おはようございます。
今日はフォー・トップスの「Baby,I Need Your Loving」です。
Baby, I need your loving
Baby, I need your loving
Although you're never near
Your voice I often hear
Another day, another night
I long to hold you tight
'Cause I'm so lonely
Baby, I need your loving
Got to have all your loving
Baby, I need your loving
Got to have all your loving
Some say it's a sign of weakness for a man to beg
Then weak, I'd rather be
If it means having you to keep
'Cause lately I've been losing sleep
Baby, I need your loving
Got to have all your loving
Baby, I need your loving
Got to have all your loving
Empty nights echo your name
Whoa, sometimes I wonder
Will I ever be the same?
When you see me smiling, you know
Things have gotten worse
Any smile you might see
Has all been rehearsed
Darling, I can't go on without you
This emptiness won't let me live without you
This loneliness inside me, darling
Makes me feel half alive
Baby, I need your loving
Got to have all your loving
Baby, I need your loving
Got to have all your loving
Baby, I need your loving
Got to have all your loving
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ベイビー、君の愛が必要なんだ
君が近くにいなくても
君の声はしょっちゅう聞こえてくる
また今日も、また今夜も
君をしっかり抱きしめたい
だってとても寂しいんだ
ベイビー、君の愛が必要なんだ
君の愛が全部ほしい
ベイビー、君の愛が必要なんだ
君の愛が全部なきゃダメさ
男が懇願するのは弱さのしるしだと言う人もいる
それなら弱くてもかまわない
君を手に入れるためならね
だって最近、よく眠れないんだ
ベイビー、君の愛が必要なんだ
君の愛が全部ほしい
ベイビー、君の愛が必要なんだ
君の愛が全部なきゃダメさ
空しい夜に君の名前を呼ぶ声が響く
時々、僕は考えるんだ
自分が変わらずにいられるのだろうかって
僕が笑っているのを見たら、
悪化しているってこと
君が見るどんな笑顔も
全部演技なんだよ
ダーリン、君なしでは続けられない
こんな空しい気持ちのまま君なしでは生きられない
僕の中の孤独のせいで、ダーリン
半分しか生きていないって感じるんだ
ベイビー、君の愛が必要なんだ
君の愛が全部ほしい
ベイビー、君の愛が必要なんだ
君の愛が全部ほしい
ベイビー、君の愛が必要なんだ
君の愛が全部なきゃダメさ (拙訳)
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「ベイビー、アイ・ニード・ユア・ラビング(Baby,I Need Your Loving)」の楽譜はこちら ![]()
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まさに、直球で愛を懇願する歌です。
「アメリカのラジオ、テレビで史上最もオンエアされた曲ランキング」というのがあって、ずっと1位だったライチャス・ブラザースの「ふられた気持ち」を21世紀に入ってからポリスの「見つめていたい」が抜いてトップに立っています。3位にはビートルズの「イエスタデイ」、そして4位はというと、これにはちょっとびっくりしたんですが、このフォー・トップスの「Baby,I Need Your Loving」なんです。
しかし、これが数多あるモータウンのヒット曲の中で一番、いや全ての黒人アーティストの曲の中でも、最もオンエアされたというのは、なぜなんだろう?と思ってしまいます。だいたい、フォー・トップスにも、もっと世界的に有名な曲があります。
「Reach Out I'll Be There」(1965年全米一位)
Four Tops - Reach Out (I'll Be There) (1967) HD 0815007
あと、僕はこの曲も好きです。
「I Can't Help Myself(Sugar Pie Honey Bunch)」(1966年全米一位)
The Four Tops-I Can't Help Myself (Sugar Pie, Honey Bunch)
フォー・トップスは1953年に結成し1956年にデビューしましたが、いっこうに売れず、1963年に昔からの知り合いのベリー・ゴーディーに招かれ最初はモータウン傘下のジャズレーベルと契約、ジャズアルバムを1枚作りますが、時流を見て売れないと判断したゴーディーがアルバムをお蔵入りさせ、彼らをポップス路線に変更させます。
そのポップス路線第一弾がこの「ベイビー、アイ・ニード・ユア・ラビング」でした。曲を書いたのは前期モータウンのメイン曲をほとんど書いた作家チーム”ホランド=ドジャー=ホランド”で、メンバーがデトロイトのナイトクラブでショーをやっている時に曲の準備ができたから来いという電話があって、夜中の2時にレコーディングをしたそうです。
そしてリリースされると全米最高11位の大ヒットになったわけです。
さて、前述したラジオ・オンエア数ランキングですが、これはカバー曲もカウントされるんですね。で、この曲のテレビ、ラジオのオンエア数にかなり貢献したんじゃないかというカバーがあります。
アーティストはジョニー・リヴァース。1967年リリースで、こちらはフォー・トップス以上の成績で全米最高3位まであがっています。
Johnny Rivers -- Baby, I Need Your Lovin'
ジョニー・リヴァースは1960年代にヒット曲を数多く出したシンガー・ソングライターで、自身が経営する会社からジミー・ウェッブを世に出した人でもあります。グレン・キャンベルの「恋はフェニックス」は彼がオリジナルでした。
ジョニー・リヴァースの「ベイビー、アイ・ニード・ユア・ラビング」の興味深いところは、演奏を”レッキング・クルー”がやっていることです。
ハル・ブレイン(ドラムス)、ジョー・オズボーン(ベース)、ラリー・ネッチェル(ピアノ)、後にS&G「明日に架ける橋」を演奏する3人ですね。そこにギターのマイク・ディージー(ビーチ・ボーイズ「ペットサウンズ」他)、ストリングスにマーティ・ペイチ、バックコーラスにはフィル・スペクターものでおなじみ、ダーレン・ラヴを含むザ・ブロッサムズと、素晴らしいメンツが集まっています。
そしていかにもレッキングクルーらしい、アメリカ西海岸ポップス・サウンドになっています。
モータウンを演奏していた”ファンク・ブラザーズ”と西海岸の”レッキング・クルー”と、1960年代のアメリカン・ポップスを象徴するサウンドの”両巨頭”が演奏し、両方が大ヒットしたという貴重な曲でもあるんです。
ジョニー・リヴァースの大ヒットによって、この曲は「Reach Out I'll Be There」や「I Can't Help My self」のような”典型的なモータウン・ヒット”というくくりに縛られない、王道のスタンダード・ポップスの地位につくことができたのではないかと僕は推測します。黒人白人の分け隔てなく、シンプルなラブソングとして広まることになったのです。
ちなみに僕がこの曲を知ったのはもう少しあとで、この人のカバー・ヴァージョンでした。エリック・カルメン、1978年のアルバム「チェンジ・オブ・ハート」に収録されていました。
Eric Carmen baby i need your lovin'
21世紀に入って、この曲の作者チーム”ホランド=ドジャー=ホランド”のひとりラモン・ドジャーが2度セルフカバーしています。
まずは2002年のもの。
Lamont Dozier- Baby I Need Your Loving (Official Audio)
そして、2018年にもう一度。
Lamont Dozier - Baby I Need Your Loving ft. Lee Ann Womack (Official audio)
基本アコギ一本でリー・アン・ウーマックという女性シンガーとデュエットしています。この曲をアレンジをとりのぞいて、歌だけにフォーカスしていくと、”カントリー”とシンクロしていく、そんな印象が僕にはあります。
R&Bをカントリー・アレンジにしたというわざとらしさは感じません。元々こう言う曲だったと錯覚しそうです。そういう要素をこの歌は本来持っていたんですね。そして、作者自ら50年以上の歳月をかけてそれを引き出してみせたわけです。
それで、僕は、この曲がアメリカ人に広く愛される理由がわかった気がしました。黒人の音楽( R&B)と白人の音楽(カントリー)の要素が、意図せず見事なバランスを保ったまま支持され続けている、本当にめずらしい曲なんだと思います。
それから、バリー・マンはこの曲が大好きで、同じようなクオリティと感情が込められた曲を書いてみようと思って「ふられた気持ち」を書いたとコメントしています。そう言われると確かに、ですね。
フォートップスのベストアルバム
フォー・トップスの好敵手、テンプテーションズ。
