3月30日に発売された『しすたれじすた』3巻の感想です。
3巻(28話まで掲載)ともなると、物語に深みが出てきますね。
ついに初ライブを果たす「しすたれじすた」。
特に今回は家族以外でアイドル活動に大きく関わるメンバーの合流も多く、物語が新しい局面に進んでいきそうです。
それでは、以下ネタバレありの感想ですので未読の方は読んでからどうぞ。
村人A子/有村栄斗という存在
第一印象としては「わりとぶっこんできたなぁ~!!」というの、正直にいってありました(笑)
なんて言ったらいいんですかね? 男の娘アイドルでいいのかな
とにかく物語にスパイスを与えてくれる、稀有なポジションですよね。
当然僕もディアリースターズの秋月 涼のことを思い出しました(古参だから)
土足キャラ、呼子真
僕は3巻まで読んで、作詞作曲家の呼子真が一番好きですね。
才能のある彼だからこそ許される、本質を突いた物言いが物語に緩急つけるのにすごい役立っていると思います。
『しすたれじすた』はアイドル(偶像)の話で、明良たち家族もその出自から
どこか「作り物」のような関係性でバランスを保っています。
破壊する者がいるからこそ、それまでの殻が破れ、見えるものが見えてくる……
そんな気配がします。
彼が書いた曲がお披露目されるのは4巻からでしょうから、しすたれじすたの2人にどんな影響を与えてくれるのかとても楽しみです。
見え始める明良が持つ顔
前述の呼子真にも「モンペ?」指摘され、明良が「うっ……」となっていますが、
3巻になって特に明良が妹たちが傷つかないようにしようと立ち回る姿、
真の言葉を借りれば「偏愛」が見受けられます。
まぁ、アンチコメントの嵐に襲われているし、自身もアイドルではないにせよ、女性性としてひどく傷ついてきた過去もあるわけですから。
仁加子も明良もお互いの事がよくわからない、わからないゆえの「大切にしたい」
という気持ち。
明良が泣きながら真に吐露する場面で語られる「大切にしたい」という想いはお互いが傷つけ合いたくないという、「やさしさ」から来ているんじゃないかな。
でも、その本当の優しさが目指すところとはきっと「受容」だと私は考えます。
この物語の根底にある、「他者から受け入れられること」これが完全に整ったとき、
家族としても、アイドルとしても次の一歩が踏み出せそうです。
……とはいえ、読者である私たちは明良の気持ちを確認しましたけど、それは仁加子には直接伝わっていないわけですから
今後、ここを発火点とした騒動が姉妹、そして家族を巻き込むことになりそうです。
その他
すいません、オビで詠嘆しているラプラス・ダークネス氏って誰?
