ブルゴーニュ ピノ ノワール ヴィエイユ ヴィーニュ 2022
このワインは、ブルゴーニュのピノ・ノワール、赤ワイン。ただ、知っている人は知っているように、このワインはブルゴーニュの平格赤としては最低価格、かつては1200~1400円で取引されていた。現在もかなり安く、品質もだからちっともすごくない。でも、一番安いブルゴーニュ赤として、どうなのかは追いかけ続けてきた。でもこいつも高くなってきて、もう買わないかもしれない。
まず見た目。ピノ・ノワールらしい、キラキラと光る真っ赤な液体だ。透明度はもちろん高い。香りは、あまりわからないなぁ。大振りのブルゴーニュグラスに注いでも、あんまりわからない。
口に運んでみるとあっさりした飲み心地の、甘みの少ないピノ・ノワール。でもね、このワインはこういうのでいいんですよ。このメーカーのブルゴーニュ赤として、まったくブレないつくりになっている。これに比較すると、一般的なブルゴーニュ赤でももっと愛想が良かったりあまくてふんわりした香りがしたり、飲み心地が絹のなめらかだったりするのだけど(そのかわり、値段は倍以上するだろう)、このワインにはなにひとつないのである! でも、盛った魅力を全部そぎ落とした時に現れるブルゴーニュ・ピノってこんな顔じゃないかな、と思うし、これにすら及ばないイタリア産(ピノ・ネロ)やドイツ産(シュペートブルグンダー)はあるように思う。そう、比較対象として南半球のピノ・ノワールは連想しなかった、それだけでも立派なものじゃないか。教科書をかじっているようなワインだけど、ときには教科書もいいものかもしれない。
※二日目もキラキラとしていて美しく、キュートなワインではあったのだけど、キャピタン・ガニュロのアロース・コルトン一級を相手取るとまったく歯が立たない感じで、アイドルと並べられた普通の田舎娘みたいになってしまった。さすがに力の差が大きすぎたか。