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「パッチズ(Patches)」クラレンス・カーター(Clarence Carter)(1970)

 おはようございます。今日は盲目のR&Bシンガー/ギタリスト、クラレンス・カーターの「パッチズ」です。


Clarence Carter - Patches (High Quality)

I was born and raised down in Alabama
On a farm way back up in the woods
I was so ragged the folks used to call me "Patches"
Papa used to tease me about it
'Course deep down inside he was hurt
'Cause he'd done all he could

My papa was a great old man
I can see him with a shovel in his hand
See, education he never had
He did wonders when the time got bad

The little money from the crops he raised
Barely paid the bills we made

Oh, life had kicked him down to the ground
When he tried to get up life would kick him back down
One day papa called me to his dyin' bed
Put his hands on my shoulders and in tears he said
He said:

"Patches, I'm depending on you son
To pull the family through
My son, it's all left up to you"

Two days later papa passed away
And I became a man that day
So I told mama I was gonna quit school
But she said that was daddy's strictest rule

So every morning fore I went to school
I fed the chickens and I chopped wood too
Sometimes I felt that I couldn't go on
I wanted to leave, just run away from home

But I would remember what my daddy said
With tears in his eyes on his dyin' bed
He said:

"Patches, I'm depending on you son
I've tried to do my best
It's up to you to do the rest"

Then one day a strong rain came
And washed all the crops away
And at the age of thirteen I thought I was carrying
The weight of the whole world on my shoulders
And you know, mama knew what I was going through

'Cause every day I had to work the fields
'Cause that's the only way we got our meals
See, I was the oldest of the family
And everybody else depended on me

Every night I heard my mama pray:
"Lord, give him strength to make another day"

Though years have passed and all the kids have grown
The angels took mama to a brand new home
Lord knows, people, I shedded tears
But my daddy's voice helped me through the years
Sayin':

"Patches, I'm depending on you son
To pull the family through
My son, it's all left up to you"
Oh, I could still hear papa's voice sayin':

"Patches, I'm depending on you son
I've tried to do my best
It's up to you to do the rest"
I could still hear papa when he's saying:

"Patches, I'm depending on you, son
To pull the family through
My son, it's all left up to you"

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僕はアラバマで生まれ育った
森のずっと奥の農場で
ボロボロの身なりをしていたから

僕はみんなから”パッチズ(つぎはぎ)”と呼ばれていた
パパにもそのことでよくからかわれたけど
心の底ではパパも傷ついていた
だってやれるだけのことはやったから

パパはりっぱな老人だった
シャベルを手にする姿が目に浮かぶ
学校も出てないけど
不景気になっても農作物で稼いだわずかな金で
不思議とやりくりしてみせたよ

だけど人生が彼を地面に蹴り倒した
立ち上がろうとしたら、また踏みつけた
ある日、パパは死ぬ間際に僕をべッドに呼んだ
僕の肩に手を置き、泣きながら言ったんだ
こう言ったよ

パッチズ、おまえが頼りだ
家族を支えておくれ
息子よ、すべてはお前にかかっているんだ

二日後、パパは死んでしまった
その日、僕は大人の男になった
だからママに学校をやめると言ったけど
ママはそれがパパの絶対守ってほしいルールだと言った

だから毎朝、学校に行く前に
鶏に餌をやり、薪割りもした
時々、このまま続けられないと思った
やめて、家から飛び出したかった

だけどパパの言葉を思い出すんだ
死ぬ間際に目に涙を浮かべながら
こう言ったんだ

パッチズ、おまえを頼りにしている、息子よ
俺はベストを尽くしてきた。
あとはおまえ次第なんだ

ある日、強い雨が降り
作物はすべて流されてしまった
そして13歳にして僕は
世界中の重荷を背負っているんだと思った
ママは僕がどんな目にあっていたかわかっていた

毎日僕は畑仕事をしなければならなかったから
それだけか食べるものを手に入れるたった一つの方法だったから
わかるだろ、僕は家族の中で一番年上だった
みんな僕を頼りにしていたんだ

毎晩、ママが祈っているのが聞こえた
神様、息子にまた一日頑張れる力をお与えください

年月は流れ、子供たちはみんな成長したが
天使はママを新しい家に連れて行ってしまった
神様は知っている僕が泣いていることを
でもパパの声が僕を助けてくれた
こう言って

パッチズ、おまえが頼りだ
家族を支えておくれ
息子よ、すべてはお前にかかっているんだ

ああ、今でもパパの声が聞こえる

パッチズ、おまえを頼りにしている、息子よ
俺はベストを尽くしてきた。
あとはおまえ次第なんだ

パッチズ、おまえが頼りだ
家族を支えておくれ
息子よ、すべてはお前にかかっているんだ (拙訳)

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 まさに”ストーリー・テリング”の極みとも呼びたくなる歌です。

 この曲は全米4位まで上がる大ヒットとなり、グラミー賞の最優秀R&Bソングも受賞しました。

 アラバマ出身の盲目のシンガーであるクラレンスが歌うことで、ほとんどの人はこの歌は彼の実話だと思ったそうです。

 しかし、この曲はカバーでした。オリジナルは”チェアメン・オブ・ザ・ボード”といって、モータウンの大ヒット・ソングライター・チーム”ホランド・ドジャー・ホランド”のプロデュースしたグループです。”パッチズ”はシングルのB面だったそうです。 

www.youtube.com

 曲を書いたのはグループのメンバーのジェネラル・ジョンソンとソングライターのロン・ダンバー。ロン・ダンバーはフリーダ・ペインの「バンド・オブ・ゴールド」も書いている人です。この曲が少しポップなのも理解できます。

 この曲をクラレンスに歌わせようと思ったのが、彼のプロデューサーであり、アラバマ州マッスル・ショールズでアレサ・フランクリンなど伝説のレコーディングを行ってきたリック・ホールです。

 リックの父がこの歌のように農場で息子のために必死に働いてきた人でした。リックは自分の音楽の稼ぎで父親が欲しがっていたトラクターをプレゼントしたそうですが、

ある日トラクターが転倒してしまい、彼の父は下敷きになって亡くなってしまったそうです。喪失感に苛まされていた彼は、ある時この歌を耳にして自分と重ね、クラレンスに電話して歌ってほしいとリクエストしたそうです。

 クラレンスは、この曲は黒人を卑下しているんじゃないかと抵抗したそうですが、結局押し切られたそうです。

 そして、クラレンスは自分流に考えてリアルでナチュラルな、ある人には少しハードに聴こえるかもしれない歌い方にしたそうです。そして、そこにリックがストリングスを配したアレンジにしたことで、この曲の説得力は劇的にアップすることになりました。

  • 発売日: 2007/02/12
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

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