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「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン(My Heart Will Go On )」セリーヌ・ディオン(Celine Dion)(1997)

 おはようございます。今日もウィル・ジェニングスが歌詞を書いた作品を。映画「タイタニック」でお馴染みのセリーヌ・ディオンの「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン(My Heart Will Go On )」です。

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Every night in my dreams
I see you, I feel you
That is how I know you go on
Far across the distance
And spaces between us
You have come to show you go on

Near, far, wherever you are
I believe that the heart does go on
Once more, you open the door
And you're here in my heart
And my heart will go on and on

Love can touch us one time
And last for a lifetime
And never let go 'til we're gone
Love was when I loved you
One true time I'd hold to
In my life, we'll always go on

Near, far, wherever you are
I believe that the heart does go on
Once more, you open the door
And you're here in my heart
And my heart will go on and on

You're here, there's nothing I fear
And I know that my heart will go on
We'll stay forever this way
You are safe in my heart
And my heart will go on and on

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毎晩、夢の中で
あなたを見て、あなたを感じる
そうやってあなたが今も生きているとわかる
遥か遠く離れた距離でも
私たちの間の空間も越えて
あなたは今も生きていることを教えに来てくれる

近くても、遠くても、あなたがどこにいても
心は生き続けると信じている
もう一度、扉を開けて
あなたはこの心の中にいる
そして、私の心は生き続ける

愛は一度だけ触れるたら
生涯続くもの
私たちがいなくなるまで手放すことはない
愛とは、あなたを愛したときのこと
私がずっと忘れないたった一度の真実の瞬間
私の人生で二人はいつも生き続ける

近くても、遠くても、あなたがどこにいても
心は生き続けると信じている
もう一度、扉を開けて
あなたはこの心の中にいる
そして、私の心は生き続ける

あなたがここにいる、もう怖くない
私の心は生き続けるとわかっている
私たちはこうしてずっと一緒にいる
私の心の中であなたは守られている
そして、私の心は永遠に生き続ける  (拙訳)

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セリーヌ・ディオン「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン(My Heart Will Go On )」ヤマハぷりんと楽譜

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 最初に告白しておくと、僕は歌手としてセリーヌ・ディオンはちょっと苦手なんです、、。でも、僕が敬愛する作詞家、ウィル・ジェニングスがどのようにしてこの特大のヒット曲を書いたのか知りたくなって、今回取り上げてみました。

 彼はこのように語っています。

「これまでにも映画の仕事で一緒に働いてきたジェームズ・ホーナーが、ある日、自宅に私を招き、タイタニックのために何か書いてくれないかと頼んできました。ジェームズは映画の脚本の話をしてから、自分が作ったテーマ曲を聴かせてくれました。彼女が自分の人生を振り返る、ローズというキャラクターが私の想像力をかき立て、100歳を超えてなお現役で活動している女性、ベアトリス・ウッドと重ね合わせてみたのです。ベアトリスには数年前に私が住んでいたウエストレイクビレッジの北1時間ほどの場所にあるカリフォルニア州オハイで会いました。彼女は第一次世界大戦前にニューヨークでアーティストとして活躍し、その後フランスで暮らし、最終的にはカリフォルニアのオハイに定住し、ファインアーツの陶芸家として活動していました。

 あるとき、妻と私はオハイにいる時に、ベアトリス・ウッドの人生を描いたドキュメンタリー映画『Mama of Dada』のプレミア上映があることを知り、見に行きました。ベアトリス自身もそこに姿を現し、とても生き生きと101歳を超えたその元気な姿で、映画の上映前に話をして、その後、プレミア上映が行われた劇場の向かいにあるホテルで観客たちと交流しました。彼女が私の手を握ったとき、私はこれまで感じたことのない生命力と活力を感じました。

 ジェームズから脚本の話を聞いたとき、私はローズに焦点を当て、ベアトリス・ウッドを思い出しました。彼女はまさにローズの年齢にも合い、彼女の手に触れたときに感じた生命力が頭に残っていました。この感覚から『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』の歌詞を書いたのです。ジェームズと映画の仕事をしていたとき、ジム・キャメロンがメキシコで予算を使いすぎていて、この映画は大失敗するという噂が流れていましたが、その噂は間違っていました。映画も大ヒットし、曲も大ヒットしました。今でも驚きが続いています。まったく予想外でした。」 (songfacts)

 実は「タイタニック」の監督のジェームズ・キャメロンは、この映画でポップ・ソングを使うつもりはまったくなかったようです(最初はエンヤに音楽をオファーして断られたとか)。ですから、映画の音楽を担当することになったジェームズ・ホナーの独断で、ジェニングスに歌詞を依頼したのです。

 歌詞が完成すると、ホナーとジェニングスはセリーヌ・ディオンにデモを歌ってほしいと依頼します。まだ、キャメロンのOKをもらう前です。彼らは1991年のアニメ映画『アメリカ物語2/ファイベル西へ行く』に使われた「Dreams To Dream」という曲を書いていて、そのデモを歌っていたのが、ブレイクする前の彼女だったんですね。

 結局、本編では「アメリカ物語」の主題歌「サムホエア・アウト・ゼア」を歌ったリンダ・ロンシュタットが再び歌っています。

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 その頃にはすでに「美女と野獣」をはじめいくつも大ヒットを飛ばしていたセリーヌは「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」が歌いたがらなかったと言われています。2019年に彼女が人気TV番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon 」に出演したときに、”曲がピンとこなくて、その日疲れていたんだと思う”と告白しています。しかし、マネージャーをやっていた旦那さんが説得し、ホナーたちにデモとして一回だけ歌ってほしいと頼まれ仕方なく了承したようです。

 そして、ホーナーはそのデモにオーケストラを重ね、キャメロンの機嫌が良い日を待って、映画『タイタニック』の最後にこの曲を重ねる編集をして彼にプレゼンしたそうです。そして、それを観たキャメロンも、その曲が映画に効果的であることを認めざるを得ず、それでも迷った挙げ句、最後に曲を採用することになりました。

 僕たちが何度も耳にした「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」のボーカルがデモ用として一回だけ歌われたテイクだったんですね。

 そして、キャメロンがウィル・ジェニングスに会ったときに、その歌詞がベアトリス・ウッドをモデルに書かれたと知って、キャメロンは驚いたそうです。実は彼もローズのキャラクターをウッドをモデルにしていたからなんです。

 時代を代表するような大ヒット作が生まれるときには、こういう奇跡にも近いような偶然が起こるんですね。    (参考:STEREOGUM February 28, 1998)

 

 ベアトリス・ウッド(Beatrice Wood)は、アメリカの芸術家で、1910年代に起こった芸術活動”ダダイズム”に関与し、ダダイズムを代表する作家アンリ=ピエール・ロシェの「突然炎のごとく」(フランソワ・トリュフォーの映画が有名)のヒロインのモデルになったと言われています。後半生は陶芸家として有名で、「タイタニック」が公開された翌年に105歳で亡くなっています。

 ネットを見ると、ケイト・ウィンスレットが演じた”ローズ”にモデルがいた!といった感じでベアトリス・ウッドを紹介している記事がありますが、彼女がタイタニックに乗船していたわけではなく、悲劇の後も力強く生き続けた”架空の女性”ローズ、特にグロリア・スチュアートが演じた晩年の彼女のイメージにぴったりな女性として、キャメロンとジェニングスが共にベアトリスを思い浮かべて創作していた、ということのようです。

 歌詞として僕が感心したのは、”心(Heart)”に”これからも続く(Go On)”という動詞をつけていることです。普通は使わない言い回しだと思います。

  Life Goes On(人生は続く)はよく目にする表現で、たぶん、それをMy Heartに置き換え、Will、意志のこめられた未来形にしたのでしょう。人生(命)は尽きても心は死ぬことはない、ということですから、たった5つの単語によるタイトルだけで「タイタニック」の主題の真っ芯をとらえているんですよね。ジェニングスがただ優れた作詞家だというだけじゃなく、求められたテーマへの対応力のすごさを感じます。彼がたくさんのアーティスト、作曲家から絶大な信頼を集めている理由がわかる気がしました。

  • Leonardo Dicaprio

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