6 月はなんと、一度も映画館に行けませんでした! がーん。
あれとこれを組み合わせて映画の梯子しよう〜♪ と計画を立てていたのに、いざその日になったら頭痛が。この頭痛じゃ、映画館に行っても寝ちゃうな、と思ってその日はよして。でも、体調がよくなったら行きましょう。そう思っていたら体調がよくならないまま、仕事が忙しい時期に突入。頭痛は続き、結局整体へ通うことにして今後の方針に目途が立ちました。
そんな、体調の下がったり上がったりに振り回された 6 月は、配信で 4 本だけ、映画を見ました。
私は『ザ・コンサルタント』が好き。大好きです。今回あらためて、好きって思いました。主人公は会計士のクリスチャン・ウルフ。言外のメッセージや機微みたいなものをやりとりするのは苦手で、愛想無しですが、数字に強く、仕事を始めたら必ず最後までやりぬくので、信頼されている会計士さんです。幼い頃から高機能自閉症の問題を抱え、さまざまな苦労をしてきました。何と言っても父親が「強くなればいい」の一点張りで、医療やカウンセリングなどとつながる道を断たれてしまったのがハードでした。あのお父さん、ダメすぎ、ひどすぎ。幼少期の、やりかけのパズルのピースがひとつないとか、大きな物音がしたとか、そういったことでパニックに陥ってしまう彼の様子はほんとに痛ましく、父親の選択に怒りを覚えます。さらに、その横にはいつも無言の弟がいて、その子のケアもなされていない様子。なんだんだ……!! と思っていると、これが、意外なことに、意外なところで、物語的に効いてくるのです。弟が初めて声を発した瞬間、観客は震える……!
というわけで、いまさらですが『ザ・コンサルタント』はおすすめです。
この続編が劇場公開されず、まさかの配信スルーになってしまったことはほんとうに悲しいです。映画館でこの続編を見て、微妙な顔をして映画館をあとにし、コーヒーを飲みながら「うーん?」と曖昧な気持ちをかみしめてみたかったです。
続編は、とても楽しいアクション映画であり、穏やかな兄弟もので、個性的なゆるさがあり、前作にあった緊張感やドラマ性はないけど、「これはこれで」という感じです。映画館でぼーーーーーーっと見たかった。
そんなわけで、読書も予定通りには進みませんでした。
- 小田勝『古代日本語文法』
- メグ・キャボット『サイズ 12 はでぶじゃない』中村有希訳
- 信田さよ子・上間陽子『言葉を失ったあとで』
- 上間陽子『海をあげる』
- 上岡陽江+ダルク女性ハウス『生きのびるための犯罪(みち)』
- メグ・キャボット『サイズ 14 でもでぶじゃない』中村有希訳
- 金井真紀『テヘランのすてきな女』
『古代日本語文法』を通読したのがものすごく昔に思える……。わりと重い、どしっとした本の合間に読んでるメグ・キャボット『サイズ 12 はでぶじゃない』『サイズ 14 でもでぶじゃない』は、学生寮で副寮母の仕事をしている主人公が寮で起きた難事件に挑むミステリ。楽しいのですが、この主人公が児童労働と搾取、それからグルーミングの被害者なんですよね、多分。この物語が始まる前の段階ですっごくひどい目に遭ってきていて、今は自分を傷つけたものと決別しつつあることはある。でも、ちゃんと自分のことを被害者として定位できていない感じが不穏です。その不安がずーーっと読んでいる間つきまといます。あと一冊でシリーズは完結。近いうちに読むと思います。できたらちゃんと、母親に対してだけでも怒ってほしいなあ。
金井真紀『テヘランのすてきな女』は一人一冊。よい本です。
7 月は 6 月より元気でいる予定なので(絶対だ)、映画館に行きたいし、現在読みかけの本(一冊や二冊ではない)も読み終えたい。楽しみたいです。
いい香りがするなあと思ったらみかんの花でした。

梔もいい香り。


そしてこの季節名物、近所の「夏になるといっそうこわいパンダ」

🎦 おわり 📚