シナリオ 鴨志田一先生 漫画 高木秀栄先生の『機動戦士ガンダムエイト』1巻を読みました。
ガンダムエースで連載開始時に立ち読みしたので、本屋でついに単行本になったんだね、と思って買ってみました。

ガンダム漫画には珍しく、非宇宙世紀(いわゆるアナザー、最近はオルタネイティブと呼ぶのか?)作品です。
しかも「W」や「SEED」にも繋がらない完全新作。
カドカワ気合い入ってるよなぁ。
あらすじとしては、
遺伝子操作でパワーアップし続けている人類、現在は「セブン」(7代目)が人口の大半をしめていて、主人公たちが人類として最新型の「エイト」になってます。(総人口の数%かな?)
土星ではるか昔に見つかった、太陽系外生物「マザー・スワン」の調査のため、外宇宙に進出するで〜と探査船「アトランティス」が出航。
しかし、このままじゃ「エイト」に覇権を取って代わられちゃう! と思ったテロリスト集団「7つの誓い」に船が襲われて……?
こんな感じですかね。
みなさん読んで思ったと思うんですが、
「果たしてこれ、ガンダムである必要はあるのか?」って気になりますよね?
作品として面白かったか
ガンダムとして面白かったか
2段に分けて感想を述べていきたいと思います。
作品として面白かったか
1巻の段階では、SFものとしてちゃんと面白かったです。
遺伝子操作された人類というのもSFでお決まりな導入でよきです。
外宇宙に出ていく理由もちゃんと用意されてますし、
対立軸を「世代」に持ってきたのもなかなか考えられてるなと感じました。
同じ人間だけどベース能力が違う。これは確かに格差に繋がっていくだろうと感じさせますよね。
キャラクターも遺伝子操作された感を感じさせる雰囲気を持つ(綾波レイから連なるあれです)主人公「ナオミ」と
ダンサー(アイドル)のヒロイン「ラサラ」、
主人公の仲間で二枚目の「レオン」と
役者もちゃんと揃ってます。
ただ、戦闘用ロボット(ガンダムなのでモビルスーツ)がいる理由については触れられてなかったのが個人的には惜しいなと思ったところ。
ガンダムとして面白かったか
……「ガンダム」の悲しい性だと思うんですけど、「Vガンダム」と一緒で、
いきなりピンチ! ガンダムで状況打破! なぜこんな事態になったかというと……
で1話終わるんすよね。これ絶対良くないと思う。
※1話は試し読みできるので、コチラから
主役機を1話で出さないと商業的にダメなんだ!っていうある種の大人の事情はわからなくもないんですけど、
もしそうだったら、完全オリジナルのガンダム作品自体がが商業的にどうなんだ? って思いません?
(だからみんな無理やり宇宙世紀作品として詰め込んでるわけで)
「やるぜ完全新作ガンダム、魅せるぜ読者」って気概を持ってやってほしいです。
これだけ娯楽に溢れてる昨今、流行歌もいきなりサビから入らないとすぐに飽きられちゃう、と聞いたことはありますけど。
そうはいってもガンダムっすよ? しかも過去作品の借景なしでやってるわけですから。
ガンダムオタクとして有名になりすぎた防御策「1話で絶対ガンダム出して大活躍させる」なんか適当に済ませてる、
ぶっ飛んでる『ガンダムSEQUEL』を見習ってくれ、と言いたい。
これは1読者かつ、1ガノタとしての思いですが
完全新作ならちゃんとカドカワも盛り上げてほしいし、『Gジェネ』とか『エクバ』(呼び方もう古いかもしれんけど)
といったようなガンダムお祭りゲーにも参加するぞ、ってぐらいの気持ちを入れてやってほしいです。
なんなら始まった瞬間から『スパロボ』にでてほしいとさえ思っている笑
やっぱり僕らはガンダムにいつでも飢えているし、
むりやり宇宙世紀にねじ込んだオーバースペックなモビルスーツよりも、
しがらみにとらわれずに立ち振る舞えるガンダムを求めています。