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四角い部屋を丸く掃く

 「四角い部屋を丸く掃く」、それも正しいようですが、「四角な座敷を丸く掃く」について思い出したことです。

 

 「四角い部屋を丸く掃く」とは、いい加減な仕事をしているということ。あまり良いことを表す言葉ではありません。

 

 以前不動産の仕事をしている友人が言った言葉です。その友人は、賃貸不動産の紹介をしていました。いろいろなお客さんがいて大変だという話をよく聞いていましたが、その日の話は、ハウスクリーニングについてでした。

 

 友人が勤めている会社では、ハウスクリーニングを同じ業者さんに頼んでいるようで、その業者さんに対して、「四角い部屋を丸く掃くなの。四隅に誇りが溜まっているのよ。」と話していました。

 

 その時はそうなんだ、大変ねと思っていました。しかし、日常生活していると、窓を開けなくても埃が溜まります。また、家というのは不思議ですが、使わない(不在にしている)と傷みます。旅行に行く前に掃除をしていっても、家の床はさらっとしたままではありません。掃除が終わって、窓を閉めて数日の時間が経ったら、部屋の角でなくても埃はたまってしまうと思います。

 

 「四角い部屋を丸く掃く」とは、いい加減な仕事をしているということ。でも、今思えば、いい加減なことを言っていたのは友人かもしれません。

 

 と言いますのも、忙しい日が続き、久しぶりに家の中を箒で掃き、モップで吹きました。時間が空いてしまった分、塵取りにあつまる塵の量、モップにつく埃、そして、カーペットのコロコロに着くものはいつも以上でした。

 

 私はそのハウスクリーニングの業者さんはちゃんと掃除をしていたのではないかと感じました。その友人にその話をすることはないでしょうが、というよりその友達が私にそんな話をしたことは覚えていないでしょう。私もなぜこの話を覚えていたのかわかりません。そのころ引っ越しを考えていた時だったから、気になったエピソードだったのかもしれません。

 




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