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映画館遊び

 暑い日は空調ばっちりの映画館に行きましょう、ららら。

 まず、朝一番の一本を拝見しましょう、ららら。

 今ならそれは話題の『密輸 1970』です。


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 工場からの排水で海の生きものが死んでしまい、商売あがったりの海女さんたち。困り果てた船の持ち主がもちかけられたのは、密輸の手伝いでした。税関を通らずに密輸されたものをまず、海の底に沈めます。それを海女さんたちが回収。分配。収益。万歳。

 とは行かず、あるとき、捕縛。刑務所。春夏秋冬。

 そして……。

 おもしろかったあ。

 まず、海に潜っていく彼女たちがかっこいい。海から上がる彼女たちもかっこいい。これから潜る人と上がる人とが互いの手をつかみ、ぐいっと力をかけてすれ違うのなんかほんとにすてき。

 仲違いを生む心ない噂あり。噂を信じてしまう人の弱さあり。信じてもらえない人の耐える時間あり。無策あり。策略あり。失敗あり。成功あり。そして……

 いえ、ここから先は言えない。

 とにかくこの夏最大の海映画、ぜひみなさまにもお楽しみいただいきたいと思います。70 年代を舞台にした映画って、ちょっとテーマパークっぽくなってしまう瞬間があるでしょう。70 年代、私は乳幼児だったのであまり記憶にないのですが、なにかあそこに人類の後悔がふきだまっている感じです。『密輸』はそういう「取り返しの付かない話」の感じがなくて、ただずっと、潮の匂いの中を行くような感じです。

 心がどこまでもどこまでも潜っていきそうな、翔んでいきそうなそんなひとときでした。

 せっかくですから、もう一本見ましょう。

その前に腹ごしらえ

 二本目はこちらです。

『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』

 そそるタイトルです。

いちばんのり〜!

 これは 30 分くらいの短編映画です。

 『密輸 1970』は 70 年代。ベトナム戦争、アジア太平洋戦争、第一次世界大戦と遡りまして、『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』は 1910 年代です。主人公の二人は元殺し屋のバディ。足を洗うときに解散したようです。それが、25 年ぶりに再会し、酒を酌み交わすうち……

 続きは映画館で!

 ラストがよかったです。30 分しかないんですけど、その中に主人公たちの 25 年間も、再会してからの数日もその先も収まっていて、なんだか懐かしいことのような気持ちになりました。

突然のマッドマックス

 この映画館では『フュリオサ』に合わせて、今『マッドマックス:怒りのデスロード』も公開してまして、ちょっとしたマッドマックスフェスになっていました。

サインつき〜

このポスターはいつ見てもかっこいい

マックス〜!

フュリオサ〜!

 ところで、今読んでいる『木曜殺人クラブ 二度死んだ男』というミステリに、こういうくだりがあるのです。

 「どの建物にもエレベーターがあるが、エリザベスは可能な限り、階段を使っている。階段は腰と膝の柔軟性を保つのに役立つ。それに、ドアが開いたときにエレベーターの中の人間を殺すのはとても簡単だ。どこにも逃げられない、隠れるところもない、しかも、ピンポンという音で到着まで教えてくれる」

(リチャード・オスマン『木曜殺人クラブ 二度死んだ男』羽田詩津子訳より)

 私、感銘を受けまして、今日は 2 階の受付から 8 階のシアターまで階段を歩いて登ったり、帰りもかつーんかつーんと歩いて降りたりしました。

 だから今夜はすごくよく眠れると思います。

 おふとんに入るのが今から楽しみです。

🎥 ちぇりおです〜 🎦




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