ル オー メドック ド ラグランジュ 2018
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このワインは、メドック格付け第三級のラグランジュが作っている、格下クラスのワイン。でも格下といえども2016なら、なんとかしてくれるんじゃないでしょうか。そう思っての抜栓。
ところがここでトラブルが。抜栓時にソムリエナイフで指を切ってしまったのだ。ソムリエナイフで怪我をするのはこれが初めてでびっくりしてしまった。ぼんやり扱うのは危ないんですね。
気を取り直してグラスに集中。暗く、黒っぽく、いくらか赤茶色みのあるボルドー国際品種系らしい色合いだ。香りは、梅チョコレートみがあってミントがそれに寄り添う。梅+チョコミントと感じられる一面もある。
口に運ぶと、これが思ったより酸味が強い。2016の他の連中に比べて、なんだかクラシックだ。タンニンはそう悪くないけど、すごく滑らかってほど特徴的でもない。ほどほどの苦みが、梅酸っぱさと溶け合って、その溶け合っているさまはなかなかのもの。甘味のうちには煮豆っぽさもあり、ちょっと血のニュアンスもあるよう感じられる。ボルドーの安ワインたちと比較した場合、このワインは同じぐらい紳士的であり、それでいて鉄っぽさと果実の情熱の強さでは優越していて、ワインのなりとしては、ボルゲリの赤ワインに近いような握りこぶしを感じたりする。ちょっとマッチョで笑顔の似合う紳士、といったなりだろうか。ヘモグロビンの強さと明るさをボルドーに期待するなら、これはアリかも。
※二日目はちょっと普通になっちゃったかも。落ち着きが減って情熱も減った。このあたりは格下ゆえでしょうか。