自分以外にあるじをもたないみなさま、おはようございます。

この一週間も山あり谷ありでしたが、日曜日さんは約束通り来てくれました。よかったあ。
ざべす、こないだ、特急ひたちに乗りました。特急ひたちは品川ーいわき・仙台間を行き来するりっぱな電車です。そのひたちさんが、ざべすたちを迎えに来てくれたのです。

特急の指定席に座ると、豪華なきもちになります。

この日は酒蔵に行く予定になっていたので、車内でしっかり食べておく作戦でした。ざべすはよく噛んでおにぎりを食べました。おくちのなかでおもちにする勢いでした。そののち、サンドウィッチも食べました。
そこに、すてきな方がやってきました。

東海道線などでは廃止された車内販売が、ここにはありました。ざべすたちはうれしくてうれしくてアイスクリームを買いました。

窓際にしばし置いて、食べるのにふさわしい温度まで下げ、しかるのち、じっくり食べました。感動にうちふるえました。
そうこうするうち、ひたちは水戸に到着。そこで大急ぎでJR水郡線に乗り換え、常陸鴻巣を目指しました。風景が横長になり、「うわあ、来たことがないところに来てる!」と一同大騒ぎです。

鴻巣の町は初めてなので、ざべすは念入りに歩きました。とっても静かなところです。おうちや敷地が大きくて、「あのりっぱな木、なんだろう?」などと近づくと、いつのまにかよそさまの敷地に入り込んでおり、あわてて公道にもどるという具合です。7 分ほど歩くと、お目当ての酒蔵、木内酒造に到着しました。

酒蔵見学をさせてくださるそうです。

日本酒はまずお米を蒸して、その蒸し米の一部に麹菌をさらさら〜とかけて製麹して蒸し米、水、酵母などを加えてぶくぶくのあわあわの状態にし、さらにまた麹、蒸米、水を加え……と段階を踏んで仕込むのだそうです。その、最初の段階を見せてもらえました。

蔵の中はどこまでもどこまでも清潔で、


天井も高いので、とっても気持ちがよいです。
今は使わなくなった木の樽や槽をテーブルやベンチにこしらえてお庭や店内のそこここで使っているのも気持ちがよくて、かっこよかったです。


蔵見学の最後は、利き酒セットをいただきます。

この、おいしい純米のセットをいただきながら、お酒のつくりの復習です。


木内酒造さんはほかにビールが有名です。また、ウィスキーなどの蒸留酒もつくっています。蔵人さんたちが、日本酒だけだと全然お仕事のない時期が生じてしまうので、社員として待遇を安定的にしていく過程で、ビールやブランデーなどもつくっていくようになったのだそうです。




ざべすたちがうかがった日はお休みでしたが、同じ敷地内におそば屋さんやフランス料理のお店もあり、お酒はそちらでもいただけるそうです。


売店にはご近所の方がお買い物に見えていました。




と、このようにして水戸駅にもどりました。

おひるごはんはこの水戸駅名物、からあげそばにしました。駅そばにからあげがのっているところに興味を抱いたからです。

予想に反して、唐揚げはものすごく大きかったです。大きかったし、やわらかかったし、おいしかったです。がぶりと口に入れるとじゅわあっとおしるが出てきて、ざべすは目を閉じて、一所懸命に食べました。目を閉じると味がよくわかるからです。
おいしかったあ。
腹ごしらえをすませたざべすたちは、水戸の町に勢いよくくりだしました。明治初期に建てられた旧水海道小学校が移築、保存され、見学できるようになっているというので、タクシーをそこまで飛ばしてもらいました。




中は一階のみ、自由に見学できるようになっています。

移築、改造など、いろいろあったものの、写真や見取り図が残っていたおかげで、今は 1881 年竣工当時の姿を復元できているそうです。この校舎自身にとっても、2025 年現在、そしてこれから先もここにこうして遺っていけるというのは、なんだかおもしろいことなのではないでしょうか。

ここは茨城県立歴史館の敷地内です。歴史館では常設展、企画展以外にいろんな講座が開かれたり、カフェやミュージアムショップもあったりと、なかなか楽しそうです。
しかし、帰りの時間もありますので、ざべすたちは心残りではありましたが、そこをいそいそと立ち去り、近くの偕楽園へと向かいました。

ざべすは津々浦々、いろんなところに遺る、昔の人がこしらえたお庭を見てきましたが、ここはそれらのどことも違って、なんだか森の中に迷い込んだような気がしました。





このまま、森の中に迷いこんでしまうのかな? と多少は心配になりながら歩いていると、

「好文亭」というおうちに出ました。斉昭がここにいろんな人を集めて詩歌管弦の会を催したり、会議のようなことをしたりしたのだそうです。




ここは、奥御殿への入り口で、昔はこの二畳ほどのスペースに茶坊主さんがひかえていたのだそうです。
言い忘れていましたが、好文亭は空襲で焼失して復元したあと、落雷でも火事にあっているそうです。それをこのように復元しているなんてすごいです。これからは何にもなく、のんびり暮らせるといいなと思います。

二階も公開されています。
二階に行ったら、「配膳用昇降機」というのを見ることができました。







ひろ〜〜〜い。
どこまでが斉昭さんち?
それがわからなくなるくらい、ひろかったです。
「好文亭」という名前は梅の異名「好文木」からとられたそうです。梅の季節にはこのお庭いっぱいの梅が咲いて、それは見事なのだそうです。でも、今の緑の風景もすごいです。
は〜びっくりした、びっくりした、と言いながらちょっと駆け足で偕楽園をあとにし、駐車場のタクシー乗り場に行ったら、受付の方が、駅まで行くのならバスが 10 分おきにくるから、バスで大丈夫ですよと教えて下さいました。ご親切にありがとうございました。ざべすたちは無事、バスに乗って、来るときタクシーの窓から見ていた街の景色をもう一度眺めました。
そして、駅に到着すると、そこには「いばらき地酒バー水戸」というすてきなお店があるのでした。ざべすたちは「これは旅のよい〆になります」と言って、ぐいぐいバーに行き、利き酒セットを注文しました。そして、たくさんあるお酒の中から、自分の好みに合いそうなお酒を勘で三つ、それぞれ選びました。

ざべすは三つとも、コクのあるタイプを選びました。どれもおいしかったです。茨城もおいしいお酒がいっぱいあるのだなと思いました。
ちょっと駆け足になりましたが、朝と同様にひたちが迎えにきてくれて、ざべすたちは指定席でゆっくりお茶をしながら帰りました。


特急の旅は特急の席に着いたところから楽しいので、ざべすは大好きです。特急がうんと好きな人はただ単に特急に乗って、行けるところまで行って、街遊びはせず、また特急に乗って帰ってくることを楽しむのだそうです。ざべすはそこまでにはなれません。やっぱり行った先をぐるぐる歩いてまわりたいです。でも、もし駅弁を買って乗ったのならどうでしょう。……。いえ、やっぱり街を見たいと思います。次に特急に乗るのはいつで、どこに行って、どこから帰ってくるのかなと楽しみにしています。

みなさま、今日はどうなさいますか?
おひるねしますか?
おでかけですか?
今日お休みじゃない人はきっと二三日中に休んでくださいね。
また来週、お目にかかります。
🚄 ちぇりおですわ 🚌