おはようございます。

ざべす辺境伯国を代表しまして、わたし、ぐんまちゃんが日曜日到来の宣言をいたします。
日曜日、おめでとうございます。
では、前回に続きまして、ほんの一部ではありますが、群馬県の紹介をいたします。
今度のお休み、前橋にでも遊びに行ってみようかな、と思っていただけたらしあわせです。
〜前回までのお話〜
おいしい食事をすませたわたしたちは、前橋の街をお散歩することにしました。
元気に歩いていると、こんなところにでくわしました。


ここはもともと、大蓮寺というお寺の敷地で、そこに、戦争から復員してこられたみなさんのために、お店と住居が一体化した通りをつくったのがはじまりだそうです。1947 年だったそうです。そのころは、お店が 30 件以上、ずらりと並んでいたのだとか*1。

今はリニューアルして、新しいお店、若い方も増えて、みなさん「ここを名所にしよう」と取り組んでおられるそうです。
仕込み中のような音が聞こえるなか、いろんなお店が並んでいるのを見て、夕方になったらみんなここに集まってくるんだろうなと想像しました。


商店街を過ぎまして、私たちの次なる目的地は、前橋文学館です。前橋市の中央を流れる広瀬川に沿って行けばたどりつけるはずです。

川のそばは歩いていて気持ちがよく、そこここにベンチや文学碑があり、お散歩にもってこいです。




もし前橋に住んでいたら、ここで川を見ながらお弁当を食べたり、本を読んだりしてひとやすみすると思います。川に柳に桜と勢揃いでとっても気持ちよかったです。
と、そんなとき、ふと見ると、


朔太郎さん、ごぶさたしております。

うかがったときは、「ロマンチックな飛翔 酒と詩人と人生と 前橋文学館収蔵資料展」の最中でした。

萩原朔太郎さんは、ここ前橋出身の詩人です。お父様が開業医だったせいなのか、「三歳にしてオルゴールに強く興味をもつ」といった記録が残っています。ハーモニカ、手風琴、マンドリンなどを楽しみながら、歌を詠み、詩を書き、55 歳で亡くなるまで、いえ、亡くなってからも大勢の人を楽しませてきました。

お酒の展覧会でもあるから、杉玉が飾られていますね。

「イイ酒と、展示デキマシタ」ですって。

群馬の地酒を集めています。朔太郎さんもたくさんめしあがったのでしょうね。





萩原朔太郎さんの書いたもの、どなたかが萩原朔太郎さんについて書いたもの、萩原朔太郎さんあてに書いたものなどなどといっしょに、萩原朔太郎さんの撮った写真なども見ることができて、すっかり知っている人のような気持ちになりました。雨子は「白い共同椅子」という、『月に吠える』におさめられている詩が好きなのだそうです。記念に引用します。
白い共同椅子
森の中の小径にそうて、
まつ白い共同椅子がならんでゐる、
そこらはさむしい山の中で、
たいそう緑のかげがふかい、
あちらの森をすかしてみると、
そこにもさみしい木立がみえて、
上品な、まつしろな椅子の足がそろつてゐる。
前橋は観光地というわけではありませんが、そこに住む人、そこで働く人が住みやすいように、歩きやすいように、そこここにちょこっと休める共同椅子があります。いじわるな、座りにくいベンチじゃなく、手足を伸ばして休めるような共同椅子です。そういうベンチがある街はいいなと思いました。そこで暮らす人に優しい街は、外からやってくる人にも優しいです。
前橋文学館からほど近いところに、萩原朔太郎記念館があります。生家から土蔵、書斎、離れ座敷を移築復元した、興味深い施設です。





中からひょこっと朔太郎さんが出てきそうな、楽しい展示でした。

そろそろ前橋とお別れです。


駅ではハニワさんが見送ってくれました。

この日は高崎に宿をとりました。



朝、ざべす辺境伯国を出立して、新幹線に乗って群馬県にやってきて、それからいろんなところで遊んで、そしてこのお部屋に飛びこんだときはみんな、「わーっ」とベッドに飛び乗って思い思いにのびのびしたのち、そのまま寝入ってしまいそうでした。そこでざべすがすっくと立ち上がり、「夜はこれからよ!」と言いました。
たしかに、夜はこれからだったのです。
私たちは特にあてもなく、夕方の高崎の街に繰り出し、なにを食べようか、どこに行こうかと話ながらぐるぐる歩いて、結局、駅前の「大衆食堂安べゑ」というお店に腰をおちつけました。高崎名物をいただけそうだったからです。

店内は不思議なまでに穏やかな雰囲気で、わたしたちもゆっくりとごはんをいただくことができました。




なかでもみんな大興奮だったのが、こちらです。

ふわふわしていて、とってもおいしかったです。
それから、ホテルのお部屋にもどり、そこで思い思いにお風呂に入ったり、お酒を飲んだり、お菓子を食べたりして過ごしました。

わたしはいつのまにかベッドに入っており、そうしていつのまにか眠ってしまったようでした。

では、きりがいいので、今日はここまでにいたします。
また来週、参ります。今度は高崎の街を紹介しますね。
ちぇりおです。
🐎 つづく 🐎