「うまく言葉にできない」がなくなる 言語化大全(著:山口拓朗)
の感想です。
23年11月に初版で、私が6月中旬に買ったのは24年4月、第8版でした。
【一言で言うと】
伝えたいことがあったときは、「具体化」を意識、5W3Hの型をはめて苦手意識を殴ろう
【なぜ読もうと思ったか】
転職して、新たな経験を積むことが多くなりました。
「(事象について)どうだった?」と尋ねられることが多くなったのですが、
言葉に詰まる、うまい表現が出てこない……
など、「言語化ができてないのでは…」とモヤモヤすることが短期間のうちに重なることがありまして。
【誰に読んでもらいたいか】
「報告」が求められるようになった新社会人
自分のように新しい環境にダイブしたての人
【特に参考になったところ①】
働く上で「報告」することからは逃げられないが、自分の言葉をカタにはめて出力するトレーニングをするようになると、
「カタにはめられていない」=「報告として準備不足な部分がある」
と具体的にわかるようになるので、言葉にできないモヤモヤ感を消しやすくなる。
これを「言語化大全」では、
具体化=言葉の解像度を上げる と表現してます。
その一つとして、5W3H(いつ、どこ、だれ、なに、なぜ・どのように、どれぐらい
いくら)を意識する というのが報告としてあります。
ヘンに言葉を作り出してうまいこと言えないぐらい
この、カタにはめて求められる情報の出力や成果を一定の品質に保つ。
というのは今回の言語化、とは少し異なりますが、
今まで仕事で成果を上げてきた自身の仕事の方法とも共通することがあります。
新人さんのジョブトレをした際に、電話に出るようになってもらおう、というミッションに対して、
「誰からの問い合わせ」、「要件は次のうちどれか」、「会員番号はいくつか」等をフォーマットとして記載した電話メモを作成し、渡していました。
その電話メモを埋めていくように問い合わせ者から情報を聞き取ればいいようにすればいいわけですから、わたわたせずにすぐに電話に出てもらえるようになりました。
(私が教えた新人さんはシゴデキだったので、すぐにメモを使わなくても電話対応できるようになりましたが……笑)
【特に参考になったところ②】
本の後半に巻末特典として、言語化見本手帳 という章が設けられています。
この本に書かれていたテクニックが見本と共に載っていて、検索や復習に便利です。
『独学大全』以降、「大全」を名乗る本が無限に出ていますが、こうやってテクニックが簡潔にまとめられていると便利というか、また見返したいなと思います。
【その他】
どちらかというと仕事として文章での報告が求められていると自覚がある人向けかなと感じました。
どちらかというと、「話す」ベースのテクニックよりも「書く」テクニックのほうが取り上げられていたかな。
けれども実際のところ、話だけ求められて文章での報告は必要ない、なんて人はラジオDJぐらいだと思いますし、
自身の中での「言語化」がうまくいかないんだよな、と思っている人は「話す」も「書く」もある程度苦手意識があると思うので、
具体化 を意識することはどちらにせよ役立つ、という気持ちでいたほうがよいかもしれません。