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エメラルド春の号2025『世界一初恋』感想

2025年8月29日追記

夏の号2025の感想は、この記事の一番下です!

 

4月30日にエメラルド春の号が発売されました!

今回は高律が表紙なのですが、両手を繋いで向かい合っているのがとっても恋人っぽい……!

 

表紙のキャッチコピーも素敵でした。

2024春の号『恋に堕ちるまで ついに0日。』

2024冬の号『恋が始まる1日目』

2025春の号『結婚、しようか?』

直近は上記のとおり変遷しているのですが、春の号で一気に距離を詰めてきた感じがします。

高律は早く結婚してくれ。

ちなみに、2024春の号も高律表紙だったのですが、その時は「ようやく恋人になって穏やかな表情を浮かべる二人」みたいなイラストでした。

今回は「まだどきどきするけど、恋人同士であることに自覚的な律っちゃん」と「そんな律っちゃんの可愛さに自慢げな高野さん」みたいな感じで、(現実世界において)一年経って関係性が甘く変化しているのが伝わってきます。

 

表紙だけで期待大!!

ということで、以下ネタバレ感想です。未読の方はご注意を!

 

pisuke9190.hatenablog.com

 

 

  • KADOKAWA

 

 

今回は小野寺律の場合NO.40でした。

前回のNO.39は、エメラルド表紙のとおり告白翌日(1日目)のお話でした。

再び恋人になって、そのはじめの一歩という感じのストーリーでしたが、今回はそこから数日後のお話。

 

0日以前、以降ともに共通しているのは『二人とも大人になったものの、高校時代の初恋に囚われている』ということです。

NO.39にて、高野さんも「付き合うとはどうしたら良いのか?」悩んでいると知り、律と同じ気持ちを抱いていたと知りました。

高校時代の破局の原因は、『高野さんも律のことが好きだと気づかなかった』ことによるすれ違いですから、NO.39でそれを乗り越えたことになります。

 

そして今回。

好きだと伝えたけど、交際については全く言及していなかったことに気づいてしまった律っちゃんが、『事実上』の恋人ではあるけれど、『双方合意の上』での恋人でないことに不安を覚えて……というストーリーです。

NO.38を読み返したら、確かに「付き合ってください」的なやりとりしてないんですよね。律っちゃん、声に出して4回も「好き」って言ってるのに!そういうところだぞ高律!

 

さて、再び恋人になった二人は、これまでのあれこれを色々とやり直しをしようとするわけですが、今回そのメインとなるのが『告白』です。

「俺とつき合いたいの?」

というセリフから始まる本編36ページ4コマ目〜38ページにかけてのシーン。

これは小野寺律の場合NO.2.5にて描写された、嵯峨律の告白シーンのやり直しです。(1巻165ページ)

まずは37ページ。

1コマ目は律っちゃんの表情が描かれていないのですが、3コマ目の律っちゃんのセリフがNO.2.5とほぼ同じで、尚且つ、同コマの「全っ然変わってねーな」という高野さんのセリフから、NO.2.5の織田律のように顔を真っ赤にしていたことがわかります。

高野さんは、高校時代の織田律がどれだけ嵯峨先輩のことを好きだったのか身をもって知っているわけですから、再び付き合い始めた律も同じだけの気持ちを持っているのだとしっかり実感したことでしょう。

そして38ページ。

「いいけど 俺はつき合っても」と高野さんのセリフがあり、NO.2.5のやり直しはこれで終わり……と思いきや、ページをめくって唸りました。

39ページ目。

1コマ目で、律っちゃんは「はい…………」と返事しているんです。

NO.2.5では、165ページ5コマ目で「いいけど? 俺はつき合っても」と嵯峨先輩が言った後、織田律の返事についての描写がありません。ここが尾を引いて、結果的にNO.1(1巻62ページ6コマ目)の「…俺たち つき合ってる…んですよね?」に繋がるわけです。破局のきっかけです。

それをきちんとやり直したので、NO.40にしてようやく、二人はちゃんと告白し、お付き合いに至ったんです!!!

 

高校時代の初恋に囚われていた二人が、過去を上書きするように乗り越えて、ようやく前に進めたような気がします。

上書き、という言葉を使いましたが、決してネガティブな意味ではありません。二人にとって、高校時代の出来事は辛くても尊いものだったはずで、だからこそ、もう一度やり直しているのだと思います。

もしNO.2.5の記憶が嫌なものとして残っていたのなら、わざわざ再現するのではなく、その記憶を掻き消すくらい異なるセリフ・シーンになっているはずですから。

 

0日も本当に素晴らしかったんですが、今回も本当に素敵なお話でした。

次に高律が描かれるとき、二人がどんな恋人になっているか楽しみでなりません。

 

 

 

 

 

 

 

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