〜前回までのあらすじ〜
伊香保温泉にやってきた一同。長い階段にぜーはーぜーはーと息を上げる雨子の背中を押しながら着いたのは、築百年のすてきな旅館でした。
〜今回のお話〜

目が覚めるとそこは、


総檜造り四階建てのお城でした。こんなところに泊まったのですねえ。

朝ごはんとっても豪華でおいしかったです。


すっごく名残惜しかったけど、バスの時間もあったので「ばいばい、また来るからね」と挨拶して横手館を後にしました。
その直後、横手館そばのおまんじゅうやさん、勝月堂で、蒸かしたての「湯の花まんじゅう」を食べました。

これがどうしても全世界にお伝えしなければならないほどのおいしさでした。こんなにおいしい温泉饅頭は、ざべすははじめてで、「あちち」と「おいしい」を繰り替えしながら食べて、食べ終えたあとは胸の辺りが物理的にぽかぽかとして、しみじみ、「ああ、おいしかった」と思いました。

ばいばい、伊香保温泉。また来るからね。

実はこの前日、水沢観音からバスに乗って伊香保温泉にやってくる途中で、おっきなお寺がバスの窓から見えて、「あれはなに」と一同騒然としたのです。この日は物好きなことに、もう一度そこに戻ってみようという趣向でした。
そしてやって参りました。

雨子はもう何も言いませんでした。





ここは佛光山法水寺といって、臨済宗系の一派だそうです。総本山は台湾にあるそうで、そこここで台湾の言葉が聞こえてきました。
中はひろびろとしていて、

お勤めの時間だというので始まるのかなと思って待っていたら、観光客と尼さんの談笑が延々続いたり、藍染め教室の発表会ではお師匠さんらしき方に生徒さんが抱きついてびっくりさせていたり、全体にのびのびした感じでした。

タピオカゼリーなどもいただけるカフェがあり、すこしゆっくりしました。


敷地には鍾乳石がぽこん、ぽこんと立っていて、異世界のような雰囲気です。



不思議な気持ちになりました。修行僧の方たちが台湾からここまできて、言葉も違うところで毎日毎日お勤めして、こうしてこの空間を維持しているのだと思うと、ざべすはほんとうに、いつもと全然違うところに来たのだなあと思いました。

ここから 30 分くらい歩くとグリーン牧場という動物がいっぱいいるところに行けるのですが、土地勘のないところでの 30 分は 1 時間にも感じるかもしれないと判断し、バスでぴゅっと移動しました。すぐ着きました。

どうぶつさん、いっぱいいました。








どうぶつのみなさんとふれあおうとするたび、おかねをようきゅうされたので、ざべすたちはひろうがちくせきしました。
そんなとき、ふとみるとそこには、


アンディ・ウォーホールさんのサイン付きおっきなスープ缶です! さらにはなにやら、不思議な物体が

原美術館です。
なかに入ると、4つも展示室があって、お部屋ごとに展示がすっごく凝っていて、おもしろかったです。建物もすてきで、

歩くだけでもなにやらわくわくしました。






よくわかりませんでした!
でも、よくわからないものが広々としたところに点在しているのはおもしろかったです。
こうしてざべすたちは伊香保温泉周辺で遊べるだけ遊んで帰路につきました。

予約してある特急がホームに入ってきたときはすこし寂しかったです。

ばいばい伊香保温泉、ばいばい群馬。また来るからね。手を振って、いよいよお別れです。

雨子の好物、堅あげポテトチップスを食べながらも、ざべすはほんとうに一泊しかしなかったのか、と不思議な気持ちになりました。渋川駅に到着したものの、どのバスに乗ればいいか迷って駅の人に尋ねたら、ものすごく流暢にさらさらと多くの情報を提示してくださって驚いたのは、あれはほんとうに前日のことなのでしょうか。たったの一日前という気が全然しませんでした。
それくらい、ぎゅうぎゅうに遊んで、たっぷりとした伊香保旅行でした。

🐑 おわり 🐐