デル スール カルメネール 2023 ヴィカール
このワインは、お手頃価格のチリ産カルメネール。カルメネールはお手頃価格な美味しいワインが多いので、平日デイリーとしては頼もしい品種。張り切っていきましょう。
品種がカルメネールということで、ボルドーグラスに注ぐ。色合いは非常に暗いワインレッド。完全に黒というわけではなく、ピンクがかった蛍光色のようなトーンもかすかに感じられる。グラスの辺縁の色調もしっかりしている。
香りの第一印象はプラム。それも、フレッシュなものというより梅干しを漬けた壺のような雰囲気があり、落ち着いた印象だ。ただ、カルメネールによくある鉛筆の芯のようなグラファイト香や、ミントっぽい雰囲気は控えめで、フルーツ主体の香りが際立っている。しつこく香りを確認すると、ジャムのような甘やかさも奥の方から漂ってくる。
いよいよ口に含んでみると、ここで、鉛筆のような香りがしっかり顔を出す。口につける前の瞬間から鉛筆風味が広がってきて、カルメネールらしさが炸裂。うれしいですね。
味わいは、プラムっぽさにふさわしい酸味、適度な甘みがある。さらに、コーヒーやカフェオレを思わせるようなコクのある風味が口の中に広がり、ワインに厚みを与えている。タンニンはフサフサと豊かだけどけして刺々しくなく、ワイン全体として丸みを帯びていて飲みやすい。
今日の夕食はカレーライス。でもこのワインなら問題ない。しっかりした酸味とコクのある風味のおかげでカレーでもへっちゃら。価格的にもカジュアルな食事と合わせるのにちょうどいいバランスで、気軽に楽しめるカルメネールだった。今日はこういうのが欲しかったんだ!
※翌日は、鉛筆風味がちょっと衰えて普通の赤ワインになっちゃった。まずくはないけど、面白かったのは初日。まあでも、価格帯を思えば十分にやっていると思う。