おはようございます。今日はS.O.Sバンドの「ザ・ファイネスト(The Finest)」です
The finest
As life goes on
You learn to hold on
You learn to appreciate the finer things in life
The finest
If I had a choice
I'd always choose love
Up or down, good or bad, I don't mind
Just as long as it's real
My friends say I'm lucky
To have found someone as good as you
My love's understanding
Understanding how to hold onto you
After all that we've been through
Time won't change the way I feel about you
Out of all the loves before
You're the finest I've ever known
Finest I ever—
If I had to choose
I'd be by myself
I wanna be in love
But with nobody else
Time flies when you're with me
Goes so slow whenever you're away
Made up my mind and I'm positive
A better love will never come my way
After all that we've been through
Time won't change the way I feel about you
Out of all the loves before
You're the finest I've ever known
Finest I ever—
After all that we've been through
Time won't change the way I feel about you
Out of all the loves before
You're the finest I've ever known
Finest I ever—
Know
You keep me in love
I'm lost
Just call me, I'll come
No other love before
Could do what you do
A little so much
So much more from you
No one else will do
There's no substitute
Your love's the finest love I've ever known
Oh baby, you're the finest
The finest I've seen
Oh baby, you're the finest
The finest one for me
********************************
最上の愛
人生が続く中で
人はしがみつくことを学び
人生のより素晴らしいものを
味わうことを学ぶ
最上の愛
もし選べるなら
私はいつだって愛を選ぶ
浮き沈みがあろうと
良いことも悪いことも気にしない
それが本物であるならば
友達は言うの
「君は幸運だね」って
「こんなに素晴らしい人を見つけたんだから」って
私の愛は理解している
君をしっかりと抱きしめ続けることを
私たちが乗り越えてきたことすべての後でも
時間が私の気持ちを変えることはない
過去に愛した人がどれだけいようと
君が私の知る中で最高の人
最上の愛
もし選ばなきゃいけないなら
私は一人でいる道を選ぶ
私は愛に生きたい
でも君以外の誰ともいたくない
君といると時間はあっという間に過ぎる
でも君がいないときはとても遅く感じる
私は決めたんだ、確信してる
これ以上の愛はもう二度と訪れないって
私たちが乗り越えてきたことすべての後でも
時間が私の気持ちを変えることはない
過去に愛した人がどれだけいようと
君が私の知る中で最高の人
最上の愛
君は私を愛に満ちさせてくれる
迷い込んでも
ただ呼んでくれれば、すぐに駆けつける
これまでのどんな愛も
君のようにはできなかった
少しのことも
君からはとても多くを感じる
君以外では埋められない
代わりなんてどこにもない
君の愛は私が知る中で
最高の愛
Oh baby, you're the finest
君は最上の人
Oh baby, you're the finest
私にとって最高の人
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シャラマーやウィスパーズなど数々のダンスヒットを飛ばしたLAのソーラーレコード(SOLAR Records)にディナ・アンドリュースという女性が働いていました。1980年代初めの頃です。彼女はある若いソングライター・チームと知り合いになります。それが、ジミー・ジャムとテリー・ルイスでした。
彼らはミネアポリス出身で、”THE TIME"というバンドのメンバーでした。THE TIMEはプリンスのライヴの前座をやったり、作品をプロデュースしてもらったりして、完全なプリンス・ファミリーでした。彼らが前座を務めていたプリンスの「戦慄の貴公子」ツアーが終わった後、ジミーとテリーだけはミネアポリスに戻らず、二人でLAに向かいそこでデモテープを作ります。そして、ディナにそれを渡しました。まず、彼女はソーラーの社長ディック・グリフィーにデモを聴かせます。デモを気に入ったディックはさっそく、ソーラーの女性グループ、クライマックスに歌わせることにします。
*こちらは彼らの作詞作曲プロデュース Klymaxx「Wild Girls」
www.youtube.com 彼らのいわば処女作になるわけですが、ジャム&ルイス・サウンドの骨格のようなものはもうこの時点であったことがわかります。
彼らはまた、業界人のバスケットボール・チームでソーラーのリオン・シルヴァーズとも知り合いになり、彼にもデモを聴かせます。
リオンは気に入りさっそく、Real To Reelというソーラーの新人バンドで彼らの曲を採用し、スタジオでプロデュース・ワークをみっちり彼らに伝授します。特にボーカル・レコーディングの重要さとノウハウを教わったとのちに彼らは語っています。サウンド・プロデュースじゃなくボーカル・プロデュースができてやっと本当のプロデューサーと言えるのだと、とリオンは言っていたそうです。
そして、そこから同レーベルのダイナスティ、R&Bの大物グラディス・ナイト&ザ・ピップスとの仕事につながります。
Real To Reel「Can You Treat Me Like She Does」
Dynasty「The Only One」
Gladys Knight & The Pips「When You're Far Away」
www.youtube.com その後、彼らはディナを通じて、クラレンス・アヴァントという”ブラック・ミュージック界のゴッド・ファーザー”と呼ばれる大物を紹介してもらいます。彼は1970年代前半にはサセックス・レコードを経営し、ビル・ウィザースの「リーン・オン・ミー」などの大ヒットを出しています。サセックスをたたんだのち、1975年に”TABU Records(タブー・レコード)”を創立しますが80年代前半の当時は、不振にあえいでいました。
また、リオンは「High Hopes」という彼らのデモ曲を聴いて気に入り、クラレンスからプロデュースを依頼されていたSOSバンドに取り上げさせることにしました。
SOSバンドは1977年にアトランタのクラブのオーナーがメリー・デイヴィスの歌声に目をつけ、キーボーディストのジェイソン・ブライアントとペアを組み、グループを組めば住居を保証すると言ったことから始まったと言われています。S.O.S.とは 「sounds of success 」の頭文字で、1980年に「Take Your Time(Do It Right)」という大ヒットを出していました。
「Take Your Time」はディスコ・ブーム末期の大ヒットであり、ブームが去ってしまった後彼らはヒットを出せずにいました。そこで、ジャム&ルイスがうまくハマったわけですね。
HIgh Hopes
www.youtube.com「High Hopes」がR&Bチャート25位の好成績をあげたこともあって、彼らは次の作品のアレンジ、プロデュースを任せられることになります。それが「JUST BE GOOD TO ME(邦題:気分はジャスト・フィット)」で、R&Bチャート2位、総合でも55位に入り、彼らに再び注目が集まり、タブー・レコードも勢いづくことになります。
ちなみに、この曲のデモはカシオのキーボードと生のベース、そして風呂場でエコーを効かせたハンドクラップで作ったそうです。そのデモを持って彼らはSOSバンドの地元アトランタに行ったそうですが、そのスタジオにTR808があったので、使ってみたそうです。
初期ジャム&ルイス・サウンドのトレードマークであるTR808が、彼らの最初のプロデュース曲を録音したスタジオに”たまたま”あったというのは、なんとも不思議な気がします。
それから、アトランタ、というのも興味深いです。ベテランのR&Bファンの方はご存知の通り、90年代にはR&Bの”首都”になった場所です。ジャーメイン。デュプリが活躍し、それまで何の縁もなかったベイビーフェイスとLAリードまでが移ってきました。
80年前半にアトランタのスタジオでジャム&ルイスがTR808のビートをセットした瞬間に、すでにアトランタ・ブームの種火がつけられていたのではないか、なんて想像もしてしまいます。ちなみに1996年のアトランタ・オリンピックの音楽監督はジャム&ルイスが務めています。
彼らは当時ザ・タイムを辞めてはいなかったのですが、SOSバンドの仕事をしているときに猛吹雪で飛行機が飛ばず、ザ・タイムのサンアントニオのコンサートに彼らは行くことが出来なくなるという事件があったそうです。そして、それを知って激怒したプリンスからクビを言い渡されます(その後、テリーだけは戻ってこいという電話があったそうです。ベーシストの代役は見つからなかったのでしょう。)彼らのプロデューサーのキャリアは順調に始まり、もう後戻りするつもりは彼らにはありませんでした。
しかし、プリンス、リオン・シルヴァーズと全くタイプの違う二人の素晴らしい師匠を持ったことが彼らの勝因だったのかもしれなせん。彼らのサウンドはミネアポリス・サウンドの尖ったビートとソーラー・サウンドの気持ちよさという、両方のおいしいところをとった感じもしますし。
ちなみに、プリンスは音楽は映像的でなくてはいけない、と常々言っていたんだそうです。ジャム&ルイスのサウンド、とても映像的ですよね。
こうしてディナのマネージメントの元、プロデューサー・チームとして船出した彼らは自身の会社を作りフライト・タイム・プロダクションズと名付けます。フライトタイムはザ・タイムの前身バンドの名前でした。ドナルド・バードというジャズ・ミュージシャンのアルバムからとった名前でアマチュア時代の彼らはドナルド・バードの曲を演奏していたそうです。そして、このフライト・タイムのボーカリストだったのがアレキサンダー・オニールでした。
この「ザ・ファイネスト(The Finest)」はジャム&ルイスが大ヒット・メーカーとしての地位を築き上げたジャネット・ジャクソンの「コントロール(Control)」と同じ1986年にリリースされたアルバム「サンズ・オブ・タイム」からのシングルでした。曲の中盤でデュエットするのはアレキサンダー・オニール、コーラスパートを引き受けたのはシェレール、というレーベル仲間の強力なバックアップで制作されました。
「サンズ・オブ・タイム」は当時最もホットな存在になったジャム&ルイス・サウンドの一つのピークとも呼べるサウンドが堪能できるという意味でも、S.O.Sバンドの最高傑作と言ってもいいと僕は思います。
「ザ・ファイネスト(The Finest)」収録
「JUST BE GOOD TO ME(邦題:気分はジャスト・フィット)」収録

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