おはようございます。
今日はア・カペラの超有名曲「ソー・マッチ・イン・ラブ」をティモシー・B・シュミットのヴァージョンで。
As we stroll along together
Holding hands, walking all alone
So in love are we two
That we don't know what to do
So in love
In a world of our own
As we stroll by the sea together
Under stars twinkling high above
So in love are we two
No one else but me and you
So in love
So much in love
So in love
So much in love
We stroll along together
I tell you I need you oh so much
I love, love you my darling
Can you tell it in my touch
When we walk down the aisle together
We will vow to be together 'til we die
So much love have we two
Just can't wait to say "I do"
So in love
Are you and I
So in love
Are you and I
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僕たち一緒にぶらつくんだ
手をつないで、二人だけの散歩
すごく恋に落ちた 二人とも
どうしていいかわからない
夢中で恋してる
僕たちだけの世界で
一緒に海辺を散歩しながら
高くきらめく星の下
すごく恋に落ちた 二人とも
僕と君以外いない
夢中で恋してる
ものすごく恋してる
夢中で恋してる
ものすごく恋してる
二人一緒にぶらつくよ
ホントに君が必要だって告げるよ
愛してる、愛してる 僕の愛しい人
僕が触れたらそれがわかるかい
バージンロードを一緒に歩いたら
死ぬまで一緒にいようと誓うのさ
僕たち二人には愛でいっぱい
誓います、っていうのが待てないよ
夢中で恋している
君と僕は
夢中で恋してる
君と僕は. (拙訳)
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この曲のオリジナルは黒人コーラス・グループのザ・タイムス(THE TYMES)で1963年に全米1位の大ヒットになりました。
歌詞は、恋人たちが手をつなぎ歩き、二番では海沿いを散歩し、三番ではもし、教会の通路を一緒に歩くなら、と妄想が膨らんでゆくラブ・ソングです。
ザ・タイムスのヴァージョンでは曲の頭に、波音のS.Eが入り、最後は結婚式で”死が二人を別つまで”と誓うことを想像することから「なぎさの誓い」という邦題がつけられていました。
ビルボードで1位になったのは8月3日ですから、まさにサマー・ソングなんですね
(前の週の1位はジャン&ディーンの「サーフ・シティ」で半月前には坂本九の「スキヤキ(上を向いて歩こう)」が1位になっています。素敵な夏だったんですね)
さて、ザ・タイムスは1956年にフィラデルフィアで結成されたコーラス・グループ。1963年にラジオのタレント・ショーに出ていたところを見出され、チャービー・チェッカーの「ザ・ツイスト」(1960)で大当たりしたパークウェイ・レーベルからリリースされたのがこの「So Much In Love」でした。
いきなり大成功したせいか、彼らは少しずつヒットから遠ざかっていきますが、1974年にもう一度蘇ります。「You Little Trustmaker」が全米12位、「Ms Grace」が全英1位の大ヒットになったのです。フィリー・ソウルのメッカ”シグマ・サウンド・スタジオ”で録音されています。
「You Little Trustmaker」。なかなか軽快なフィリー・ソウルです
しかし、僕が「ソー・マッチ・イン・ラブ」をリアルタイムで聴いたのは、ティモシー・B・シュミットのカバーが最初でした。パイオニアのミニ・コンポのCMで使われ、ジャクソン・ブラウンの「誰かが彼女を見つめてる」が主題歌だった、懐かしく楽しい青春映画「初体験リッジモンド・ハイ」(1982年)にも使われていました。
パイオニアのCM
www.youtube.com ティモシー・B・シュミットは71年、ランディ・マイズナーの公認としてカントリー・ロック・バンド、ポコのベーシストに参加、77年にはまたもやマイズナーの後任としてイーグルスに加入。バンド屈指のAORチューン「言いだせなくて」は彼の作品でメイン・ヴォーカルも務めています。
1982年にイーグルスが解散すると同時に彼はソロ活動を開始し、1984年にリリースしたファースト・ソロ・アルバム「プレイン・イット・クール(Playin' It Cool)」に収録されていたのが、自身の”一人アカペラ”による「ソー・マッチ・イン・ラブ」のカバーでした。シングルとしてもリリースされ、全米59位まで上がっています。
彼の魅力はやっぱりハイトーンでピュアでありながらも哀愁味もある歌声です。しかも、コーラス・ワークを重要視するポコとイーグルスにいただけあってコーラスの才能がとても高いんですよね。コーラス映えする声ですし。
しかも彼はあの超気難しいスティーリー・ダンのアルバムに3作もバックコーラスで参加(名盤「Aja」では3曲参加)していますから、当時は西海岸きってのバック・シンガーでもあったのでしょう。
この曲のコーラスも彼なんです。「リキの電話番号」
ちなみに「プレイン・イット・クール(Playin' It Cool)」にはもう1つ、彼の一人アカペラと思われる曲が収録されています。
個人的にはティモシー・B・シュミットの一人アカペラ、もっと聴きたかったですね。
この曲は、いろんな人のヴァージョンをチェックするのも楽しいのでいくつかご紹介します。
まずは、1988年のアート・ガーファンクル。全米アダルト・コンテンポラリー・チャート第11位。ジェイ・グレイドンのプロデュースで、デヴィッド・フォスターとスティーヴ・ルカサーも参加。この凄腕のメンツが集まって、コーラス主体の曲というのがまた面白いですね。
日本でも人気のあったコーラス・グループAll-4-Oneが1993年にリリースしたデビュー・シングルが「ソー・マッチ・イン・ラブ」のカバーでした。全米最高5位の大ヒット。少ししっとりしているのは時代のムードだったんでしょうか。タイムスからちょうど30年経ってリバイバルしたのも面白いですね。
そして、日本人にはやっぱり山下達郎の”一人アカペラ”ヴァージョンが有名ですが、こちらは動画がありませんでした、、、。「オン・ザ・ストリート・コーナー2」に収録されています。
