ジャン・リケール シャブリ一級ヴァイヨン VV 2020
このワインは、よく知らないメーカーのシャブリ一級。シャブリの一級っていうと、なんだか細身で、骨格ばっちりしっかりで、薄味ってイメージがあり、特に若飲みだとその傾向が強いと思っている。で、こいつは2020。2020って若い!でも2020は暑いヴィンテージだから案外いけちゃったりするんだろうか。そのあたりをみてみよう。
まず色。しっかりとしたレモン色をしていてきれいだ。でもシャブリがこういう色をしていたってそんなに不自然ではない。香りはクッキーみたいな甘そうなやつが前に出てきて、ちょっとムルソーめいている。が、しばらく確かめるとやっぱり花畑みたいな爽やか系+炭酸っぽさが前に出てきた。
で、飲んでみると、意外にも肉付きがいい。同じシャルドネでも、ちょっと南のマコンめいているかもしれない。とはいえ、ミネラル感はばっちり健在で骨っぽさがあり、そこに結構肉厚な果実味が伴うようなスタイルだ。後味の酸味もまずまず長い。これは、2020のヴィンテージだからこういう作風なんじゃないか、と思ったりする。たとえばもっと寒いヴィンテージでこの一級はどんな顔をしているんだろう? フレンドリーなシャブリ一級です。