松本陽介先生の『モノクロのふたり』2巻の感想です。
いよいよ主人公の不動と若葉ペアが漫画を描き始めるために前に歩み始めました。
以下、既に読んだ方向けの感想ですので、未読の方はご注意を!
「漫画の描き方」って面白い
自分は漫画を描いたことは一度もないので、漫画の作り方に関しては無知なんですが、
漫画は漫画ならではの文法があって面白くなってるんだな、ってのを改めてこの『モノクロのふたり』でわかった感じがします。
物語の序盤の構成の仕方から、コマ割りの仕方、1話をどう終わらせるか……
意識して読んだことってないですよね。
作中で説明を受けると、あ、確かにそうだったかも。と気づくぐらいで。
なので、2巻では崖の上から落とすライオンのようにふるまう薔薇園先生が活躍する、10話の「壁」が一番面白かったですね。
メタ的ですけど、10話のラスト2ページの見開き(のようになっている)、右ページに放心状態の若葉と、左ページにその若葉から放たれた言葉にたじろいでしまう不動が言葉もなく電車を見送る構図も、
私たち読者に「えっ、この後どうなるの?」ってちゃんと思わせるように考えられてますよね。
11話「暗闇であがくもの」のタイトルコール(コール?)をあえて最終ページに持ってくることで、12話への場面転換をスムーズにしていて、そしてカタルシスを高めているのも「なるほどこういうことか」と思わせてくれます。
長文の世界説明が嫌われる、というのもなんか同じジャンプの何かで大爆死した漫画で読んだような……笑