コノスル ビシクレタ レゼルバ シラー
たまに、原点に戻ってみたい気分になることもある。そんな気持ちで久しぶりにトライするのは、コノ・スルの一番安いシラー。ここのシラーって確かけっこうおいしかったんだよね、熟成しないシラーとして割り切って飲むぶんには当然コスパ高く、実は飲んで楽しい。やってみましょう。
まず見た目。なんだか青々しくて不透明なワインレッドだ。ここまで不透明かつ青々しい赤ワインは久しぶりだ。赤ワイン全体のなかでみれば相当カラースペクトルが青色寄りの部類。香りは、昭和時代にはどこの家にもあった梅干しを漬けてある壷みたいな香りがぷんぷんする。
口をつけてみると、その香りにふさわしいツーンとした果実味。タンニンはほどほど、苦みを伴った豊かな果実味にはプラムとプルーンの間みたいな雰囲気がある。ちょっと甘味が強いかもしれないが、それを押し隠すほど果実味はもうもうと豊かで、濃縮ジュースめいてさえいる。旧世界の赤ワインに比べると押し出しが強すぎるきらいはあるけど、今日は、そういうワインが欲しかったんでバッチリ狙いどおり。ワインの温度が室温になってくるにつれて、つんけんした雰囲気もなくなってきて、いやあ、うまいじゃないか。こんなワインがこんな価格で手に入るのは素晴らしいことですね。いいなあ、お手頃チリワイン。今年はもう少し飲んでみようかなあなどと思いました。