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「Fall In Love Alone」ステイシー・ライアン(Stacey Ryan)(2022)

おはようございます。今日はステイシー・ライアンの「Fall In Love Alone」です。

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I'm familiar with unrequited
I know you got a heart that's undecided just like mine
It takes its sweet time
I been shy to dive into the deep end
'Cause I don't really wanna lose a good friend, but I might
Find something divine

It's electric every time we touch
I've been living for this head rush
But sometimes it's too much

If we never try
How will we know
Baby, how far this thing could go
Give me a sign
If I'm on your mind
I don't want to fall in love alone

I wish that I could tell what you were thinking
I hate that I slip up when I've been drinking, but oh wеll
I can't help myself
I'm getting rеally tired of this back and forth
Why don't we just give in to this driving force? I mean
There's something between us

It's electric every time we touch
I've been living for this head rush
But sometimes it's too much

If we never try
How will we know
Baby, how far this thing could go
Give me a sign
If I'm on your mind (You know that you're on my mind)
I don't want to fall in love alone
(I don't want to fall in love alone)
If we never try (I don't want to fall in love alone)
How will we know
Baby, how far this thing could go (Just how far this thing will go)
Give me a sign (Give me a sign, give me a sign)
If I'm on your mind
I don't want to fall in love alone (Alone)

Fall, I don't wanna fall
I don't wanna fall in love alone (You just need to be right here next to me)
Fall, I don't wanna fall (Next to me, next to me)
I don't wanna fall in love alone (I don't wanna be without you, baby)
Fall, I don't wanna fall (I don't want)
I don't wanna fall in love alone (I, I, I)
Fall, I don't wanna fall (I can't be alone)
I don't wanna fall in love alone (Alone)

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報われない恋には慣れてる
あなたも私みたいにまだ心が決まってないのね
時間ばっかりかかってしまうのよね

臆病で深いところに飛び込めなかった
だって、大切な友達を失いたくなかったから
でももしかしたら
何か特別なものが見つかるかも

二人触れるたびに、電気が走る
ラクラするために生きてるような気がする
だけどそれは時々 トゥーマッチなの

もし、私たちが試してみなかったら
どうしてわかるの?
ねえ、この想いがどこまで行けるか
示してほしい
もし、私のこと考えてるなら
一人きりで恋に落ちたくないの

あなたが何を考えてるのかわかればいいのに
お酒を飲んだときに
うっかり口を滑らせる自分が嫌になるけど
仕方がないのよ
もうこの行ったりきたりの関係に疲れちゃった
この止められない気持ちに、身を任せてみない?
私たちの間には何かあるでしょ

触れ合うたびに、電気が走る
このときめきのために生きてるようなもの
でも、それは時々 トゥーマッチなの

もし、私たちが試してみなかったら
どうしてわかるの?
ねえ、この想いがどこまで行けるか
示してほしい
もし、私のこと考えてるなら
(あなたのことばかり考えてる)
一人きりで恋に落ちたくないの
(ひとりきりで恋したくない)

もし私たち試してみなかったら(ひとりは嫌なの)
どうやってわかるの?
ねえ、どこまでたどり着けるか
(どこまで行けるか知りたいの)
教えてほしい(教えてよ)
私のこと考えてるなら
一人きりで恋に落ちたくないの

私は落ちたくない
一人で恋なんかしたくない
(あなたがそばにいてくれるだけでいい)
落ちたくない(そばにいて、そばにいて)
一人で恋に落ちたくない(あなたなしじゃイヤなの、ベイビー)
落ちたくない
一人で恋なんかしたくない
落ちたくない
私一人で恋に落ちたくない   (拙訳)

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 ステイシー・ライアンはカナダ・モントリオール出身のシンガーソングライターで、TikTokをきっかけでブレイクしたという、実に今の時代らしいプロフィールの持ち主ですので、”今の音楽業界での成功のつかむ方法の一例”を知るためにも、今日はざっと彼女の歩みを追っていきたいと思います。

 彼女は幼い頃からピアノを習い、高校では音楽の専門プログラムで音楽理論などを学びトランペットも吹いていたそうです。大学では、ジャズを専攻し、それに関連したスタイルや理論、知識も学んだという、音楽の素養がしっかり身についている人です。

 まず彼女は2018年からYouTubeにカバー動画をアップします。これは日本でも実にたくさんの人たちがトライしている、基本中の基本のアプローチですよね。たくさんの人がやっているからこそ、音楽的な技術だけじゃなく、個性やセンスが問われるものだと思います。 2020年あたりからは、ビー・ジーズ「愛はきらめきの中に」、ジャクソン5など僕くらいの世代にもお馴染みな(苦笑)スタンダードな曲をよくやるようになります。その中で一番反響があったのがグローヴァー・ワシントン・ジュニアの「Just The Two Of Us」。

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 その後も彼女はかなりの数のカバーをYouTubeTikTokにアップしていきます。そして、マネージメントをやりたいという人が現れ一緒に戦略を練るようになり、大学を中退し本気で音楽での成功にチャレンジすることにします。そして、2021年の年末にトライしたのがその頃TikTokで人気が出てきていた"オープンバース・チャレンジOPEN VERSE CHALLENGE)”。

 これは、自分の曲の一部(通常はサビや1番の後)を公開し、2番の“空いている部分”を誰かが自由に歌詞を書いてラップや歌で参加するという”公開型の共作”で、まず、アーティストが「Open Verse Challenge」とタグをつけるなどをして、インストゥルメンタルや歌の一部をTikTokなどに投稿し、しれにフォロワーや他のミュージシャンがその音源を使って「デュエット機能」などを使って自分のパートを追加してアップするんですね。

 彼女の場合「Don't Text Me When You're Drunk」、酔っ払ってメールしてこないで、という歌詞のオリジナル曲をアップし、そこにZai1kというラッパーがラップをつけてアップしたところその動画が大人気になりました。

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 この曲はニューヨーク・タイムズにも取り上げられるほどの話題になり、彼女はついに、アイランド・レコードと契約し、この曲のフルヴァージョンもリリースされました。

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 そして、その次にリリースされたのがこの「Fall In Love Alone」だったわけです。この曲は、プロのソングライターたちと共作する”Writing Session"で作られたようで、作者は彼女本人と、VIctor FrancoとTWICEにも曲を書いたことのあるLara Andersonがクレジットされています。この曲もTikTokを中心にいろんな動画を上げて展開したようですが、僕が興味を持ったのは再生速度を上げる”Sped Up Version”を作っていることです。

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 こうなるともう僕みたいなジジイには理解できないんですが(苦笑)、これSNSのトレンドらしいんですよね。こういう音源は拡散されやすいみたいなんです。実際、このヴァージョン、YouTubeが335万再生、Spotifyでは3500万再生されています。宣伝効果が絶大だったわけです。

 思い出すのは、これは2年くらい前のことだったんですが、僕が制作とマネージメントで関わっている葛谷葉子のデビュー曲を、海外のDJが許可なく(!)倍速にしたミックスをYouTubeにアップして、けっこう再生されたことがあったんです。もちろん、違法なのでレコード会社が動いて取り下げられたのですが、調べてみるとそのタイミングで原曲の再生数もグッと伸びていたんですよね。

 倍速ヴァージョンをレーベル側が公式に作ってアップする、なんてことまでやっていたのか、、、、と思いました。しかも彼女の場合、その後にもっと速い”Super Sped Up Version"も作っているんです。

 「Fall In Love Alone」は1970年代のR&Bを思い起こさせる、グルーヴの気持ちよさがポイントなのに、倍速なんかしちゃったら、、、と僕は思うんですけど。

 彼女は父親の聴いていた1970年代の音楽に大きな影響を受けていて、その楽曲からはオーセンティックでレトロな匂いもしっかりするんですが、宣伝のアプローチは思いっきり今風に振り切ったことで成果を生んだわけですね。

彼女はインタビューでTikTokについてこう語っています。

TikTokにはもちろんすごく感謝しています。でも、プラットフォームとしては常に変化しています。アルゴリズムも絶えず変わっていて、「昨日のTikTok」と「今日のTikTok」はもう別物なんです。以前はすごく伸びていた動画も、今では全然見てもらえなかったりします。人々の好みも常に変わるし、トレンドもどんどん移り変わるんです。

 素晴らしい音楽仲間や友人たちがTikTokでたくさん成功しているのを見ますが、一方でうまくいっていない人もいて…。最近はずっとツアーをしていて、正直なところすごく大変でした。移動しながらコンテンツを作って投稿するって、両立させるのが本当に難しいんです。

 TikTokって「継続」がすごく重視されるんですよね。毎日投稿できれば、アルゴリズム的には有利になります。動画を1本投稿してバズったら最高な気分になるし、その直後に一生懸命作った動画を投稿しても全然見られない…そんなこともよくある。それで気持ちが落ち込むんですよ。「TikTokでうまくいってないってことは、自分はアーティストとしてもダメなんじゃないか…」って思ってしまうんです。

 TikTokでバズること、それがみんなの目標になってる。でも一度でも“バズったことがある”人はわかると思うんですけど、その瞬間を知ってるからこそ、それが終わったときはすごくつらいんです。」 (Ticketmaster Discover   4 July 2023)

 彼女も葛藤しながらTikTokを続けているようです。これはもう今の時代に音楽ビジネスで生きていこうとするアーティストたちにとっては避けては通れない道なのかもしれません。

 ちなみに、この曲はアジア圏、特にインドネシアではチャートの1位になるほどの人気になっています。TikTokでデュエットしたインドネシアのアイドル、Ziva Magnolyaとの共演ヴァージョンも公式に作られています。

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 こうしたSNSでの積み重ねもあって、この「Fall In Love Alone」はYouTubeで5000万再生、Spotifyでは3億近い再生数を上げるまでに至っています。

 現在彼女はメジャーとの契約が打ち切られ、独自に活動をしています。楽曲も以前のようなカジュアルでポップな感じではなく、アーティスティックな方向へとシフトしているように見えます。今年の秋には初めて自分がヘッドライナーをつとめるツアーが予定されているそうです。

 成功を夢見る無名のアーティストたちは、まずTikTokやインスタなどのSNSでそのタイミングで流行っている企画にひたすらトライし続け、もし、うまくキッカケをつかむことが出来たら、ライブで直接ファンと交流し、継続的に応援してくれるコミュニティが作れるような展開に繋げてゆく。これが今の時代の、アーティストが成功する王道なのかもしれません。

 最後は本日(6/27)リリースされたばかりの彼女の最新曲「Good To Be Alone」を。あきらかに「Fall In Love Alobe」と対比させる意図を感じるタイトルですね。日本のブルーノートでもライブを行ったことのある、ゴスペル、ファンク、ジャズを融合する気鋭のオルガン奏者/シンガーのコリー・ヘンリー(Cory Henry)とのコラボ作になっています

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  • Stacey Ryan

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