ミッシェル・ギーヤール ジュヴレ・シャンベルタン ラ・プラティエール VV [2014]
このワインは、以前に2012年モノと対峙したことのある、ジュヴレ・シャンベルタン村名格。とてつもないワインではないにせよ、ジュヴレ・シャンベルタンっぽさはちゃんとあって、良い品だったと記憶している。今回はヴィンテージが変わって2014、果たしてどんなワインが来るだろうか。
ブルゴーニュグラスに移すと、ちょっとオレンジ色~レンガ色がかったピノ・ノワール色をしている。なかなかきれいで、やたら濃くない。香りは、初手から夕張メロン・干し柿かオレンジピール・赤系果実・木材・チョコレートなどが混じり合う楽しみな展開。けっこう熟成しているんじゃないだろうか。
口に運んでみると、初手ではアセロラみたく淡い赤系果実の甘味に、バター料理めいたこってりコクとほどほどのタンニンが来て、ちょっと弱気な酸味が来た。アセロラと弱気な酸味が相まって、こじんまりとした印象を受ける。とはいえ、干し柿・レモンピール風味から口のなかに広がる雄大さというか、広がっていく感覚は前回を思い出させるものがあり、ひいてはジュヴレ・シャンベルタン系のワインにあって欲しいと願い、ほとんど願いが叶うやつではある。そうこうするうちに、梅パワーがぐわーっと沸き起こって他を圧倒する瞬間があったりして、おやおや、酸味も果実味もがんばってくれるじゃないですか、と思ったりもする。こういう顔つきの変化やスケールアップ感はやっぱりいいですね! 正直、ヴィンテージとしてはいまいちかもしれないけれどもブルピノらしさ・ジュヴレ・シャンベルタンらしさを思い出しました。こういうワインがだんだん飲めなくなってきているわけか。
※翌日は、テナーだの干し柿だのと言っていた成分は少し引っ込んで、ボーヌっぽい豊かな果実味を感じました。これも楽しかったです。