it look easy, we barely even had to try
Ride around town 'til the morning
Braving the breeze as we stare at passing satellites
You told me you would take aim
But it's not even an option
You fake everything
And now that it's all in the open
Everything's clear as daylight
Deep green
Running 'cross your surface like oceans
Of emotions
Deep green
I can read it all in the motion
Don't you make a sound
Clearly, you don't understand
Got your own reasons to drag it to the bitter end
Talking all night
'Cause you know wherе it's going
Setting the room on fire
Likе you don't care
If it's unfair
And you never look back
You told me you would take aim
But it's not even an option
You change everyday
And now that's it's all in the open
Everything's clear as daylight
Deep green
Running 'cross your surface like oceans
Of emotions
Deep green
I can read it all in the motion
Don't you make a sound
Always deep green
Running cross your surface like oceans
Of emotions
Deep green
I can read it all in the motion
Know it's over now
Deep green
(Don't you make a sound)
Deep green
(Know it's over now)
Deep green
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こうなるってわかっていたのかも
簡単そうに見せかけて
僕らはがんばる必要さえなかった
朝まで街をドライブした
風に逆らって 通り過ぎる衛星を見つめながら
君はどうするか決めるって言ってたけど
それももう選択肢ですらない
君はすべてを偽っていた
そして、全部明るみに出た今は
すべて真昼の光みたいにハッキリ見える
深いグリーン
感情の海のように 君の表面を走り抜けていく
深いグリーン
その動きだけですべてが読み取れる
音を立てないで
あきらかに、君はわかってない
自分勝手な理由で、わざと苦い結末に持っていってる
夜通し話し続ける
どうなるかを君はわかってるから
部屋に火をつける
それが不公平でも気にしちゃいないみたいに
君は振り返りもしない
君はどうするか決めるって言ってたけど
もう、そんな選択肢さえない
毎日君は変わっていく
そして全部明るみに出た今
すべてが、真昼の光みたいに見えている
深いグリーン
感情の海のように 君の表面を走っていく
深いグリーン
その動きから、すべてが読み取れる
音を立てないで
いつも深いグリーンが
感情の海のように 君の表面を流れている
深いグリーン
その動きだけで 全部がわかる
もう終わったってわかってるんだ
深いグリーン(音を立てないで)
深いグリーン(もう終わったって)
深いグリーン (拙訳)
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涼しげなサウンドでに乗って”ディープ・グリーン”って歌うので、僕は窓から見える木々が夏の光を浴びて深い緑色になったなあ、時間がたつのはほんとに早いなあ、などとしみじみと思ってしまったんですけど、歌詞を読んでみると、”ディープ・グリーン”は恋愛関係が終わってしまっていることを感じさせる彼女の”様子”を象徴的にあらわしているようですね。
深い緑がどんな感情を示しているのかは僕にははっきりつかみきれませんが(歌詞ですから聴く人それぞれの解釈で全然問題ないと思いますが)、静かで、でも揺るぎない気持ち、それと少し距離感を感じさせるように思います。とにかくなかなか興味深い表現です。
さて、この曲を歌っているクリスチャン・クリア。カリフォルニア出身のアーティストです。クリア(KURIA)とは珍しい苗字ですが、父親がケニアからの移民だったようです。その父親が神父で母親は歌っていたため、彼も幼い頃から教会で音楽を学んでいきました。
彼の大きな特徴の一つは、R&Bシンガーでありながらギタリストであるという点です。10代の頃は西海岸のパンク・シーンに夢中になり、ジョン・メイヤーをしって人生が変わり、彼のギタープレイを真似ようと真剣に練習していたそうです。
この「ディープ・グリーン」も曲の終わりに印象的なギターソロが出てきますが、これも彼自身が弾いているんですね。
今活躍している若いアーティストには共通することですが、彼もまたYouTubeに動画をアップすることによって注目を集めるようになっています。最初はHipHopやR&Bのビートに合わせてギターでカバー曲を演奏していたそうです。そして、ボーカルやソングライティングも勉強していたので、Top40ヒットのカバーを歌うようになり、やがてオリジナル曲もアップし始めます。それが2018年の頃でした。2019年には自身の作品を配信リリースするようになり、2020年には初めてのアルバム「Borderline」をリリースし注目を集めます。
「Borderline」に収録されていた人気曲「Too Good」。MVってこういうのでも全然いいんだなあ、、
そして、同年に発売されたシングル「Toroka」がサブスクでバイラル・ヒットになりました。”Toroka”とはケニア語でEscape、Run Awayという意味なのだそうです。
2022年には「Toroka」も収録されたセカンド・アルバム『Suspension of Disbelief』をリリース。そこに収録されていたのがこの「ディープ・グリーン」でした。
彼は自身の楽曲のテーマについてこのように語っています。
「多くのテーマは「愛」と「失恋」です。愛というのは人が感じる中でも特に深い感情だと言われていますし、僕も強く心を動かされます。とりわけ2人の人間が恋に落ちたときは。人間関係、愛、そしてそれを一人の人間としてどう成立させていくかというテーマは、私の曲にずっと繰り返し現れています。音楽的には、失恋というコンセプトを聴いて心地よいもの、明るくて多彩な体験に変換することが、自分の使命だと思っています。」
「人間の経験の中で、ちょっと悲しい部分にも美しさを見出してほしいんです。音楽には、人生の悲劇的な側面さえも、美しく、少し不気味で、それでいて素晴らしいものに変える力があります。」 (ON THE JUNGLE FLOOR)
また「ディープ・グリーン」についてはこういう風に語っています。
「ハッピーな歌や、明るいサウンドと、悲劇的な歌詞のものを、ある種並べてみることが大好きなんです。でも、それはまさに僕たちが生きる人生の本質じゃないですか?」(CLASH 5/02 · 2023)
ちなみに、彼は今年(2025年)、新しいアルバム「Paradigm」(パラダイム)をリリースしています。そのアルバムから最後に1曲「Ride」を。

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