紹介します、とやまちゃんです。
とやまちゃんは富山出身です。だから、この夏の旅行先が黒部に決まってから、ずっとうきうきして、「富山の土に植わってくる」と繰り返していました。

〜これまでのあらすじ〜
さまざまなドラマを経て北陸新幹線で黒部宇奈月温泉駅に到着しました。そしたら太陽がまぶしくて、とってもきれいなやまなみが広がっているのでした。ここからトロッコに乗るのかなと思ったら、もう一勝負あって、ここで富山地方鉄道に乗り換えて、宇奈月温泉駅に行かなければいけませんでした。北陸新幹線が示している「黒部宇奈月温泉」は「黒部宇奈月温泉方面」的な広い意味の言葉で、富山地方鉄道の「宇奈月温泉」がほんとうの宇奈月温泉であるようです。

富山地方鉄道はかわいい車両に乗って、かわいい駅をわたって行くので、ざべすは好きだと思いました。



車両をわしゃわしゃと植物になでられながら、単線の上を行くのも楽しかったです。

この宇奈月温泉駅から 200 m くらい早足で歩くと、いよいよトロッコの乗り場です。昔は「妖怪が出る」と言われたほど奥深く、攻略は不可能と言われた黒部渓谷をこのオレンジ色のトロッコ列車で参ります。

しゅっぱーつ。

びゅお〜と迫り来る向かい風を浴びて、久しぶりに「すずしい!!」と思いました。

カーヴでは相当大きな、きゅいきゅいきゅいきゅいきゅいという摩擦音が聞こえるので、大きな音が苦手な方は耳栓をしてもよいかもしれません。
びゅお〜と風を浴び、きゅいきゅいきゅいと線路の上を渡りながら見るのは、山の中を流れる黒部川と、その高低差を利用した水力発電用のダムです。


とっても人間が入り込めないようなところに人が入れるようにして、資材と人と時間をたくさん投じてダムと発電所をつくったのだそうです。うんと時間をかけてつくったこの線路の上を、ざべすたちは今、わずか一時間半ほどで欅平というところまでやってきました。
感無量です。
欅平は遊歩道が充実していて、見どころ満載です。川を見ながら整備された道を歩くだけで楽しいのですが、そこにさらに、人喰岩というものがあるのです。

まるで、絵の上手な人が描いたみたいな色の岩です。


すごいところだなあと思いつつ、

元気に歩いていると、温泉にたどりつきました。

露天風呂があるので、行ってみることにしました。宿泊や食事もできるようで、お客さんでにぎわっていました。山のなかの露天風呂はお湯も風もきもちがよくて、お風呂からあがると体が軽くなっていて、どこまでも歩けるような気がしました。



うわあ、うわあと言っているうちに、山を下りる時間になりました。
うっかりごはんを食べ損ねたまま電車に乗る時間になったので、ざべすたちはチップスターをいっしょけんめい、ぱくぱくごくごくと食べて、あわてて電車に乗ったのです。駅そばを食べ損ねたのは残念だったけれど、夜はごちそうを食べようねと約束して山をおりました。




これがざべすたちを乗せてくれたトロッコの姿です。

トロッコが渡った橋は「新山彦橋」と呼ばれる新しい橋で、元々使っていた古い橋が遊歩道として整備されて歩いて渡れるようになっていますよ、と室井滋さんによるアナウンスがあったので、行ってみました。

昔はここをトロッコ列車が通ったのですね。この遊歩道から、現在トロッコが使用中の橋が見えます。


もう一本、近くに橋があり、そこを渡ってみると、

そこから新旧の山彦橋が一度に見わたせます。


やまびこ遊歩道にもどりまして、電源開発時代に使用していたトンネルのなかを歩きます。

壁がつるっとしていなくて、昔の作業跡を想像させてくれます。

あっ、山彦橋が見えます!


ところで、トロッコ電車はお客さんだけでなく、作業員の方々も運んでいるのですが、それが冬にはお休みになります。でも、冬季もダムと発電所は動いています。そしたら作業員の方はどうするのでしょう。なんと、歩いて行くのですって!!

その、冬季歩道がこちらです。ピントは合っていない(歩きながらシャッターを押したため)のですが、貼ります。

今歩いた冬季歩道外観。


ふぁ〜〜〜。
いろいろとびっくりしました〜〜〜。

トロッコに乗る前は、雨子の強い意向、情熱にいささかおののき、「雨が降ったらやだもん」とざべすは主張していたのですが、これは確かに多少雨でも乗るべきでした。乗ってる間おもしろく、その前後もおもしろく、おもしろさ満載でした。山や川が好きな人も、巨大建築物が好きな人も、ただ風に吹かれたい人も、きっとみなさんご満足いただけると思います。秋になったら紅葉も見事だそうですし。

以上です。