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「ムーヴ・オン・アップ(Move On Up)」カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield )(1970)

おはようございます。今日はカーティス・メイフィールドの「ムーヴ・オン・アップ(Move On Up)」です。

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Hush now, child
And don't you cry
Your folks might understand you
By and by

Just move on up
Toward your destination
Though you may find, from time to time
Complication

Bite your lip
And take the trip
Though there may be wet road ahead
And you cannot slip

Just move on up
For peace you'll find
Into the steeple of beautiful people
Where there's only one kind

So hush now, child
And don't you cry
Your folks might understand you
By and by

Move on up
And keep on wishin'
Remember your dream is your only scheme
So keep on pushin'

Take nothing less
Than the supreme best
Do not obey rumors people say
For you can pass the test

Just move on up
To a greater day
With just a little faith, if you put your mind to it
You can surely do it

Just move on up
Move on up
But move on up
Oh, child, but just a-move on up
But move on up
Move on up

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静かにするんだ、坊や
泣くんじゃない
いつかきっと
両親も君を理解してくれるさ

ただ前に進むんだ
目指す場所へ向かって
時には
困難にぶつかることもあるさ

唇をかみしめて
旅を続けるんだ
たとえ道が濡れていても
滑ることはできない

ただ前へ進むんだ
そうすれば平和が見えてくる
素晴らしい人々が集う場所へ
そこにはたった一つの真実がある

だから静かにするんだ、坊や
泣くんじゃない
いつかきっと
両親も君を理解してくれるさ

上へと進め
夢を抱き続けるんだ
忘れるな、夢こそが君の計画のすべて
だから諦めずに前に進むんだ

最高のもの以外は
受け入れるな
人の噂になんて従うな
君なら乗り越えられる

ただ前へ進むんだ
より素晴らしい未来へ向かって
ほんの少しの信念があれば
君はきっと成し遂げられる

ただ上に進め
進むんだ
前に進むんだ
そうさ、坊や、ただ前へ進め
進むんだ
前に進むんだ       (拙訳)

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「Move On Up」は、カーティス・メイフィールドが1970年に発表したソロ・デビュー・アルバム『カーティス(Curtis)』に収録され、シングルにもなりました。実はアルバム・バージョンは約9分もの長さがあったので、シングルでは短く編集されました。最初に聴いていただいたのはそのシングル・ヴァージョンです。

 彼の本国アメリカではチャート入りしませんでしたが、イギリスでは1971年最高12位まで上がるヒットになっています。

 カーティスはソロ・デビューする以前は、インプレッションズ(The Impressions)というグループのメンバーでした。彼らの代表作でカーティスが書いた「ピープル・ゲット・レディ(People Get Ready)」は人種差別を撤廃し平和を望む歌として現在広く知られています。

 People Get Ready(1965年全米14位 R&B 3位)

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 彼は同胞を励まし前に進むよう促す歌を多く書きましたが、この「Move On Up」もそうですね。僕は適切な表現が見つけられず「Move On Up」をただ「前に進め」としましたが、Upですから、ただ前進するのではなく、現状より”もっと上”を目指す意味もあるわけです。

 また" Keep On Pushing"(どんどん前進する)というフレーズが出てきますが、これはインプレッションズの代表曲のタイトルでもあります。

Keep On Pushing (1964年 全米10位 R&B1位)

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I've got to keep on pushing , I can't stop now
Move up a little higher, some way, somehow
'Cause I've got my strength
And it don't make sense
Not to keep on pushin'

Hey, hallelujah
Hallelujah
Keep on pushin'

Now maybe some day , I'll reach that higher goal
I know I can make it with just a little bit of soul
'Cause I've got my strength
And it don't make sense
Not to keep on pushin'

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前へ進み続けなきゃいけない、今は止まれない
もう少し高く上がるんだ、どんな方法でも、何とかして
だって、俺には力がある
だから進み続けないなんて、意味がないんだ

ヘイ、ハレルヤ
ハレルヤ
進み続けよう

いつかきっと、もっと高い目標に届くだろう
少しでも魂を込めれば、きっと成し遂げられると信じてる
だって、俺には力がある
だから進み続けないなんて、意味がないんだ

***********************************

 そして、インプレッションズは"Move On Up"と"Keep On Pushing"というフレーズを使ったシングルヒットを1967年にリリースしています。

We're Winner 1967年 全米14位 R&B 1位

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We're a winner
And never let anybody say
Boy, you can't make it
'Cause a feeble mind is in your way
No more tears do we cry
And we have finally dried our eyes
And we're movin' on up (movin' on up)
Lawd have mercy
We're movin' on up (movin' on up)

We're living proof in alls alert
That we're two from the good black earth
And we're a winner
And everybody knows it too
We'll just keep on pushin'
Like your leaders tell you to
At last that blessed day has come
And I don't care where you come from
We're all movin' on up (movin' on up)
Lawd have mercy
We're movin' on up (movin' on up)

***************************************

俺たちは勝者なんだ
誰にも言わせはしない
「お前には無理だ」なんて
弱気な心が邪魔するだけさ
もう涙は流さない
ついに俺たちは涙を拭い去った
そして、俺たちは前へ進んでゆく(前へ進む)
神よ、慈悲を
俺たちは前へ進んでゆく(前へ進む)

俺たちは生きた証なんだ
この良き黒い地球から
生まれた二人であることに気づいた
俺たちは勝者だ
みんなそれを知っている
だからただ進み続けるんだ
指導者たちがそう教えてくれたように
ついにその祝福の日が来た
どこから来たかなんて関係ない
俺たちは皆、前へ進む(前へ進む)
神よ、慈悲を
俺たちは前へ進む(前へ進む)

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 困難な状況にあっても前へ(上に)進むんだ、という”同胞たちへのメッセージをカーティスは何度も歌にし続けたわけですが、興味深いことに

 「Keep On Pushing」では主語が「I」で、「We're Winner」では主語は「We」になり、「Move On Up」では主語は「You」になっています。

 同じメッセージを自分に言い聞かせる→自分たちを励ます→若者へ伝える、という風に、歌の主人公も大人になっていったとも解釈できるように思います。

 

 さて、僕はリアルタイムでは「Move On Up」という曲を知らなかったのですが、初めて聴いたのはカバー・ヴァージョンでした。1982年、カバーしたのはポール・ウェラー率いるThe Jamでした。

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 ポール・ウェラーThe Jamの次に組んだスタイル・カウンシルでもこの曲をカバーしていましたから、よほど好きだったんですね。このカバーをきっかけに日本でも”渋谷系”を中心にこの曲が再評価されていったという記憶があります。

  ちなみに、アメリカでは1979年にDestinationというディスコ・バンドがカバーしてビルボードのダンス・チャートの1位になっています。

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 ディスコ・ヴァージョンが作られるということは、それくらいこの曲のグルーヴがかっこいいということなんでしょう。

 この曲のかっこよさを堪能するならアルバム「カーティス」に収録されていたフル・サイズ以外ないと思いますので、そちらを最後に。

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