ファルネーゼ エディツィオーネ チンクエ アウトークトニ NO.09
このワインは、いつも安くて楽しいファルネーゼの、たぶん一番高い品。呑んでから調べたところでは、モンテプルチャーノ・サンジョベーゼ・プリミティーボほかをゴチャマゼにして造ってあるらしい。ボトルの大きさと重さは信じられないほどで、なんとも仰々しい。
色は、ボトルの形状に相応しい物凄い濃さの紫色、というかカシスリキュールをもうちょっと紫っぽくしたような。やや青みがかっていて、泡まで紫色という感じ。透明度は、ゼロ!ここまで遮光するワインはあまりみたことがない。
匂いのほうは、どうせ樽臭いだろうと思ったら予想通り、もうもうとしたバニラの匂いと檜の入浴剤のような匂いがメイン。その奥からオズオズと葡萄の匂いが立ちこめてくるような。口に入れてみるとと、ちょっと苦みが来たものの、あれまぁ、呑みやすく、瑞々しく、ジューシーで、酸味も程々でチェリーのような微かな甘み。ボトルも立派で匂いも樽風味だけど、中身は割と普通なモンテプルチャーノなんじゃないかという感じ。呑みやすい、おいしい、だけどそれだったらいつものファルネーゼで十分じゃん!と思ってしまう。同じ路線のワインなら、半額のカサーレ・ヴェッキオがあるじゃないか。
※翌日になって、少しばかり土臭くなってきた気がするけど、そんなに凄いというほどでもない。やっぱり同価格帯のボルゲリ、ボルドー、ブルゴーニュのほうが立派に籠もった匂いが得られるような。トータルとしては、今ひとつのパフォーマンスかと。安くておいしいファルネーゼがいいです。