ドメーヌ・シャサーニュ モルゴン レ・リュイレール 2020
このワインは、モルゴンで作られたクリュ・ボジョレーのひとつ。モルゴンは寝かせたほうが美味いボジョレーの最たるものだけど、巨大地下室でもない限り、そんなに待っていられません。これもまだ4年しか経過していないので若飲みの感じ。でもボジョレーの季節でもあるのでやってみます。
まず見た目。ボジョレーとしてはかなり黒々としていて、透明度も低い感じだ。ボジョレーの品種・ガメイってこんなに濃かったっけ? 香りは、なかなか強烈。香料のきつい赤ワインの香りだ。それとアルカリ土類金属系のすごい香りがする。濃いなー。
口に運んでみると、はじめは穏やかな口当たりながら、しばらく経つとタンニンのきつさに驚く。ボジョレー系のなかではモルゴンはタンニンがきつくてもおかしくないけど、これは相当のもの。味にも苦みがたっぷりで、土っぽさが強烈。時折米穀店のような香りがよぎり、苦みや酸味も相まって雰囲気がありますよこれは! 安いクリュ・ボジョレーには一癖二癖問題がある品が多いけれども、これは目立った欠点もなく、なおかつモルゴンらしさもちゃんとあって良い品だと思いました。洗練をきわめているかといったら、とてもそうじゃないけど、楽しいワインには違いない。
※翌日。あれれ昨日のあの香料感はどこへ行っちゃったの? 口をつけると昨日よりも酸っぱい感が前に出ている感じで少し貧相になった。が、土っぽさ、アルカリ土類金属っぽさはなお健在で、ただのボジョレーではないですよと主張している。